【27卒】三井物産のインターン内容とは?日程や選考内容、選考対策も紹介

総合商社のトップ企業として、就活生から絶大な人気を誇る三井物産。そのインターンシップは、本選考への登竜門とも言われ、毎年多くの優秀な学生が挑戦します。




そんな疑問を持つ27卒のあなたに向けて、この記事では三井物産の秋冬インターンに焦点を当て、その内容から難易度の高い選考フロー、そして具体的な対策方法までを徹底的に解説します。
本記事を読んで万全の準備を整え、三井物産への第一歩を踏み出しましょう。
三井物産の基本情報


三井物産は、三菱商事、伊藤忠商事、住友商事、丸紅と並ぶ「五大商社」の一つであり、日本を代表する総合商社です。全世界に広がる拠点網とネットワークを活かし、トレーディング(輸出入)から事業投資、事業経営まで、極めて多岐にわたるビジネスを展開しています。
三井物産の事業セグメント
- 金属資源
- エネルギー
- 機械・インフラ
- 化学品
- 鉄鋼製品
- 生活産業
- 次世代・機能推進
特に「金属資源(鉄鉱石や銅など)」や「エネルギー(LNG:液化天然ガスなど)」の分野で圧倒的な強みを持つことが特徴です。
そんな三井物産が求める人物像のキーワードは「挑戦・共創・誠実・変化」です。単に優秀なだけでなく、困難な状況でも主体的に考え、多様なバックグラウンドを持つ仲間を巻き込みながら、粘り強く新たな価値を創造できる「多様な強い個」が求められています。
※参考『求める人物像|採用サイト』
三井物産のインターンに参加するメリットとは?


三井物産のインターンは非常に高難易度ですが、参加することで得られるメリットは計り知れません。特に以下の2点は、あなたの就職活動に大きな影響を与えるでしょう。
本選考での優遇(早期選考ルート)
最大のメリットは、本選考において優遇を受けられる可能性が高いことです。
インターンシップで高い評価を得た参加者は、通常の選考とは別ルートの「早期選考」に招待されるケースが過去に多く報告されています。具体的には、「本選考の一次面接が免除される」「早い段階で次の選考ステップに進める」といったものです。
本選考の倍率も極めて高い三井物産において、このアドバンテージは非常に大きく、内定獲得に直結すると言っても過言ではありません。
リアルなビジネスを通じた深い企業・業務理解
総合商社のビジネスは非常にスケールが大きく、抽象的で分かりにくい側面があります。「結局、商社パーソンは何をしているのか?」を具体的にイメージするのは難しいものです。
インターンでは、社員が実際に向き合っているようなビジネス課題に取り組むグループワークが用意されています。現場で活躍する社員から直接フィードバックをもらうことで、商社ビジネスのリアルな面白さや難しさ、そして三井物産の社風を肌で感じることができます。
三井物産のインターン日程と概要


この記事の執筆時点(2025年9月)では、27卒向けの秋冬インターンの詳細な募集要項は発表されていません。
ここでは、26卒向け(2024年度実施)の実績に基づき、27卒向けインターンの内容を予測します。募集が開始されたら、必ず三井物産の採用マイページで最新情報を確認してください。
インターン開催時期と実施形式(26卒実績ベース)
26卒向けの「Winter Internship」は、大きく分けて2種類のプログラムが実施されました。27卒向けも同様の形式になる可能性が高いと予想されます。
プログラム名 | 開催時期(26卒実績) | 形式 | 期間 |
1Day Workshop | 2024年12月~1月 | オンライン | 1日 |
Business Internship | 2025年1月~2月 | 対面(東京本店) | 複数日(例:5日間) |
※26卒の実績に基づく予測
秋冬インターンでは、オンラインで気軽に参加できる1Dayのものと、東京本店で数日間にわたり深くビジネスを体感する対面型のものの両方が用意される可能性が高いでしょう。
インターン実施コース(26卒実績ベース)
26卒向けでは、全学部全学科対象のビジネス体感コースのほか、DX(デジタル・トランスフォーメーション)に特化したコースや、法務・財務などの専門分野に関するコースも設定されました。
27卒でも、総合商社の幅広いビジネスフィールドをカバーする複数のコースが用意されると予想されます。自分の興味や専門性に合ったコースを選びましょう。
過去のインターン内容
特に数日間にわたる対面型のインターン(Business Internship)では、新規事業立案のグループワークがメインとなることが多いようです。
過去の参加者の体験談によれば、「特定の新興国において、三井物産のアセット(強み)を活かしてどのような新規ビジネスを立ち上げるか」といった壮大なテーマが与えられます。
単にアイデアを出すだけでなく、事業の収益性、社会課題の解決、実現可能性などを深く掘り下げ、最終日には役員クラスの社員に対してプレゼンテーションを行います。社員からのフィードバックも非常に手厚く、商社パーソンに求められる思考プロセスを徹底的に学ぶことができます。


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三井物産のインターンにおける選考フロー


三井物産のインターンは、本選考と同様かそれ以上に「狭き門」です。選考を突破するには入念な準備が不可欠です。
26卒実績に基づく一般的な選考フローは以下の通りです。
- ES(エントリーシート)提出
- Webテスト受検
- 面接(動画選考やWeb/対面面接。複数回の場合あり)
※応募するコースによって、選考内容が一部異なる可能性があります。
三井物産のインターン倍率は?
インターンの倍率は公式には発表されていません。しかし、国内トップクラスの就活生が数万人単位で応募すると予想されるため、その倍率はサマー・秋冬ともに非常に高いことは間違いありません。
一部の就活情報サイトでは「30倍~50倍以上」とも言われていますが、これはあくまで推定値です。数字に惑わされず、「非常に優秀な学生層との厳しい戦いになる」という認識を持ち、万全の対策を講じることが重要です。
選考①:ES(自分史)
三井物産のES選考で最大の特徴は「自分史」の提出を求められることです。これは単なる自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)とは異なり、あなたのこれまでの人生を深く掘り下げる設問です。
<過去の設問例>
- 「これまでの人生(小学校~現在)において、あなたが最も大切にしてきた価値観や信念が形成されるきっかけとなった経験を、最大3つまで挙げてください。それぞれ当時の状況やあなたの思考・行動が分かるように具体的に記述してください。」
- 「あなたの人生における最大の挑戦(または挫折)と、それをどう乗り越えたかを教えてください。」
<「自分史」対策のポイント>
- 徹底的な自己分析
まずは自分の過去を時系列で棚卸しする必要があります。「なぜあの時、あちらの道を選んだのか?」「何に喜びを感じ、何に苦しんだのか」を徹底的に深掘りしましょう。(自己分析のやり方に不安がある方は、こちらの記事も参考にしてください。) - 一貫性のあるストーリー
単発の「すごい経験」をアピールする場ではありません。エピソードを通じて、あなたの核となる「価値観」や「行動原理」が一貫していることを示すことが重要です。 - 「なぜ」の具体化
評価者が見ているのは、経験の成果(結果)そのものよりも、そのプロセスにおける「思考」です。「なぜその行動を取ったのか」「困難に直面した時、何を考えどう動いたのか」を具体的に記述しましょう。 - 求める人物像との接続
あなたの価値観が、三井物産の求める人物像(挑戦、創造、主体性、巻き込む力)とどのように結びつくのかを、ES全体を通じて伝えることを意識してください。
選考②:Webテスト形式とボーダー
ESと同時に、Webテストの受検が求められます。
- 形式: 玉手箱またはC-GAB(玉手箱のテストセンター版と同様の形式)である可能性が極めて高いです。
- 内容: 計数、言語、英語、性格。特に計数は独特の形式であり、時間配分が鍵となります。
- ボーダー: 総合商社のボーダーは全業界の中でもトップクラスに高いと言われています。インターン選考も同様で、最低でも正答率8割以上は目指したいところです。
対策は「習うより慣れろ」です。市販の玉手箱・C-GABの対策本を1冊購入し、何周も繰り返し解いて出題形式と時間配分に完璧に慣れておきましょう。
選考③:面接(ケース面接含む)
Webテストを通過すると、面接選考に進みます。形式はコースによって異なり、動画選考や、社員とのWeb/対面面接(1~2回)が実施されます。
<通常の質問>
面接では、提出した「自分史(ES)」の内容を徹底的に深掘りされます。
- 「なぜその経験で、そのような決断をしたのですか?」
- 「その困難を乗り越える上で、一番の障壁は何でしたか?」
- 「その経験は、今のあなたにどう活きていますか?」
自分の言葉で、論理的に、そして熱意をもって回答できるよう準備してください。
<ケース面接>
三井物産の選考(インターン・本選考ともに)で特徴的なのが「ケース面接」が課されることがある点です。これは、特定のテーマについてその場で考え、自分の意見を発表する形式の面接です。
<過去のテーマ例>
- 「日本の食料自給率を上げるための施策を考えてください」
- 「アフリカの特定の国で、三井物産が新たに取り組むべきビジネスは?」
- 「日本の出生率を改善する方法を提案してください」
ここで見られているのは、奇抜なアイデアではなく、「論理的思考力」です。「課題をどう特定し(課題設定)」「どのような打ち手を(MECEに)考え」「その中でどれを優先するか(根拠)」という思考のプロセスが評価されます。
日頃からニュースや新聞を読み、社会課題に対して「自分ならどうするか」と考える癖をつけておきましょう。
三井物産のインターン選考対策方法


これまで見てきたように、三井物産のインターン選考は「自分史(深い自己分析)」と「ケース面接(論理的思考力)」という、一朝一夕では対策が難しい2つの大きな壁があります。
特に自分史は、一人で作成すると独りよがりな内容になりがちです。また、ケース面接も独学では「思考の癖」を修正するのが困難です。
私たち「Abuild就活」では、総合商社をはじめとする難関企業の内定獲得に向けて、徹底した自己分析のサポートから、ロジカルシンキング、ケース面接のトレーニングまで、プロのコーチがマンツーマンで伴走します。最短距離で対策を進めたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
三井物産のインターンと同業種のおすすめ併願先は?


総合商社は、三井物産以外にも魅力的な企業が多く存在します。各社のインターンに併願参加することで、ビジネスモデルの違いや、何よりも「社風」の違いを肌で感じることができ、「なぜ三井物産なのか」という志望動機を深める上で非常に有効です。
三菱商事
「組織の三菱」と呼ばれ、三井物産と双璧をなす業界のリーディングカンパニー。特にLNG(天然ガス)分野や生活産業分野(例:ローソン)などでも強みを持ちます。両社のインターンに参加し、その違いを比較することは必須と言えます。
伊藤忠商事
「非資源分野」、特に生活消費関連(繊維、食料、住生活など)で圧倒的な強みを持つ商社です。資源分野に強みを持つ三井物産とは対照的な事業ポートフォリオを持つため、併願することで商社ビジネスの幅広さを理解できます。
住友商事
堅実な経営基盤のもと、メディア事業やインフラ事業など多角的なポートフォリオを持つ商社です。社員の雰囲気やワークの進め方など、三井物産との「カラー」の違いを感じるために最適な併願先の一つです。
丸紅
電力事業や穀物分野(ガビロン)などで世界的なプレゼンスを誇ります。グローバルな社会課題の解決に取り組むインターンプログラムも多く、三井物産と共通する「挑戦」のフィールドを比較検討できます。
外資系コンサルティングファーム
異業種ですが、外資系コンサル(PwC、デロイト、アクセンチュアなど)との併願も強く推奨します。なぜなら、コンサルの選考で必須となる「ケース面接」の対策が、そのまま三井物産の選考対策にも直結するからです。ビジネスの課題解決という共通点と、事業投資(商社)と戦略提言(コンサル)という違いを理解することは、キャリア選択の軸を明確にする上でも役立ちます。
まとめ
三井物産の秋冬インターンシップは、本選考への優遇も期待できる、27卒の就活生にとって極めて重要な機会です。
しかし、その選考は「自分史」という徹底した自己分析と、「ケース面接」という高度な論理的思考力が求められる、国内最難関レベルのものです。
この記事で解説したポイントを参考に、今すぐに自己分析と業界研究をスタートし、万全の準備で三井物産のインターン選考に挑んでください。あなたの「挑戦」を応援しています。
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