【大手9選!】おすすめの大手コンサル企業一覧!内定を勝ち取る特別対策も解説
大手コンサルは就活生から圧倒的人気のある業界である一方、ライバルも多く求められるスキルがハイレベルなこともありかなり就職難易度の高い業界となっています。
そこで本記事ではコンサルという仕事の概要やメリットデメリット、おすすめの大手コンサル企業一覧を解説します!
コンサル業界の知識がゼロの状態から内定獲得を目指したい学生は、ぜひ最後までチェックしてください。
そもそもコンサルってどんな仕事?
まずはコンサルではどのような仕事をするのか、事業内容やビジネスモデルを紹介します。
事業内容
コンサルは、多種多様な業界や領域に向けてコンサルティングサービスを提供する企業です。
戦略立案から業務改善、ITやDXの導入支援、財務アドバイザーなど、幅広い分野でクライアントの課題解決をサポートしています。
クライアントが求めている以上の結果を出す必要があるため、コンサルタントには一定以上のスキルや知識、問題解決能力が求められます。
業務内容はかなりハードですが、高年収が目指せるだけでなくほかの職業では味わえないやりがい・達成感を感じられるでしょう。
ビジネスモデル
企業のさまざまな課題に対して、包括的なサポートを提供するのが主なビジネスモデルです。
戦略立案から業務改善、システム構築、人材育成、さらにはグローバル戦略に至るまで、企業の上流から下流まで幅広くサポート
コンサルは顧客にコンサルタントを派遣してコンサルティングフィーを得るシステムです。
このフィーは「人数×期間」で計算されるため、人材を提供する「人月商売」と言われるモデルでもあります。
組織形態
コンサルティングファームの組織形態は、「業界別」と「機能別」に分けられます。
業界別の形態では、製造・金融・公共といった特定の「業界」に特化したコンサルティングを提供しています。
それに対して機能別の形態は戦略・人事・システム導入など特定の「機能」に専門性のあるスペシャリストが派遣されます。
種類
コンサルティングファームは、主に以下の6種類に分けられます。
種類 | 説明 | 企業例 |
---|---|---|
戦略系 | 顧客企業が抱える課題を解決するための戦略を考案しアドバイスを行う | マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストンコンサルティンググループ |
総合系 |
業務は多岐にわたり「業界別」と「機能別」チームに分類される |
デロイトトーマツコンサルティン、KPMGコンサルティング |
財務系 | M&A支援や企業再生支援など、財務に関する課題解決に特化している | PwCアドバイザリー、EYストラテジー・アンド・コンサルティング |
人事系 | 給与制度の設計・調査、評価制度の改革、確定拠出型年金や退職給付制度など福利厚生の導入・改革を提供する | マーサージャパン、パーソル総合研究所 |
医療系 | 病院・診療所・介護施設などヘルスケア業界に向けてM&A・戦略構築・資金調達実行・IT化の支援などを提供する | メディヴァ、グローバルヘルスコンサルティング |
再生系 |
経営不振で苦しむ企業の再生支援に特化している | アリックスパートナーズ、株式会社経営共創基盤 |
厳選9選!おすすめの大手コンサル企業一覧
それでは、新卒就活生におすすめの大手コンサル企業9選を一覧でご紹介します。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
1926年にシカゴ大学経営学部教授のジェームズ・O・マッキンゼーが設立した、アメリカに本社のある大手コンサルです。
世界65ヶ国、130拠点に30,000人以上のコンサルタントを抱え、世界トップの戦略コンサルティングファームとして君臨しています。
誰もが知る超大手企業のCEOや政府機関などに関わる重要な仕事を任せられることもあります。
さらに非営利分野のプロジェクトにも注力し、NPO法人や自治体などの支援にも力を入れているのもポイントです。
ボストンコンサルティンググループ
ボストンコンサルティンググループは、戦略コンサルティングのパイオニアとして1963年に設立されました。
ボストンコンサルティングの日本進出によって、日本国内にコンサルティング事業が普及したとも言われています。
最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジー、デジタルベンチャーなど最新技術を活用したソリューション提供が特徴です。
グローバルかつ多様性のあるチームで、産業や経営に関する専門知識を持つ社員が課題解決に取り組んでいます。
ベイン・アンド・カンパニー
ビル・ベインによってアメリカで設立されたベイン・アンド・カンパニーは、世界38ヶ国61拠点で活動する大手経営戦略ファームです。
Glassdoorの「働きやすい企業ベスト100」では第3位にランクインし、コンサルティング会社としては1位を記録しました。
常に結果主義で、リスクやチャンスを慎重に見極めて確実に変革を起こすスタイルが特徴的です。
また現状に満足しない起業家精神文化を有し、業界の革命者でい続けることをポリシーとしています。
アクセンチュア
アイルランドに本拠地を置くアクセンチュアは、世界50ヶ国、200の都市に事業所を設ける世界最大級の総合コンサルティングファームです。
経営戦略から財務・経営管理、M&A、AIと提供するサービスが幅広いのが特徴です。
またコンサル事業と同時に、システムの設計・開発・運用などを提供するITサービス企業としての側面もあります。
今後はさらにグローバルネットワークを活かした大規模M&Aに力を入れる見通しです。
PwCコンサルティング合同会社
ロンドンを拠点に1983年に設立されたPwCコンサルティング合同会社は、コンサル業界のBIG4に名を連ねる大手総合コンサルティングファームです。
サービスは監査やディールアドバイザリー、税務法務のプロフェッショナルが連携し、ワンストップでクライアントの課題解決をサポートしています。
トータルサービスとグローバルネットワークを強みとしており、総合的で迅速なサービスを提供できる数少ないコンサルでもあります。
少数精鋭で業務に取り組む社風のため、個人の裁量が大きくやりがいを実感しやすいでしょう。
KPMGコンサルティング株式会社
2014年7月に設立した新しい会社ですが、すでにBIG4の一角として支援を行う総合コンサルティングファームとして成長しています。
特に事業変革やテクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスをメインにしているのが特徴で、10年後も社会的価値のある企業支援を目指しています。
全社戦略・業務変革領域において中立性・リスク観点・グループ力・デジタルの4つの強みを掛け合わた支援をするのが特徴です。
攻めと守りの両面からクライアントに寄り添った継続的な支援が魅力的な企業です。
デロイトトーマツコンサルティング合同会社
世界最大規模の会計事務所である「デロイト・トウシュ・トーマツ」の主要メンバー企業で、提言・戦略立案から実行までの一貫した支援が特徴的な総合コンサルティングファームです。
BIG4のうちのひとつとして数えられ、世界150ヶ国25万人以上のコンサルタントが課題に対して高い専門性と豊富な経験をもって解決に導きます。
特定の利益のみを追求せず、中立的かつ企業内部では発想できなかった斬新な知見を提供してくれるのも魅力のひとつ。
日本では1993年ごろからクライアントへのサービス提供を開始し、外資系企業と比べると日系企業の色合いが濃い企業です。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
BIG4のひとつである同社は、クライアントにより高品質なサービスの提供をすべく企業の長期的価値を創出することを目標とした総合コンサルティングファームです。
世界中にいる約2,300名もの社員は協調性が高く、チームワークを重視しておりBIG4の中でも穏やかな雰囲気があると言われています。
その証拠に日本エリアのアジア管轄への統合や海外マーケットでの経験が豊富なリーダーの代表取締役会長就任など、グローバルとの連携の強化に積極的です。
今後はロボティック・プロセス・オートメーション関連のコンサルティング案件に注力していく見通しです。
アビーム・コンサルティング株式会社
アジアを基点とするアビーム・コンサルティングは1981年4月の設立以降、さまざまな経営課題や変革テーマの本質を捉え成果へと導いてきました。
日本発のコンサルティングファームでもあり、日本ならではのスピード感と自由度の高い意思決定が魅力の企業です。
特にIT支援に強みがあり、未経験者にはテクノロジー関連の研修を充実させてチームとしての知識レベルの底上げを図っています。
チームでのオペレーションを重視しており、採用における求める人材像でも「周りを巻き込んで前に進める人」と記載されています。
大手コンサルに就職するメリット
大手コンサル企業に就職する4つの主なメリットはこちらです。
大規模なプロジェクトに携われる
大手コンサルで働く醍醐味はなんといっても、ほかの仕事では立ち会えない大規模なプロジェクトに携われることです。
プロジェクトはいち早く進行していくため、常に分析や議論を行って仮説をどんどんブラッシュアップするスピード感が味わえるでしょう。
社員が多く大きな組織であればあるほど、案件数が増えて大規模な仕事ができる
給料が高い
コンサルは常に高い結果を求められる仕事のため、その分受け取れる給与が高いのも大きなメリットです。
コンサルや経験年数、役職によって金額は変わりますが、厚生労働省によると一般的な経営コンサルタントの平均年収は774万円と言われています。
努力次第では20代で1,000万円以上も目指せるので、責任は伴いますが夢がある仕事とも言えるでしょう。
プロジェクトを通じて大きく成長できる
「コンサルタント会社で過ごした1年は、ほかの業種で過ごす3年」と言われるほど、コンサルでの業務は密度が高いです。
プロジェクトの内容は多岐にわたり先輩社員や各業界の専門家と協力しながら進めていくため、実務的なスキルを習得しやすいです。
またファーム内では研修も充実しているため、新しい知識やスキルを身につける機会も充実しています。
論理的思考力・リサーチ能力・分析能力・プレゼン能力などのさまざまなスキルが身につく
グローバルな多様性のもと働ける
大手コンサルで働く魅力のひとつは、グローバルな環境で多様な文化や視点に触れられることです。
上昇志向の強い中国人や提案力の高いアメリカ人などの多様な働き方が見られるので、自分のビジネススタイルや長所・短所などを見つめ直す機会にもなります。
またグローバルなチームと協力することで、世界規模のネットワークを展望して最新のビジネス動向を学べます。
この経験によって視野を大きく広げられて、柔軟な問題解決能力を養えるでしょう。
大手コンサルに就職するデメリット
それでは、逆に大手コンサルへの就職にあたって注意すべきデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
昇給の機会が少ない
コンサルタントは基本給が高いですが、上位の役職の枠が空きにくいため昇給の機会が少ないデメリットがあります。
昇格の機会は少ないですが、その分昇格のスピードは他業種に比べてかなり早い傾向にあります。
一般的な企業では入社8~10年で昇格することが多いですが、コンサル業界は約3~4年で昇格できる可能性があるのです。
激務・長時間労働が多い
どのコンサルティングも「顧客第一主義」の考えが根強く残っているため、顧客満足のために業務量が膨大になることが多いです。
特に若手は仕事に慣れないうちはひたすら膨大な作業量をこなす必要があり、早朝出勤からの終電帰りを経験する新卒も多いようです。
転職すると年収が下がる
新卒でコンサルに入社した場合、同年代と比較すると年収が高い傾向にあるため、転職すると年収が大幅に下がる可能性が高いです。
同業界へ転職する場合は年収が維持ないしはアップが期待できますが、異業界・職種への転職は年収がほぼ確実に下がります。
コンサルタント時代の年収に戻るまで数年かかることもあるので、転職は慎重に!
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大手コンサルに就職するための特別選考対策
それではいよいよ、ライバルの多い大手コンサルに新卒で就職するための特別選考対策を解説します。
ES対策
コンサルには、総合・戦略・財務・人事・医療・再生の区分があることを解説しました。
志望動機を作る際にはそれぞれの区分や業務内容を把握した上で「なぜ〇〇コンサルを志望するのか」をまとめることが大切です。
コンサルの志望動機に成長スピードやグローバルな働き方を挙げる学生が多いですが、その土台となる「何がしたいのか」を明確に示しましょう。
論理的思考力を示すために、結論ファーストでわかりやすく端的に記載するのもポイント
Webテスト対策
総合コンサルでは、特にSPIと玉手箱、そしてTG-WEBが多く実施される傾向にあります。
各テストの特徴をまとめてみました。
テスト | 特徴 |
---|---|
SPI | 正答率が高くなるほど難易度の高い問題が出題され、高得点につながる |
玉手箱 | 問題数に対して解答時間が非常に短く、問題形式1種類につき複数問出題される |
TG-WEB |
問題数に対して解答時間が短いが、比較的簡単な問題が多い |
SPIは時間内で的確に問題を解くことを意識し、玉手箱とTG-WEB(新型)に関しては満点を目指すのではなくスピーディーに問題を解けるように練習しましょう。
グループディスカッション対策
グループディスカッションに向けた準備としては、自己分析が重要なカギとなります。
自分がどんな役割に向いているかを把握して、その強みを活かせるポジションにつくことが大切です。
また、限られた時間で自分の意見や提案を効果的に伝えるための「PREP法」も練習しておくとよいでしょう。
Point(要点)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(要点)の構成を意識しよう
面接対策
面接を突破するためには、企業目線で考えることが大切です。
企業が求める人材像や経営計画、今後の展望など企業側の視点から「どのような人材が求められているのか」を意識して面接準備を進めましょう。
また、順序としては企業研究のあとに自己分析をするのがおすすめです。
企業のニーズを理解した上で自分の強みを整理できるので、面接ではライバルより一歩リードしたアピールができるようになります。
ケース面接対策
ケース面接とは制限時間内に与えられた課題に取り組み、その事案に適切な施策を提案する面接形式です。
ここでは課題に対する問題解決力や分析力、論理的思考力が求められます。
対策としては、ケース面接に特化した対策本を活用するのがおすすめです。
ケース問題の概要や主題傾向、解き方などが分かりやすく解説されているので、コンサルに必要なスキルをゼロから身につけられますよ。
OB・OG訪問
OB・OG訪問は、コーポレートサイトや説明会では分からないリアルな情報や業界・企業についての理解が深められる絶好の機会です。
訪問回数が多かったりハイレベルな質問をしたりすると、企業側に「熱意がある学生」と評価されて選考優遇されるケースもあります。
志望度の高い企業がOB・OG訪問に行ける機会があれば、積極的に参加しましょう。
大手コンサルに関するよくある質問
最後に大手コンサルに向けた就活に関するよくある質問をまとめました。
しっかりチェックして、大手コンサルを目指すときに感じる不安や悩みを解消しておきましょう。
持ってると有利な資格は?
TOEICやTOEFLといった英語系スキルのほかにもMBA(経営学修士)、公認会計士、税理士などの資格があると、ライバルと差別化しやすいです。
英語を使う仕事が多いため、特にTOEICでは730点以上得点できていればアピール材料になります。
戦略系や総合系、人事や財務などさまざまな領域があるため、どの領域や職種を志望するかによって有効な資格は変わってきます。
自分が目指す領域や職種に求められるスキルを把握した上で適切な資格を選びましょう。
日系と外資の違いは?
外資系コンサルは主な資本が外国(外国人投資家の株式保有率が3分の1以上)の企業で、対して日系コンサルは主な資本先が日本企業であるコンサルを意味します。
外資系と日系の大きな違いは「成果主義」や「年功序列」の有無です。
外資系は成果主義で実績を出せばその分昇給・昇格するのに対し、日系は勤続年数が長いほど評価されるようになっています。
同じ業界でも企業によって評価基準が異なるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
コンサルに向いている人の特徴は?
コンサルに向いている人の特徴をまとめました。
- 好奇心旺盛
- 勉強熱心
- コミュニケーション能力が高い
コンサルとして活躍するには上記のような特性が求められますが、これらすべてが身についていないといけないわけではありません。
自分がすでに持っている特性とこれから習得すべきスキルを把握して、現時点での強みを企業のニーズとマッチングさせることが大切です。
新卒の平均年収は?
コンサルティング業界の新卒の年収は、400万円~700万円程度が平均と言われています。
この業界では外資か日系か、戦略系か総合系などの系統によって平均の給与が異なることから給与の振れ幅も大きいです。
国税庁が発表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」での国内の平均年収が458万円であることを考えると、新卒時点での年収は非常に高いと言えるでしょう。
念入りな対策で大手コンサルへの就職を目指そう
コンサル業界は他業界では得られないやりがいやグローバルに働ける環境などの理由から、就活生からの人気が非常に高いです。
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