【例題つき】ガクチカと自己PRの違いと差別化してアピールする方法を徹底解説

就活で必ず問われる「ガクチカ」と「自己PR」。
どちらも自分をアピールするための大切なツールですが、目的や伝え方には違いがあります。

そこで本記事ではガクチカと自己PRの違いや使い分け方、重複しても活かせる方法まで、就活生が実践できる具体例を交えて解説します。



ガクチカと自己PRの違いは?


ガクチカと自己PRは似ていますが、就活での使い方や目的が少し異なります。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の中でどのような課題に直面し、どんな行動を取り、何を学んだかを示すことが重視されます。
自己PRは自分の強みや特性をアピールするもので、ガクチカを含む経験をもとに、自分が企業にどんな価値を提供できるかを伝えることが目的です。
つまりガクチカは経験の具体例、自己PRはその経験から得た強みや能力を整理して示すもの、と理解すると整理しやすいでしょう。
ガクチカと自己PRがかぶるのはNG?


ガクチカと自己PRのエピソードは、一部かぶっても問題ありません。
企業が知りたいのはエピソードそのものではなく、そこから見える人物像です。



そのため、同じ経験でも質問の意図に応じてアピールポイントを変えれば、重複しても有効に活用できます。
企業が求める情報をしっかり伝えられるかどうかを意識しよう
ガクチカと自己PRを差別化するポイント


ガクチカと自己PRを差別化するポイントをご紹介します。
自己PRは「あなたの人柄・強み」を伝える
自己PRでは、自分の性格や強みを企業に伝えることが目的です。
「協調性が高い」「主体的に行動できる」といった特徴を具体的な行動に結びつけて説明すると説得力が増します。
「サークル活動で新入生を積極的にフォローした結果、全員がスムーズに活動に参加できた」など、行動の裏にある性格や強みを示すことがポイントです。
経験の詳細ではなく「あなた」がどんな価値を企業に提供できるかを話すこと
ガクチカは「経験・行動・成長」を伝える
ガクチカでは、学生時代に取り組んだ経験やその行動、そして成長の過程を伝えることが重要です。
「どのような課題があり、どのように取り組み、どんな結果や学びを得たか」をアピールしてください。
以下の例文を見てみましょう。
部活動で試合に勝てず悔しい思いをしたが、週2回の自主練を企画してメンバーを巻き込み、3か月で勝率を向上させた。この経験から自ら行動することで周囲を動かし、チームの成果につなげるリーダーシップの重要性を学んだ。
このように数字や成果を入れることで、より説得力が増します。
同じエピソードでもアピールポイントを変える
自己PRとガクチカで同じ経験を使う場合は、焦点を変えることが大切です。
「部活動でチームをまとめた経験」を題材にする場合、以下のようにアピールポイントを変えてみましょう。
-
自己PR⇒「リーダーシップや協調性」といった自分の強みを強調
-
ガクチカ⇒「課題の発見→具体的な行動→成果や学び」といった成長のプロセスを詳しく説明
このように同じ経験でも伝え方やポイントを変えることで、面接官に多面的な印象を与えられます。


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どっちにも使える!ガクチカと自己PRの探し方


以下では、ガクチカと自己PRのどちらにも活用できるエピソードの探し方を解説します。
学生生活を時系列で振り返る
以下のように学生時代を入学から卒業まで時系列で振り返ると、意外な強みや成長ポイントに気づけます。
- 1年次は学業に苦労していた
- 2年次にゼミで積極的に議論するようになった
- 3年次にはリーダーとしてプロジェクトをまとめられるようになった
時系列で整理することで、成長の過程や挑戦の軌跡が明確になり、より効果的にアピールしやすくなります。
自己PRでは「人柄・強み」、ガクチカでは「行動・成果・学び」として使いやすくなる
「困難」「挑戦」「成果」の3軸で整理する
エピソードを整理する際は「困難」「挑戦」「成果」の3軸を意識すると、説得力が増します。
アルバイトでの経験を例に挙げてみましょう。
- アルバイトでクレーム対応に苦労した(困難)
- マニュアルを自作して改善策を試みた(挑戦)
- その結果クレーム件数を月10件減らせた(成果)
この整理法は自己PRでもガクチカでも使える万能のフレームです。



周囲の人からフィードバックをもらう
自分だけでエピソードを振り返ると偏りが出ることがあります。
そこで友人や部活の仲間、アルバイト先の先輩など周囲の人に「私の強みや印象に残っている行動は何か」と聞いてみましょう。



他者の言葉を交えて話すことで、面接で自然にアピールできるでしょう。
「小さな成功体験」も活用する
ガクチカや自己PRは、大きなプロジェクトや目立つ成果だけが材料ではありません。



例えば、ゼミでの発表が好評だった、アルバイトで新人教育を任された、サークルで新しい取り組みを提案した、といった経験です。
小さな成功でも「自分の行動が成果につながった」という成長のプロセスを示すことができ、面接官に前向きな印象を与えられます。
ガクチカと自己PRで同じエピソードを使うときの例題


ガクチカと自己PRで同じエピソードを使うときの例題をご紹介します。
エピソードの例題は以下を使用します。
大学時代にカフェのアルバイトで新メニューの販促キャンペーンを担当し、売上向上のためにスタッフと協力してアイデアを出し合い、結果的に売上を20%アップさせた。
ガクチカ
私は大学時代、カフェのアルバイトで新メニューの販促キャンペーンを担当しました。
売上目標を達成するため、スタッフと意見を出し合いながら販促方法を工夫し、試行錯誤を重ねました。
その結果、キャンペーン期間中の売上を20%向上させることができました。
この経験から、課題解決のプロセスを楽しみながら主体的に取り組む姿勢を身につけることができました。
ガクチカでは経験・行動・結果を中心に述べ、取り組みのプロセスと成果を具体的に伝えています。
自己PR
私の強みは、チームで協力しながら目標達成に向けて主体的に行動できることです。
大学時代のカフェのアルバイトでは、新メニューの販促キャンペーンでスタッフと協力し、売上を20%向上させました。
この経験を通じて、課題に対して柔軟に対応し、周囲を巻き込みながら成果を出す力を身につけました。
御社でも、チームでのプロジェクト遂行において貢献できると考えています。
自己PRでは強みや人柄を中心にまとめ、企業で活かせる能力として整理して伝えています。
ガクチカと自己PRの違いに関するよくある質問


ガクチカと自己PRの違いに関するよくある質問をまとめたので、こちらもぜひ参考にしてください。
ガクチカと自己PRのどっちが大事?
ガクチカと自己PRのどちらが「より」大事ということはありません。
企業は両方から異なる視点で「入社後に貢献できる人材か」を見極めています。
ガクチカは仕事への姿勢や人柄を、自己PRは個人の強みや能力を見るものです。
それぞれを結び付けながら上手にアピールすることが大切です。
エピソードがかぶらないようにするには?
自己PRとガクチカのエピソードがかぶらないようにするには、意図と視点を変えて整理することがポイントです。
具体的には以下の手順を意識すると良いでしょう。
- 自己PR:あなたの強み・性格・価値観が企業にマッチするか
- ガクチカ:学生時代に力を入れた経験から、何にやりがいを感じ、どのように行動したか
この目的の違いを意識して、それぞれの質問に合わせてアピールする内容を考えてみてください。
自己PRとガクチカは役割を意識して使い分けよう


自己PRとガクチカは、同じエピソードでも伝えるポイントを変えることで、より効果的に自分をアピールできます。
両者の役割を意識して使い分けることで、企業にあなたの魅力や能力を正確に伝えられ、面接での印象も大きく向上します。
自己PRやガクチカの内容をブラッシュアップしてライバルと差をつけるためには、就活のプロに見てもらうのもおすすめです。
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