9月卒業(秋卒業)は就活で不利?ポイントやスケジュールを解説!

日本の就活は、3月卒業・4月入社が前提とされています。

しかし、就活生の中にはさまざまな事情で秋頃に卒業する学生もいます。

秋卒業の学生が、就活で不利になることはあるのでしょうか。

この記事では、秋卒業の学生をめぐる就活の状況や、押さえておきたいポイントなどを紹介します。

ぜひ、最後までお読みください。

・9月卒業(秋卒業)は、就活で不利にはならない
・秋卒業になる理由を明確にしたり、事前に募集要項を読んだりするのが大事
・スカウト型就活サービスや就活塾を上手に利用しよう
目次

9月卒業(秋卒業)は就活で不利?

大前提として、9月卒業(秋卒業)だからといって就活で不利になることはありません。

秋卒業である理由を説明した上で選考に参加すれば問題ないでしょう。

ただ、秋卒業をする理由によっては、面接でつっこまれる可能性もあるため、事前に対応を考えておく必要があります。

また、企業によっては選考自体で秋卒業の就活生を想定していない可能性があります。

志望先を事前によく調べておくことが重要です。

秋卒業が就活で不利になることは基本的にありませんが、その特性や注意点を把握しておかないとトラブルがおきかねません。

秋卒業の就活について、詳しくご紹介していきます。

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9月卒業(秋卒業)になる理由

9月卒業(秋卒業)がどのように就活に影響するかは、理由によって異なります。

秋卒業になる主な理由は、次の3つです。

  1. 留学した
  2. 単位が足りなかった
  3. 大学院を卒業した

一つずつ、見ていきましょう。

留学した

留学した場合、秋卒業になる可能性が高いです。

日本で一般的な4月入学3月卒業というスケジュールは、海外では一般的ではありません。

海外で一般的なのは秋入学・秋卒業で、日本とずれています。

このため、大学のカリキュラム上卒業もずれ込むこともあれば、そもそも単位取得数の関係でずれ込む場合もあります。

単位が足りなかった

単位が足りない場合も、秋卒業になる可能性があります。

いわゆる、「留年」です。

大学の制度によって異なりますが、足りない単位を半期で取得しきれれば、秋に卒業できる大学があります。

この場合、秋卒業で就活に臨むことになります。

大学院を卒業した

大学院を卒業して就活する場合も、秋卒業になることがあります。

大学院は必要な単位数が専門によって大きく異なるため、まじめに勉強していても秋卒業になる可能性があります。

また、博士課程まで進む場合、卒業の鍵になるのは論文です。

単位はもちろん、学位取得に必要な水準の論文を書き上げるために時間がかかり、秋卒業になるパターンもあります。

9月卒業(秋卒業)の入社・就活スケジュール

9月卒業(秋卒業)の場合、入社や就活スケジュールはどうなるのでしょうか。

次の3つのパターンについて、見ていきます。

  • 4月入社の企業の場合
  • 10月入社の企業の場合
  • 通年採用の企業の場合

それぞれの時期について、解説していきます。

4月入社の企業の場合

4月入社の企業の選考に参加する場合、就活のスケジュールは一般的なスケジュールと同じです。

大学3年の夏や冬にインターンがあり、企業によっては早期選考が行われます。

大学3年3月には公式の説明会やセミナーが解禁、大学4年6月には本選考がスタートです。

内定後の対応は、企業によって異なります。

丸一年間待って、一個下の世代と入社させる企業もあれば、半年間はインターン生という形で学業と両立させ、秋卒業を待って10月に入社することもあります。

企業によって対応が異なるため、事前に募集要項を読んだり、採用担当者に問い合わせたりしておくようにしましょう。

10月入社の企業の場合

絶対数は少ないですが、10月入社の企業もあります。

選考枠を別に確保している企業もあり、やはり企業によって対応は違います。

10月入社の選考自体は、通常の選考よりも遅い日程です。

大学4年の夏から秋頃に選考を行う企業が多いようです。

受ける企業の選考日程を事前にチェックして、早めに準備に取り掛かりましょう。

通年採用の企業の場合

通年採用の企業の場合は、さらに柔軟です。

選考にも入社日にも明確な決まりがないため、ケースバイケースとなります。

選考に参加する際、採用担当者と事前に入社時期などについて話し合っておきましょう。

9月卒業(秋卒業)が就活を始めるタイミングは?

9月卒業(秋卒業)の学生が就活を始めるべきタイミングは、ずばり大学3年生の春です。

近年の就活では、大学3年の夏に行われる長期インターンが、早期選考の役割を果たすようになっています。

人気がある企業のインターンには、参加するための選考がある場合があります。

ESや面接などが課される可能性もあり、夏前までには一定水準以上の用意をしておく必要があるでしょう。

そのためにも、大学3年の春には就活準備に着手しておくようにしましょう。

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9月卒業(秋卒業)の就活のポイント3選

9月卒業(秋卒業)で就活をする場合、押さえておきたいポイントは次の3つです。

  1. 秋卒業の理由を明確にする
  2. 志望先の募集要項をよくチェックする
  3. 準備はできるだけ早めに行う

一つずつ、見ていきましょう。

秋卒業の理由を明確にする

なぜ秋卒業になるのか、ESや面接といった説明が求められる場に備え、理由を明確に答えられるようにしておきましょう。

仮に留年が原因だからといって、隠したり、うそをついたりすることは逆効果です。

理由を明確に伝えることで、余計な疑問や不信感を抱かせず、あなたの人間性を見てもらえるようにしましょう。

志望先の募集要項をよくチェックする

志望先の募集要項のチェックも重要です。

秋卒業の就活生の扱いは、企業によって大きな差があります。

せっかく内定をもらった後に、「実は秋卒業は受けちゃいけなかった」なんてことがわかったら目も当てられません。

事前に企業の募集要項をよく読んでおくようにしましょう。

募集要項に秋卒業に関する記述がなかった場合は、窓口に問い合わせるようにしましょう。

準備はできるだけ早めに行う

秋卒業でも、就活準備はできるだけ早めに行いましょう。

秋卒業の就活も、基本的には春卒業の就活に近いスケジュールで動きます。

ポイントとなるのは、大学3年の夏です。

大学3年の夏までに、自己分析やES添削といった準備を一通り終わらせておくのがベストです。

自分が準備に使える時間などを考えた上で、できるだけ早い時期から準備に取り掛かりましょう。

「9月卒業(秋卒業)の就活が不安!」という人にオススメの対策3選

他の人と条件が違う中での就活は不安を感じるものです。

もし9月卒業(秋卒業)の就活が不安でたまらない人は、次の3つの対策を試してみてください。

  1. スカウト型就活サービスを利用する
  2. オンラインコミュニティに参加する

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

スカウト型就活サービスを利用する

企業側から就活生に声をかけてくる、スカウト型就活サービスを利用してみましょう。

従来の就活は、就活生が志望している企業の選考に参加する形式をとっていました。

スカウト型就活サービスは、就活生が経歴や自己PRをサイトに登録をし、その情報を見た企業が就活生に選考への参加の案内を出す新しい形の就活サービスです。

主なスカウト型就活サービスは、以下の通りです。

  • OfferBox
  • キミスカ
  • dodaキャンパス
  • iroots

オンラインコミュニティに参加する

SNSや就活情報サイトなどのオンラインコミュニティに参加しましょう。

日本では、まだまだ春卒業・春入社の文化が根強く、ほとんどの学生がそのスケジュールに合わせて就活をしています。

秋卒業の学生は少数で、周りに自分と同じ境遇の学生がいるのはレアケースでしょう。

悩みや情報を共有するためにも、オンラインコミュニティに参加しておくのがオススメです。

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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