【博報堂の就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のコツを解説!
博報堂は電通と並ぶ大手広告代理店であり、華やかで高年収の印象から就活生に非常に人気の企業です。
このように博報堂を志望する学生に向けて、今回は博報堂の就職難易度や採用大学、学歴フィルターの有無などを解説していきます。
博報堂とはどんな企業?
まずは博報堂がどんな企業であるかを見ていきましょう。
企業概要
博報堂は電通と並んで、業界最大手の広告代理店です。
テレビCMでも日産や日清食品のラ王、PlayStation等の有名CMを多数手がけており、海外での受賞実績もある世界的な企業です。
また博報堂DYメディアパートナーズという会社もありますが元は1つの会社で、博報堂がマーケットデザイン、博報堂DYメディアパートナーズがメディアデザインを手掛けています。
この2社は共通のフィロソフィーをもっていたり、採用も同時に行っていたりとほとんど別の部署のように機能しています。
博報堂/博報堂DYメディアパートナーズのフィロソフィー
生活者発想
「生活者発想」とは、人を、単に「消費者」として捉えるのではなく、多様化した社会の中で主体性を持って生きる「生活者」として全方位的に捉え、深く洞察することから新しい価値を創造していこうという考え方です。生活者を誰よりも深く知っているからこそ、クライアントと生活者、さらには社会との架け橋をつくれるのだと考えます。
パートナー主義
「パートナー主義」とは、「責任あるパートナーとしてクライアントとともに語りあい、行動し、創造する」ことです。生活者発想という異なる視点を持った上で課題を共有できるからこそ、パートナーになれると考えます。
職種は10に分かれる
博報堂の職種は以下の10種類に分かれています。
職種を詳しく見る
ビジネスプロデュース職
クライアントと博報堂の間をワンストップでつなぐ職種。クライアントの真の課題を聞き出し、社内外のスペシャリストを編成したチームをつくり課題解決をリードする。仕事のプロセス全体をデザインする総合プロデューサー。
メディアプロデュース職
クライアントとメディアを提供する媒体社の間をつなぐ、仲介役。「伝える」ためのプラットフォームであるメディア枠を仕入れるのが主な仕事だったが、近年は新メディア開発や、多様なメディアを組み合わせる企画開発など、発想力・実行力を試される仕事が増えている。
ストラテジックプランニング職
市場や生活者の調査・分析を通じて、クライアントのマーケティング課題を解決するための戦略を導きだす、チームの頭脳。“マーケ”職とも呼ばれる。生活者の視点にたって、外側からクライアントを分析することで、世の中に響くコミュニケーションを発見する。
メディアプランニング職
クライアントの課題解決のため、適切なメディアの使い方を提案する。広告目標やスケジュール・予算といった様々な制約条件をクリアした、最高効率のメディア・プランを見つけだす。データ分析が可能になった近年、メディアも多様化しており、高度な専門性が要求される。
クリエイティブ職
コミュニケーション領域の実務を担当。コピーライティングやCMプラニング、アクティベーションプラニング、デザイナー、インタラクティブプラニングなど“人の心を動かす”さまざまな領域のプロフェッショナルが集まる。
ビジネスディベロップメント職
スペシャリストとして専門性を武器にして、様々なクライアントに効率的かつ効果的なビジネスのプロデュースを行う。特定のクライアントに限定されず、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの新しいビジネス機会や市場を発見することで、会社の新たな武器や商品の開発を行い、クライアントに貢献する。
研究開発職
未来の“売りもの”をつくる、イノベーター集団。数ある職種の中で唯一、「研究員」の肩書きを持つ。世の中の真実を洞察するレポートや、マーケティングをサポートする分析ツールなど、彼らが発明したモノが博報堂/博報堂DYメディアパートナーズをリードしていく。
コンテンツプロデュース職
主にスポーツやエンターテインメントといった分野のコンテンツをプロデュースする職種。スポーツイベントの企画・実施、キャラクター商品の開発、映画製作などを通じて、誰もが日常で触れているコンテンツを縁の下で支えている。
マネジメントプロデュース職
人事や経理財務など、特定領域の専門性を駆使して、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの経営戦略や経営資源・業務に関する諸テーマの、プラニングやプロデュースを行う。会社全体の大きな方針を決め、その方針を実行していけるように組織を作り上げていく。
PR職
クライアントが伝えたいテーマを、社会が受け取れるニュースへと変換して広げていく職種。いつ、どのメディアで、どのように取り上げられた いか、そこから逆算して情報を編集する。ニュースの仕掛人。クライアントへの深い理解と、社会の流れをよむ洞察力、そして何より正確な情報を重んじる誠実さが求められる。
引用:職種紹介
博報堂の就職難易度は?
つづいて、博報堂の就職難易度がどれほどのものなのかを見ていきます。
入社が難しい有名企業ランキングで11位
東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業」トップ200社にて、博報堂は11位にランクインしています。
その他の広告代理店と比較した結果は以下の通りです。
順位 | 企業名 |
---|---|
11位 | 博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ |
22位 | 電通 |
106名 | ADKホールディングス |
146名 | サイバーエージェント |
売上高の業界一位は電通ですが、就職難易度としては博報堂が業界一位となっています。
慶應義塾大学の就職先ランキングで15位
慶應義塾大学の「就職先企業・団体」ランキングにて博報堂は15位にランクインしており、37人もの慶應生が就職しています。
慶應生は最も博報堂の内定者数が多い大学ですが、私立トップで就活意識の高い学生も多いため、その競争は非常に激しくなるでしょう。
博報堂の採用大学ランキング・一覧
つづいて博報堂の採用大学ランキングと採用大学を見ていきましょう。
採用大学ランキング
博報堂の採用大学ランキングは以下のようになっています。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 慶應義塾大学 | 38人 |
2位 | 東京大学 | 18人 |
3位 | 早稲田大学 | 17人 |
4位 | 京都大学 | 6人 |
4位 | 大阪大学 | 6人 |
6位 | 同志社大学 | 5人 |
7位 | 上智大学 | 4人 |
7位 | 立命館大学 | 4人 |
9位 | 東北大学 | 3人 |
9位 | 一橋大学 | 3人 |
9位 | 明治大学 | 3人 |
見ての通り、難関国立・難関私立ばかりであり、他の大企業同様に内定者のほとんどは高学歴の学生となっています。
令和の就活では、学歴の枠を超えた可能性が広がっています。
あなたと同じ大学出身者が、多くのトップ企業からの内定を獲得しています。
内定の秘訣を知って、自身の就活に役立てましょう!
採用大学
博報堂の採用大学は以下の通りです。
慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学、上智大学、一橋大学、京都大学、青山学院大学、大阪大学、九州大学、立教大学、同志社大学、北海道大学、多摩美術大学、東京理科大学、立命館大学、関西大学、筑波大学、東京工業大学、横浜国立大学、神戸大学、東北芸術工科大学、学習院大学、国際基督教大学、中央大学、帝京大学、東京女子大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、武蔵野美術大学、明治大学、相模女子大学、南山大学、立命館アジア太平洋大学
採用人数だと難関大学ばかりでしたが、これを見ると芸術系など様々な大学から採用しています。
採用人数
年度 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
2022年度 | 70人 | 63人 |
2021年度 | 81人 | 49人 |
2020年度 | 85人 | 78人 |
博報堂は例年130人程度を採用しているため、今年度も同様の採用数だと考えられています。
なお、採用数に関しては2022年度の電通の採用数が97人、ADKが98名とされており、大手3社の中では最も多い採用数となっております。
博報堂に学歴フィルターはあるか?
博報堂に学歴フィルターはないと考えられます。
その理由は上記でも紹介したとおり、中堅大学からの採用も数多くあるからです。
博報堂は学歴よりも各人の個性やクリエイティビティを重視しており、デザインや映像等の知見のある芸術大学出身の学生も強力なライバルとなるでしょう。
学歴主義ではないにしろ競争は厳しいものですので、それ相応の対策は行なわなければなりません。
博報堂の選考プロセスと面接内容
博報堂の選考フローは以下のようになっています。
- 書類選考(エントリーシート&WEB適正検査)
- キャリアディスカッション(1次面談)
- キャリアディスカッション(グループディスカッション)
- キャリアディスカッション(最終面談)
参考:選考フロー
選考では志望動機や入社してやりたいことなど定番の質問の他に、日頃見ているメディアなど広告業界特有の質問もなされます。
選考では「雑誌の売上をどうやって上げるか」「この商品はどうやったら復活するか」といったあらゆる質問がなされるため、日頃から広告を意識的に見る習慣をつけておきましょう。
博報堂の選考を突破するポイント
つづいて、博報堂の選考を突破する上でのポイントを解説します。
クリエイティビティや個性をアピールする
博報堂は新しいアイデアを広告として形にする企業であり、クリエイティビティは非常に重要視されています。
また、会社として「粒ぞろいより粒違い」というモットーを打ち出しており、内定者もM1出場経験者や部活動の全国大会入賞者などあらゆるバックグラウンドをもつ人ばかりです。
そのため選考においては自身のクリエイティビティや個性をいかにアピールできるかが求められます。
OB・OG訪問で現役社員の方にどうすれば上手く個性を伝えられるかのアドバイスをもらい突き詰めましょう。
なぜ博報堂なのかを明確にしておく
博報堂の選考では「なぜ電通やADKでなく博報堂なのか」を問われるため、博報堂でなければならない理由を答えましょう。
OB・OG訪問は博報堂含め複数の広告代理店で行うようにして、各社の違いや他社目線からの博報堂の立ち位置を明確に理解しましょう。
広告をファンではなくビジネスサイドで見る癖をつける
学生目線だと広告は消費者として見るものですが、企業側は広告を作る側です。
そのため選考においてはただの広告の消費者ではなく、いかに作り手目線で広告を捉えられているかが確かめられます。
「どんなCMが好きか?」という問いが頻出ですので、日頃から広告に対して、「なぜ気に入ったのか」「誰に何を伝えようとしているのか」といったビジネスサイドで捉えるように心がけましょう。
広告関連の長期インターンをする
学生のうちに広告業界で長期インターンをし、実践を積んでおくと内定率は一気に高まるでしょう。
特に動画広告に興味があれば動画マーケティングが学べるインターン、HPの広告に興味があるならWebマーケティングが学べるインターンなど基本的にマーケティング関連のインターンをしておくのがおすすめです。
実践経験を積むことで広告に関する質問も答えやすく、実際に働いていることから入社意欲の高さも証明できます。
博報堂に関するよくある質問
最後に博報堂に関するよくある質問を紹介します。
初任給はどのくらい?
博報堂の平均年収は1,036万円とされています。
参考:タレントスクエア転職
顔採用はある?
博報堂含め、電通やサイバーエージェントといった広告業界全般が顔採用の噂があります。
この背景として広告業界は営業力が非常に重要となってくるため、印象の良い人を重視した結果、美男美女の割合が高くなったと考えられます。
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