【伊藤忠商事の就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを紹介

伊藤忠商事は、多くの就職希望者から高い注目を集める大手商社の一つですが、一方で、その就職難易度は非常に高く、多くの人々が苦戦しています。

そこで本記事では、伊藤忠商事の就職難易度や選考を突破するポイントを解説してきます。

伊藤忠商事の就職難易度は極めて高い

伊藤忠商事の就職難易度は極めて高いです。

東洋経済オンラインのデータによると「入社が難しい企業ランキング」で伊藤忠商事は16/200位となっています。

また、五大商社では三井物産、三菱商事、住友商事に次ぐ4位で、就職難易度は63.4%。

これは大企業のソニーや日立、パナソニックよりも高い就職難易度です。

順位	企業名
4位	三井物産
5位	三菱商事
7位	住友商事
16位	伊藤忠商事
25位	丸紅

また、伊藤忠商事は入社が難しいですが、就活生に人気がある企業なので倍率も高くなっています。

伊藤忠商事の採用大学ランキング・一覧

伊藤忠商事の採用大学とランキングを見ていきます。

実際に、自分自身の大学から伊藤忠商事に就職した人がいるのか見ていきましょう。

採用大学

伊藤忠商事の採用大学は以下の通りです。

一覧に自分の大学がなければ、大学の就職実績をみるとわかりますよ。

採用大学ランキング

続いては、伊藤忠商事の就職に成功した大学をランキング形式に紹介します。

順位	大学名	割合
1位	慶応義塾大学	19.4%
2位	早稲田大学	16.2%
3位	東京大学	15.6%
4位	京都大学	7%
5位	大阪大学	6.2%
6位	一橋大学	6.2%
7位	神戸大学	4%
8位	同志社大学	2.4%
9位	九州大学	2.4%
10位	上智大学	2.2%
11位	東京外国語大学	1.9%

日本トップレベルの大学がほとんど占めていますよね。

また、上智大学や東京外国語大学がランクインしており、グローバルなビジネスを意識して語学力に長けた人材を採用していることが分かります。

そのため、英語力や留学経験があり外国人とのコミュニケーションが取れると優遇されやすいのかもしれませんね。

伊藤忠商事に学歴フィルターはある？

結論からいうと伊藤忠商事に学歴フィルターはあります。

伊藤忠商事自体は「学歴フィルターがある」と公言はしていませんが、採用大学やランキングを見るとほとんどが難関の国立・私立大学です。

そのほかに、伊藤忠商事はグローバルな取り組みをしているので、留学経験があったり英語に強みがある人が就職しています。

伊藤忠商事の選考プロセスと面接内容

伊藤忠商事の選考プロセスと面接内容について解説します。

選考プロセスは以下の通りです。

詳しくは伊藤忠商事のHPを参考にしましょう。

それでは、選考プロセスを一つずつ解説していきます。

①ES

第一選考はES(エントリーシート)です。

伊藤忠商事のESの質問内容は以下のようなものがあります。

伊藤忠商事のESは、主体的に取り組んだエピソードをわかりやすく、結論ファーストで伝えることが重要です。

また、伊藤忠商事が求める人物像はこのようになっています。

②Webテスト

ESを通過したら、次はWEBテストです。

伊藤忠商事のWEBテストではGABが使用されており、以下の4つの項目について問題が出題されます。

問題の難易度は難しいですし、ボーダーラインは7〜8割と言われています。

Webテストは50分の時間制限があり、速さ・正確さが求められます。

事前に時間を測って練習しておくと、テストの時にもペースは配分がつかみやすいですよ。

③一次面接

Webテストに合格すると、社員と学生の一対一での15分程度の一次面接です。

一次面接では、主に志望理由とガクチカの質問をされます。

志望動機は、以下のような質問に答えられるようにしておきましょう。

ガクチカはESで記載したことを聞かれる場合が多いため、ESで記載した内容を振り返っておきましょう。

面接のときに注意したいことは、15分という短い時間で自身の魅力をアピールする必要があるので、結論ファーストで短時間で説明できるようにしておきましょう。

④二次面接

二次面接は社員2人と学生2人で40分程度の面接を行います。

聞かれる質問は、志望動機とガクチカの深堀りがメインになるでしょう。

ガクチカの質問で問われていることは「どのような考えで取り組んだのか」「どのくらいの熱量で取り組んだのか」を見られます。

伊藤忠商事の経営理念や五大商社の中での位置づけをOB・OG訪問を通じて、理解して具体的に語れるよう深堀りしましょう。

⑤最終面接

最終面接は、社員（役員）3人と学生1人で所要時間は30分程度です。

質問内容はパーソナルな質問が多めで、以下のような質問があります。

パーソナルな質問をすることで、伊藤忠商事と相性や価値観を共感できる人なのかを判断します。

今後一緒に働いていく仲間になる可能性があるので、人柄や価値観が企業と一致していなければミスマッチになりかねません。

また「会ったOBで印象に残っている人は？」「伊藤忠商事のビジネスで印象的だったのは？」という質問がくることも。

しっかり答えられるように、OB訪問やインターンを通じて社員とのコネクションを作るのも重要になります。

伊藤忠商事の選考を突破するポイント

伊藤忠商事の選考を突破するポイントを解説します。

伊藤忠商事は、総合商社で世界中で幅広い事業を展開しており、グローバルな視点や柔軟な対応力、チームワークやコミュニケーション能力などが問われます。

就職を有利に進めていくためには、抑えるべきポイントがあるので理解しておきましょう。

なぜ他社じゃなく伊藤忠が良いのかを明確にする

まず、5大商社があるなかでなぜ伊藤忠商事が良いのかを明確にすることが大事です。

理由は、一緒に働く上で相性というのはかなり重要だからです。

特に他の商社ではやっていない伊藤忠商事独自の取り組みを見つけると良いでしょう。

何かをやりきった経験をアピール

学生時代や今まで生きてきた中で、何かをやりきった経験をアピールできるとかなり好印象です。

伊藤忠商事は新卒採用で「自らの意思で信念を貫き、道なき道を開拓する人物に 出会いたい」と明記しています。

新たな仲間を探す一期一会の採用活動の中で、私たちは

自分の信念をツラぬき、口だけではなく行動で示す人、

常識や固定概念を壊し、道なき道を切り拓く人、

アオくさくて笑われてしまうような、でっかい夢に情熱を燃やせる人に

出会いたいと思っています。

引用：伊藤忠商事

すべての企業において「やり切る力」というのは、仕事を途中で投げ出さないのかという理由でかなり重要です。

特にチームでリーダーシップを発揮して、成果を出したような人が評価されやすいため、部活やサークル、ボランティアなどでいかにして困難を乗り越えてきたのかを伝えましょう。

OB・OG訪問で他の就活生と差別化

OB・OG訪問で他の就活生と差別化を図ることがポイントです。

OB・OG訪問をすることで、業界のリサーチや企業のリサーチができ面接でもアピールできる材料となります。

実際、多くの企業が訪問した回数や社員からの印象、パフォーマンスなどを評価し、選考時の基準となることが多いです。

他の就活生よりも積極的に参加し企業から高い評価を受けることで、特別選考ルートに載せてもらえたり、一部の選考を免除されるなど内定獲得までの近道になることもあるでしょう。

まとめ

今回の記事では、伊藤忠商事への就職難易度について徹底的に解説しました。

伊藤忠商事は、国内外で展開する大手商社の一つであり、多くの人々から高い注目を集めています。

しかし、その一方で伊藤忠商事への就職は非常に難しく、大半の学生が落とされるのが現状です。

この記事を読むことで、伊藤忠商事への就職難易度が高い理由や、どのようにして内定を勝ち取ることができるのか明確になることでしょう。

伊藤忠商事を志望する人々は、ぜひこの記事を参考にして、内定獲得に向けた準備を進めてみてください。