【日本IBMの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説！

日本IBMは高いIT技術力を活かして、100年以上にわたって小売から金融・スポーツ・宇宙産業にいたるまでさまざまな領域で活躍しています。

IT業界の中でも圧倒的な人気を誇り、優秀な学生が集まるため選考のハードルも非常に高いです。

そこで本記事では日本IBMの就職難易度と学歴フィルターの有無、そしてライバルの多い選考を勝ち抜くためのポイントを紹介します。

日本IBMとはどんな企業？

まずは日本IBMの事業概要と制度や福利厚生などの働き方について紹介します。

事業概要

日本IBMは1911年創業のITコンサルティングやシステム導入・運用を行うアメリカのITソリューションカンパニーの日本法人です。

世界12ヶ所に基礎技術研究所があり、世界初の量子コンピューターや世界最小のコンピューター開発など技術力の高さを誇っています。

富士通が10人の営業でやることを1人の営業でこなす営業力の高さもあり、成長できる環境がある分タフさも要求されます。

経営戦略の立案も行っていて、強みである先進テクノロジー分野を絡めた案件を担当する戦略コンサルタントとしてのキャリアも目指せます。

新卒で入って年収500万から始まり早い人は入社5年で年収1,000万に到達、営業だと人によって7桁のインセンティブが入ることもあるそうです。

働き方

1年間に40時間以上自分の成長のために学ぶ機会を設ける「THINK 40」という制度を導入しており、組織としても学びを大切にする環境があります。

また同社は、時間や場所を固定せず柔軟に働ける数々の人事施策を先駆けて展開してきたことでも有名です。

短時間勤務の中で業務の見直しが進み、業務効率化の動きが進んでいる

日本IBMの就職難易度は？

日本IBMの就職難易度をランキング形式で紹介します。

入社が難しい有名企業ランキングでは83位にランクイン

東洋経済オンラインが発表した｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200社では、日本IBMは83位にランクインしていました。

SIer競合のランキングは以下の通りです。

2023年の採用予定人数が約300名でプレエントリー候補者数が6,000名なので、採用倍率は20倍と予想されます。

｢業界別｣で見た就職人気ランキングでは5位にランクイン

東洋経済オンラインの「最新版！『業界別』で見た就職人気ランキング」では5位にランクインしており、IT業界でも学生からかなり高い人気があります。

さらに「24卒学生【MARCH・関関同立】就職注目企業ランキング」でも名前が挙がっており、有名私立大学からの人気も高いようです。

日本IBMの採用大学ランキング・採用大学一覧

日本IBMの採用大学と、過去に採用実績があった大学の一覧を紹介します。

採用大学ランキング

以下は2021年3月における日本IBMの採用大学ランキングです。

順位	学校名	採用人数
1位	早稲田大学	51名
2位	慶應義塾大学	40名
3位	明治大学	24名
4位	京都大学	16名
5位	東京大学	15名
5位	東京理科大学	15名
5位	同志社大学	15名
8位	上智大学	14名
9位	青山学院大学	13名
10位	立命館大学	12名
10位	東京工業大学ほか	12名

採用人数は早慶と東大出身者が多く、この3大学だけで106名もの人数を採用しています。

採用大学

日本IBMが近年の選考で採用実績のある大学は以下の通りです。

難関大学の名前も見られますが、中には中堅大学も含まれています。

採用人数

過去3年間の新卒採用者数は以下をご覧ください。

年度	男性	女性	合計
2021年	134名	127名	261名
2020年	82名	89名	171名
2019年	4名	3名	7名

性別による採用人数の差はほとんどありませんでした。

日本IBMの学歴フィルターはある？

日本IBMの選考において、学歴フィルターはないと考えられます。

ランキングは難関大学が占めているものの、採用大学全体で見ると中堅大学からの採用もあります。

とはいえ内定者のボリューム層はやはり上位大学であり、中堅大学からの採用人数自体はそこまで多くないため対策は必要です。

日本IBMの選考プロセスと面接内容

日本IBMの選考プロセスは以下のようになっています。

ES

ESで問われやすい設問は以下の通りです。

各項目500文字以下での記述が必要なので、結論ファーストで論理的かつ構造的に書くことを意識しましょう。

分からなければunistyleなどで内定者のESも参考にしましょう

Webテスト

言語・非言語・性格が問われる通常の玉手箱です。

市販の対策本を何回もこなして、問題に慣れておきましょう。

1次面接（グループディスカッション）

日本IBMの1次面接はグループディスカッションです。

内定を獲得した学生によると、このGDでの評価ポイントは積極的かつ論理的な発言だと話しています。

また、グループが行き詰ったり緊張した時に和やかな雰囲気を作れるかどうかも評価ポイントのひとつです。

最終面接

最終面接で問われる傾向にある内容は以下の通りです。

「この人が入社したらどのように働いてくれそうか、会社にマッチするか」を重視していると感じる学生もいたそうです。

また、IT業界への興味関心や業界への理解度も試される質問もあります。

特にガクチカと志望動機を深掘りされる傾向にあるため、就活の軸を定めてブレない回答ができるように準備しましょう。

日本IBMの選考を突破するポイント

優秀なライバルが多い日本IBMの選考を突破するためには次の4つのポイントを抑えましょう。

なぜ日本IBMなのか明確にする

実際の選考では、併願先の企業を質問されてそこと比較した日本IBMの魅力を話すことを求められます。

また志望動機で「自分のやりたいこと」を伝えたら「それはうちのどういうシステムや風土を利用するつもりか」などキャリアプランに対して多方面で聞かれるようです。

競合との比較や企業研究を徹底して、深掘りの対策をする必要があります。

論理的思考力の高さを示す

日本IBMでは「THINK（考えよ）」という文化が根付いており 、選考を通じて学生が高い論理的思考力があるか見極めています。

面接では、構造化して端的に結論から話すことを意識して論理的思考力を示しましょう。

周囲を巻き込むチームワークをアピール

営業は技術系などいろいろな職種の社員と働くことになるため、社内外関係なく人を巻き込む力が必要です。

面接では、チームで他者と協働するために大切にしている考え・価値観を示しましょう。

明るく笑顔で、一方的な会話にならないよう面接官との「会話」を大切にすることも忘れずに

日本IBMに関するよくある質問

最後に日本IBMの選考に関するよくある質問をまとめたので、エントリーする学生は参考にしてください。

文系でも入れる？

日本IBMでは文系出身でも活躍できる環境があるようです。

実際に、文系出身で現在女性技術者で活躍している社員も在籍しています。

日本IBMは何がすごいの？

日本IBMが「すごい」と言われる理由は以下の通りです。

20代で年収1,000万円を目指せる環境があるなど、成長スピードも競合と比較してひとつ飛び抜けているのも理由のひとつでしょう。