【サントリーの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説!
業界トップクラスの業績を誇り日本を代表する総合飲料メーカーであるサントリー。
120年以上の歴史を持ち、現在は世界各地で事業を展開して国内外でのブランド認知度と市場シェアを高めています。
飲料メーカーの中でも学生からの人気が高く、サントリーの選考は非常にハードルが高いです。
そこで本記事では、サントリーの就職難易度や採用大学ランキング、学歴フィルターの有無について紹介します。
就職難易度が高いサントリーの選考を突破するためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
サントリーはどんな企業?
まずは、サントリーの企業概要と現在応募している職種について解説します。
企業概要
サントリーは日本を代表する総合飲料メーカーで、飲料全般や食品、ヘルスケア製品など幅広く事業展開する大企業です。
競合他社と比較してもM&A戦略に対して前向きな姿勢を持ち、飲料・種類業界においてグローバルプレイヤーとなったサントリー。
若年層の酒離れ、人口減少に伴う市場の縮小、材料費高騰による値上げなどの影響から、今後も海外展開やウェルネス事業やDXの強化をしていくと考えられます。
続いて、サントリーの代表的な商品を改めておさらいしましょう。
- 伊右衛門
- 天然水
- BOSS
- 黒烏龍茶
- なっちゃん
- ペプシ
- C.C.レモン
- GREEN DA・KA・RA
- ザ・プレミアム・モルツ
- 金麦
- ストロングゼロ
- 翠
- オールフリー
サントリーは大企業ですが未上場企業のため、株主の意向が経営に反映されず「やってみなはれ」の企業理念が反映されている企業でもあります。
職種
現在新卒採用サイトで応募がある部門は以下の4つです。
部門名 | 業務内容 |
---|---|
ビジネス部門 | ・酒類営業&食品営業…幅広い製品ラインナップを駆使し、お客様の課題解決を支援・実現するセールスマーケティング
・マーケティング(酒類、食品、健康食品)…お客様の悩みや要望に耳を傾けて製品に活かす・専門スタッフ(経営企画、人事、広報、法務、知財、財務、経理、SCM、原料・包材調達etc)…経営層や事業部門、従業員のニーズに耳を傾け、各種制度の運用・保守などを担う |
財経部門 | ・中期計画・次年度予算策定、予実管理…売上高・利益成長目標を策定、毎月の予算・実績の乖離、業績見通し管理 ・ファイナンスガバナンス…税務戦略の立案、統括及び税務ガバナンスの推進、実行 ・M&Aファイナンス…対象企業の価値算定、買収後の事業計画策定、買収後の統合計画、実現 |
デジタル&テクノロジー部門 | ・DX戦略企画…グループ事業各社の事業戦略に基づくDX戦略の企画・推進(新サービスアプリ「comado」の開発など) ・デジタルマーケティング・UI/UX/サービスデザイン…デジタルを活用したマーケティング戦略の立案・設計・実行推進やデジタル領域における新サービスの提案 ・ITエンジニアリング…利用者視点の使いやすいアプリケーションの設計・開発 ・データサイエンス・AIエンジニアリング…各種統計解析やAI等を用いたデータ分析を設計・実施、仮説検証、原因分析、将来予測、対策提案 ・先端テクノロジーリサーチ…最先端のIT技術やスタートアップSaaS、PoCまでを行う。(VR/AR/ MRを用いた遠隔支援など) |
生産研究部門 | ・基礎研究…事業活動の基盤、素材の探索及び研究、商品の安全性・有効性およびそのメカニズムに関する研究 ・商品開発・生産…飲料・酒類・健康食品の中味、新商品を創出する新たな製法、新規原料の探索・評価と原料加工技術の開発 ・生産技術開発・生産…商品の包材、新商品の製造プロセスの開発、新工場や大型設備の設計施工管理・立上げ、サステナビリティ経営推進のための生産技術開発・導入 |
部門は4つですが各部門の業務が細分化されており、マーケットも国内外で働けるという魅力があります。
サントリーの就職難易度は?
東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい有名企業ランキングトップ200」において、サントリーは44位にランクインしていました。
ほかの飲料メーカーのランキングは以下の通りです。
順位 | 企業名 |
---|---|
91位 | アサヒビール |
192位 | アサヒ飲料 |
101位 | キリン |
157位 | サッポロビール |
有名な飲料メーカーの中でも、サントリーの就職難易度が極めて高いことが分かりました。
業界トップクラスの日本を代表する飲料メーカーという企業価値や、挑戦的な風土に魅力を感じる学生が非常に多いようです。
サントリーの採用大学ランキング・一覧
それでは続いて、サントリーの採用大学ランキングや採用実績のある大学一覧を見てみましょう。
採用大学ランキング
2020年度の採用大学ランキングは以下のような結果になりました。
順位 | 大学名 | 採用人数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 14名 |
2位 | 慶應義塾大学 | 9名 |
3位 | 東京大学 | 7名 |
3位 | 同志社大学 | 7名 |
5位 | 京都大学 | 6名 |
6位 | 大阪大学 | 4名 |
6位 | 立命館大学 | 4名 |
9位 | 北海道大学 | 3名 |
9位 | 筑波大学 | 3名 |
9位 | 一橋大学 | 3名 |
9位 | 神戸大学 | 3名 |
9位 | 九州大学 | 3名 |
9位 | 法政大学 | 3名 |
9位 | 立教大学 | 3名 |
9位 | 関西学院大学 | 3名 |
採用ランキング上位には難関国公立大学や有名私立大学が並び、選考自体の難易度が高いと予想されます。
令和の就活では、学歴の枠を超えた可能性が広がっています。
あなたと同じ大学出身者が、多くのトップ企業からの内定を獲得しています。
内定の秘訣を知って、自身の就活に役立てましょう!
採用大学
採用実績のある大学一覧は以下の通りです。
東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、神戸大学、一橋大学筑波大学、広島大学、滋賀大学、大阪府立大学、福岡大学、横浜国立大学、横浜市立大学、国際教養大学、金沢美術工芸大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学、成城大学、帝京大学、武蔵野美術大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、立命館アジア太平洋大学、共立女子大学、聖心女子大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学など
本社が大阪にあることや歴代の社長が大阪大学や神戸大学といった関西の大学であることから、関西の大学からの採用が目立ちます。
採用人数
直近3年間のビジネス部門と生産研究部門における採用人数はこちらです。
年度 | ビジネス部門 | 生産研究部門 |
---|---|---|
2019年 | 133名 | 26名 |
2020年 | 129名 | 24名 |
2021年 | 87名 | 25名 |
部門ごとに採用予定人数は異なり、ビジネス部門は100名以上に対して生産研究部門は40名程度と言われています。
サントリーに学歴フィルターはある?
採用大学の傾向から見て、サントリーに学歴フィルターはないと考えられます。
関西に本社がある企業のため関西にある大学がやや有利に思われがちですが、その他中堅大学からの内定も多いです。
学歴ではなく学生のポテンシャルや熱意を重視するので、面接で自分を十分アピールできるように対策しておきましょう。
サントリーの選考プロセスと面接内容
サントリーの選考プロセスと面接内容について紹介します。
- ES
- Webテスト
- 1次面接
- 2次面接
- 3次面接
- 最終面接
選考自体は比較的オーソドックスですが、ESは学生1人のESを複数人の人事でしっかりチェックしているようです。
また、面接時間は終始15~20分と短いため通常の面接よりも簡潔に受け答えするように意識しましょう。
志望動機やガクチカなど問われる内容は非常にシンプルですが、それ以外に人柄の良さや性格を見られることもあります。
実際、OpenWorkの口コミでも社員同士の仲の良さやいい人ばかりという声が多かったです。
サントリーの選考を突破するポイント
就職難易度の高いサントリーの選考を突破するための3つのポイントはこちらです。
チャレンジした経験をアピール
サントリーグループに根付く、若い人の背中を推す風土をよく表している言葉を見てみましょう。
「やってみなはれ」の精神が社員を後押しし、「みとくんなはれ」の精神が会社を突き動かす。
(引用:サントリー食品インターナショナルの社風)
サントリーの創業者である鳥井信治郎のこの言葉は、今でも脈々と受け継がれています。
「新しい価値創造」を目指してこれまでにも未知に挑み、失敗しながらも大ヒットを産み続けてきたサントリー。
このようなチャレンジング精神をもつ人材を求めているため、学生時代に何か新しく挑戦した経験をアピールすると良いでしょう。
なぜサントリーなのかを明確にする
飲料・種類業界はアサヒ、キリン、コカ・コーラなど数多くの競合他社がいます。
そのため、多くの飲料品メーカーの中でなぜサントリーを選んで就職を志望しているのかを明確にしましょう。
サントリーで何をしたいのか、なぜしたいのかなどを企業分析やOB訪問などをして志望理由をブラッシュアップしておくのがおすすめです。
OB・OG訪問に行く
OB・OG訪問を通じて、サントリーで働いている先輩からのリアルな情報が得られます。
具体的な仕事内容やキャリアパス、社風や組織文化についての体験談を聞くことで、より企業への理解を深められるでしょう。
また特殊なESをどう対策したか、他社との違いや魅力などを聞くことで選考対策にも役立つでしょう。
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