【必見!】第二新卒がやばい理由って?転職活動を成功に導く6つのポイントを解説

第二新卒として転職活動をしていると「今の自分が置かれている状況がやばいのではないか」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。

悩みくん
短期間で会社を辞めたことを後ろめたく感じて、自分に自信が持てない…

たしかに新卒で入社してすぐに離職することはリスクもありますが、必ずしも第二新卒=やばいというわけではありません。

本記事では、第二新卒がやばいと評価される理由や転職活動を成功させる6つのポイントについて紹介します。

第二新卒でも転職活動を成功させている人は大勢いるので、本記事を参考にして選考を突破するカギをつかんでください。

目次

やばい?第二新卒が転職する際の現実

まずは転職市場での第二新卒の実情を理解して、果たして第二新卒が本当にやばいのか確かめていきましょう。

約3人に1人が第二新卒

厚生労働省が発表した新規学卒者の離職状況を見ると、第二新卒の離職した人数の割合が確かめられます。

過去3年間の第二新卒の離職率は以下の通りです。

年度就職者数3年目までの離職率
平成29年3月458,683名150,543 5名
平成30年3月462,084名144,047名
平成31年3月466,722名146,890名
Abuild就活編集部
いずれの年度も3割近い第二新卒が離職しています。

3年以内に3人に1人の割合で離職しているため、第二新卒は特に珍しくないと言えるでしょう。

新卒を優遇する企業もある

日本では新卒採用が主流のため、新卒と比較すると第二新卒を対象にした選考が少ないのが現状です。

また、新卒の場合は企業説明会やインターンシップ、大学のキャリアセンター情報収集できるため選択肢が多いというメリットがあります。

それに対して第二新卒の転職は情報量が少なく求人の選択肢が狭いため、就職の機会も減ってしまうのです。

第二新卒可・第二新卒歓迎の企業も最近は増えていますが「社会人経験4年以上」などの応募条件を設けている企業も多いです。

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第二新卒が厳しい・やばいと言われる理由

第二新卒の転職が「厳しい」「やばい」と言われている3つの理由を紹介します。

すぐに辞められるかもと思われる

企業側は第二新卒を「すぐに会社を辞めてしまった」という観点からあまり良くないイメージを抱いている場合もあります。

Abuild就活編集部
労働意欲や忍耐力がなく、転職しても長続きしないのではと思われてしまうようです。

すぐに辞めると思われないように、選考では前職で習得したスキルや経験、努力したことなどをアピールして積極性を見せる必要があります。

病気など何かしらの理由で仕方なく退職した場合はその旨を事前に伝えておきましょう。

スキルや実績が不十分

第二新卒がやばいと言われている理由としてスキルや実務経験が不十分であることが挙げられます。

第二新卒は3年以内に会社を辞めてしまっているため、アピールできるほどの実務経験やスキルがありません。

転職市場では豊富な経験や十分なスキルがある人材が求められますが、第二新卒に関しては経験やスキルではなくやる気やポテンシャルを重視する企業も多いです。

第二新卒で転職する場合は、不十分な経験値やスキルをやる気や熱意でカバーしましょう。

コミュニケーション力を疑われる

早期に離職してしまった原因は人間性やコミュニケーション力に問題があると思われる可能性もあります。

職場の人や取引先を相手に業務を円滑に進めるには、報告・連絡・相談がしっかりできるコミュニケーション力が必要です。

Abuild就活編集部
早期離職してしまうと、人間関係に不備があったのではと疑われることもあります。

同僚や上司とうまく連携が取れずに業務に支障が出てしまったり、職場の雰囲気を悪くしてしまったりするのではというイメージを持たれてしまうかもしれません。

チームワークが苦手でどうしても独りよがりになってしまい、周囲とコミュニケーションが取れない人は要注意です。

やばいわけではない!第二新卒は企業から人気の理由

第二新卒はやばいと思われがちですが、実は企業から求められやすい人材でもあるのです。

ここからは、第二新卒が企業から人気があると言われる3つの理由について解説します。

自社の文化に適応しやすい

社会人経験はあるものの実務経験は少ないため、第二新卒の多くは柔軟性や適応力に長けている人材が多いです。

社会人経験が長いとスキルや経験が豊富で即戦力になる一方、前職での仕事のやり方が習慣となってなかなか次の会社に馴染めない人もいます。

Abuild就活編集部
前の会社のやり方を貫き通そうとするプライドの高い人もいるようです。

しかし第二新卒は前職での仕事の進め方などが定着していないため、自社の文化に適応しやすいというメリットがあります。

新しい仕事への熱意や若手ならではのフレッシュさなどの強みがあれば、新卒採用と同様にすぐに環境に馴染めるでしょう。

教育コストが新卒よりかからない

第二新卒は前職で基本的なネットリテラシーやビジネスマナーを研修しているため、ある程度のビジネススキルが備わっています。

新卒を採用する場合は最初に社会人として最低限必要なマナーや知識を教育しなくてはいけません。

第二新卒の場合はこのような教育コストや手間がかからないため、コスト面においても第二新卒を採用するのは大きなメリットだと言えるでしょう。

入社までが早い

新卒者が入社する場合は採用活動を開始した時期から入社まで、およそ半年以上の期間が空いてしまいます。

それに対して第二新卒は入社までの期間が短いため、なるべく早く人材補充をしたい企業にとっては大きなメリットです。

4月入社の新卒と違って、6月や7月、9月などさまざまな時期から入社できるのが第二新卒の強みでもあります。

第二新卒なら入社時期が早くすぐに現場で働いてもらえるなど、新卒にはない魅力があると言えるでしょう。

新卒の早期離職の穴埋めとして採用されるケースもある

第二新卒になるメリット

転職活動において第二新卒になるメリットは以下の3つです。

新卒就活の失敗を活かしやすい

第二新卒者はつい最近就活をしていたばかりなので「こういう企業を選べば良かった」「こんな風にアピールすれば良かった」など失敗した時の記憶も新しいはずです。

新卒就活での失敗を活かせば、転職時にはスムーズに選考を進められるでしょう。

就活の記憶が古くなるほど当時を振り返るのが難しくなってくるので、できるだけ記憶に残っているうちに反省点を見つけて選考対策に活かしてください。

未経験・異業種の転職がしやすい

第二新卒は未経験や異業種への転職もしやすいというメリットがあります。

Abuild就活編集部
中途採用の場合は今までの職種・業種と全く異なる業界への転職はハードルが高いです。

しかし第二新卒であれば特定の業界のやり方や風土に染まっていないため、実質新卒扱いで転職できるでしょう。

企業としても第二新卒には前職でのスキルや経験よりも将来性を重視していることから、未経験や異業種であっても積極的に採用する傾向にあります。

ポテンシャル採用が多い

第二新卒はスキルではなく将来性やポテンシャルを期待されているため、過度なプレッシャーを感じずに入社できます。

中途採用は経験やスキルがあることが前提となっていて、即戦力として求められる場合が多いです。

その一方で第二新卒は結果が残せなくても社内での風当たりが強くなることもなく、企業側も研修期間中は仕事を覚えることに集中させてくれます。

プレッシャーなしで仕事のやり方を少しずつ覚えていける点に関しては、第二新卒の大きなメリットと言えるでしょう。

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第二新卒の転職を成功させるポイント

やばいというイメージを抱かれがちな第二新卒が転職を見事成功させるための6つのポイントを紹介します。

転職の目的や求める条件を明確にする

前職に入社した時と同じ間違いをしないように、転職の際は目的や企業に求める条件を明確にしましょう。

就活くん
ワークライフバランスが取れて、自分の理想のキャリアを実現できるところが良いなぁ!

このように、まずは自分が転職活動において何を重要視しているのかを決める必要があります。

明確な理由がないまま何とはなしに転職活動を続ければ、同じ過ちを繰り返してしまうかもしれません。

どんな仕事や働き方がしたいのかを徹底的に自己分析して、自分にマッチした企業を見つけましょう。

働きながら行う

在職中の人は働きながら転職活動を続けて、転職先が決まる前に今の会社を辞めないようにしてください。

Abuild就活編集部
転職先が決まらないまま離職すると、離職した翌日からは無職の期間ができてしまいます。

経験値としてアピールできない空白の期間が長くなればなるほど、転職は難しくなっていくでしょう。

無職の間は収入もなくなるため、転職先が決まらないと焦りや不安から自暴自棄になってしまう可能性もあります。

在職期間は少しでも長い方が企業側にも良い印象を与えられて、精神的にも安定した状態で転職活動を続けられるでしょう。

次が決まるまでは今の職場に留まってしっかり経験と実績を積むのがベスト!

退職理由を前向きに伝える

退職理由はすべて会社や環境のせいにするのではなく、前向きな姿勢で現状の問題点を伝えましょう。

Abuild就活編集部
退職理由をネガティブに話すと愚痴のようになって、人間性に問題があるように思われてしまいます。

人間関係のトラブルや職場に対する不満はどの企業でも起こり得るため、別の企業でも同じような理由で辞めるのではと不安視されるでしょう。

例えば給料が上がらないことに不満があれば「自分が行った業務や成果に対して正当な評価がほしい」と退職理由を前向きに伝えます。

不満がある=自分の叶えたいことがあるはずなので、その要望を前向きに説明できればステップアップのための転職であるとアピールできるでしょう。

転職で成し遂げたいことを伝える

第二新卒の中には熱意や意欲をアピールできても将来のビジョンがない人もいます。

5年後や10年後にどのようなキャリアプランを考えていて、転職したら何を成し遂げたいのかを明確に説明しましょう。

企業側も具体的なキャリアビジョンを説明してもらえれば、自社で活躍する姿をイメージしやすくなって高評価につながる場合もあります。

第二新卒は一度就職した経験があるからこそ、より深く自己分析や企業分析ができる

今の仕事である程度の成果を上げる

第二新卒が前職である程度の結果を上げるというのはそう簡単なことではありません。

しかし、前職の経験で何も成長していないと思われると採用に至らない可能性もあります。

短期間であっても少なからず得られたスキルや経験があるはずなので、大きな成果でなくとも短期間である程度成長できたことをアピールしましょう。

まずはどんなに小さなことでも構わないので、自分が携わった業務をピックアップして転職活動に活かせる内容がないか探してみてください。

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第二新卒に関するよくある質問

最後に第二新卒の転職活動におけるよくある質問をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

面接は新卒とどう違う?

新卒は学生時代に関する質問がメインですが、第二新卒は前職について深掘りされます。

  • 退職理由
  • 前職で学んだこと
  • 転職先で求めること

第二新卒は面接の段階から配属先がある程度決まっていて、すぐに業務を任せることを前提にしていることが多いです。

前職の経験やスキルを踏まえて、入社意欲や仕事への熱意、将来のキャリアパスなどをアピールできるように準備しておきましょう。

既卒と第二新卒の違いは?

第二新卒は学校を卒業後に一度就職して、数年以内に退職しているか転職を検討している人のことです。

それに対して既卒とは内定がない状態で学校を卒業して社会人経験がない人で、卒業後3年以内までが既卒扱いとなります。

第二新卒と既卒は年齢は近いですが、就職した経験があるかどうかという点で違いがあるのです。

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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