【就活とはなにする?】やること6選とスケジュール解説!

就活をこれから迎える人の中には、何から始めれば良いかわからない人も少なくありません。

就活はスケジューリングが重要で、それぞれこなしていくことを丁寧に決めて、準備を進める必要があります。

この記事では、就活とは何をするものなのか、スケジュール感や成功させるコツについて解説していきます。

就活を控えている学生さんは、この記事を参考にして就活準備を進めましょう。

目次

就活とはなにか

就活とは就職活動の略称で、大学生・大学院生が企業から内定をもらうために卒業前年から行う活動全般のことを指します。

通常、就活では以下の6つの準備・選考が行なわれます。

自己分析

就活で最初にすることが自己分析です。

なぜなら自分の得意・不得意、好き・嫌い、将来のビジョンなどを明確にしないと業界・企業選びができないからです。

自己分析で自分に合う企業を見つけ、選考でなぜその会社にマッチするのかを自分の経験や価値観と紐付けてアピールします。

実際、面接でも1つ1つの問いを深堀りされるので、自分の過去から論理的に回答を導くことで面接官を納得させなければなりません。

Abuild就活編集部
自己分析が不十分だと面接で深堀りされても答えに詰まったり、矛盾した回答をしたりしてしまいます

業界・企業研究

自己分析で自分の得意なこと、興味のある業界がいくつか出たら、その業界の構造や各企業がどういった立ち位置にいるのかを理解します。

そうやって全体像を理解することで、気になる業界の中でも自分に一番合いそうな会社を見つけます。

YouTubeや書籍、日経新聞などあらゆる媒体で情報を集める習慣をつけて、過去〜最新情報までキャッチアップしておきましょう。

企業説明会

気になる企業がリストアップできたら、次は企業説明会に進みます。

企業説明会の種類

個別説明会

各企業が自社内あるいはオンラインで行う企業説明会。

企業によっては一次選考が行なわれる場合がある

 

合同説明会

リクナビなどが開催するあらゆる業種の企業が一斉に参加する大規模な説明会。

大型ホールなどで各企業が個別のブースを出して、気になる企業の説明会に参加する

個別説明会は最近ではオンラインが主流で、ライブの場合と録画の場合とがあります。

ライブの場合は企業側からも見られているので、スーツで背景や画面映りに注意した上で参加しましょう。

OB・OG訪問

OB・OG訪問とはは気になる企業で実際に働いている先輩社員を訪問して、仕事の情報を集めることです。

企業情報はネットのリサーチでもある程度調べられますが、現場の生の声を聞くことで会社のリアルな細かい情報が手に入ります。

そのため志望動機や業界理解の質が高まったり、場合によっては選考で優遇されることもあります。

ビズリーチ・キャンパス等を活用して、同じ大学の先輩にアポを取りましょう。

ESや履歴書

選考のファーストステップとして提出するのがESと履歴書です。

ESでは志望動機や自己PRを記載しますが、面接時にこの記載を基に質問がされることが多いため、雑に作ってはいけません。

ES・履歴書の作成時には以下のポイントに注意しましょう。

ES・履歴書で注意すべきポイント
  • 事業内容や求める人物像を把握し、それに合わせたアピールをする
  • 自分の強みや経験が企業にどのような価値をもたらすか自己PRする
  • 誤字脱字がないか見直す
  • ビジネス文書として通用するフォーマルな言葉遣いで書く

ESは一度書いたら終わりではなく、OB・OG訪問や知人の社会人などに見てもらい、日々ブラッシュアップしていくものです。

Abuild就活編集部
社会人目線で詰めの甘いところを指摘してもらい、何を聞かれても答えられるくらい突き詰めましょう

面接

書類選考を通過したら、採用担当者との面接へと進みます。

面接は一次、二次、最終など段階があり、それぞれ以下のような特徴となっています。

面接の段階ごとの特徴^

一次面接

現場や人事部の20〜30代程度の若手社員が担当することが多い。

Web面接が多く、グループ面接やグループディスカッションになることもある。

 

二次面接

現場の課長や部長クラス、人事部の責任者などが担当することが多い。

一次面接より深掘った質問をされやすい。

 

最終面接

社長や役員クラスが担当することが多い。

役員クラス以上の人材が入社しても問題ないか、本当に社風にマッチするのかを見極める。

選考が進むほど自社にマッチするかをより厳しく見られるため、1つ1つの問いを深堀りされます。

決して上手く答える必要はなく、緊張してでも自分の言葉で論理的に説明できるよう心がけましょう。

また面接マナーも事前に把握しておき、友人や社会人の知人と一緒に練習する環境を作りましょう。

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いつから?就活の時期ごとのスケジュールの流れ!

就活は時期ごとでやるべきことが異なります。

ここでは時期ごとに何をすべきか、スケジュール感を紹介します。

大学3年の春休み

大学3年の春休み〜大学4年の4月には就活対策を始めましょう。

まずは自己分析を中心に気になった業界があれば、業界研究・企業研究を進めていきます。

サマーインターンの選考が6月頃より始まるので、無事選考を突破するためにこの時期に始めましょう。

大学3年の6月

6月頃よりサマーインターンの募集が開始されるので、ES・面接対策をとことん行いましょう。

就活くん
サマーインターンは本選考につながらないから参加しなくていいでしょ

こう考える学生がいますが、サマーインターン経験者は本選考でも優遇されやすく、内定率も高い傾向にあります。

その他にもサマーインターンは以下のようなメリットがあります。

サマーインターンのメリット
  • 業界・企業研究が深まり、ES・面接の質が上がる
  • 採用担当者に顔を覚えてもらいやすい
  • 成果を上げれば早期内定に繋がることもある

これだけのメリットがあるため必ず参加すべきですが、大手企業となると倍率が高く、合格率が非常に低いのも現状です。

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大学3年の9月〜

大学3年生の9月からは筆記試験の対策やOB・OG訪問、秋・冬インターンなどの就活イベントが始まります。

筆記試験は高学歴の学生だとそこまで苦労しませんが、苦手意識のある方はより入念に対策しましょう。

特に重要となるのがOB・OG訪問です。

OB・OG訪問では企業のリアルの声が聞けますし、「同業他社ではなく、なぜ弊社なのですか?」という質問に「人が良かったから」と答える材料にもなります。

Abuild就活編集部
OB・OGが上の立場にいる人となると、人事に口添えしてくれることもありますよ

大学3年の1月〜

大学3年の冬は本選考の準備がメインですが、メガベンチャーなどの選考が行なわれる時期でもあります。

本選考への準備もしつつ、メガベンチャーの選考も受けて、本選考への実戦経験を積みましょう。

またメガベンチャーは勢いがあり魅力的な企業が多いため、自分に合った会社から内定が出たら、そこで就活を終えるのも良いでしょう。

 

就活で注意すべきポイント

最後に就活で多くの学生が陥りがちな注意点を紹介します。

周りと比べない

特に難関大の学生に多いのが、内定先のレベルで周囲と比較してしまうというもの。

こういった学生は大学受験も模試のテストで友達と勝負したりと、人生の重要な選択で「周りにすごいと思われるもの」を選びがちです。

しかし、就活は周囲との勝負ではなく、その本質は「自分の得意を発揮できて、魅力的だと思える会社の内定を勝ち取ること」です。

あなたに合うのが必ずしも大手企業なわけではないし、ベンチャーや外資系が合う可能性だってあります。

Abuild就活編集部
とりあえず大手ではなく、幅広く見た上で最終判断を下しましょう
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内定が出たから就活を終わりではない

就活は選考で落とされる方が当たり前で、そうそう内定が取れることはありません。

そうなるといつの間にか、「どこでもいいから、内定が出たら就活を終わろう」という思考に陥りがちです。

しかし、そうなると人手不足で誰でも入れるようなブラック企業に入ったり、自分にマッチしていない会社に入ったりする可能性が高まります。

不採用通知はどうしても落ち込むものですが、毎回の選考を振り返り、失敗を次に活かすようブラッシュアップしていきましょう。

就活に関するよくある質問

最後に就活に関するよくある質問を紹介します。

何社くらい受けるもの?

毎年、おおよそ20社前後の選考を受ける学生が多いです。

もちろん選考時期が被ることもあるので、スケジュール帳を持ち歩き、各社の選考がいつなのか、その準備をいつ行うのかを把握しておく必要があります。

逆に応募数が多すぎるとスケジュール管理が難しい上に、1社あたりに時間が割けなくなるため、通過率が落ちる可能性も否めません。

逆に応募数が少ないと、自分に合った企業を見つけられなかったり、全滅したりする可能性もあります。

大学受験と就活はどっちがきつい?

もちろん人によって異なりますが、一般的には就活の方がプレッシャーが大きく厳しいものだと言えるでしょう。

なぜなら初めて働く会社でその後の人生がほぼ決まるようなものだからです。

たとえば「商社に入り海外駐在する」「保険会社に入って配属ガチャで地方転勤になる」など、仕事で住む場所が大きく異なるので、そこで出会う人もまた変わってきます。

また企業ごとで年収も大きく異なるので「年収の高い会社に入り20代で結婚し家を建てる」、逆に「年収の低い会社に入ってしまい結婚する余裕がない」という人生を歩むこともあるのです。

大学受験で失敗しても取り返しがつきますが、就活での失敗は人生全体を大きく左右するので就活の方がきついと言えるでしょう。

面接ではどんなことを聞かれる?

面接は企業と就活生のマッチングの場であり、面接官は「この学生はうちで活躍するのか」「長く働いてくれそうか」「どこでどのように働いてもらえそうか」という点を見ています。

このような観点から入社意欲を見るために「志望動機」を質問したり、入社して活躍できる人間なのかを見るために「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」「自己PR」を聞いたりします。

その他にも、以下のような質問がされる場合が多いです。

  • なぜ競合他社ではなく、弊社を志望するのか
  • なぜ就活をしているのか
  • 入社したらどんな仕事をしたいか
  • 長所と短所は何か
  • これまでの人生で挫折した経験はあるか
  • 5年後、10年後どうなってると思うか
  • 弊社は第一志望か
  • 大学ではどんな研究をしたか
  • 最近の気になるニュースはあるか
  • 就活の軸はなにか
  • 今の大学、今の学部を選んだ理由は
  • 尊敬する人
  • 最後に何か言いたいことはあるか

何が大変なの?

やることが膨大な上に、選考では落ちるのが普通なので肉体的にも精神的にも大変なのです。

就活中は学業、部活動、サークル、アルバイト等に加えて、各社のES・面接準備〜選考という流れを繰り返します。

さらに「せっかく頑張ってES作ったのに書類で落ちた」「最終面接まできたのに落とされた」と落ちるのが普通の世界なので、「努力が無駄になった」「人格否定されている気分」というように落ち込むことも多いです。

そういった失敗を次に活かし、諦めずに行動し続けないとなかなか内定を取れません。

他にも他にも周囲との比較で落ち込むことがあります。

例えば自分だけ内定0なのに、周りの友人は皆第一志望から内定をもらっていて、就活を終えているという場合です。

「周りは遊んでいるのに、自分だけ遊ぶ余裕がないのか…」と悩む学生も珍しくありません。

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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