大学3年の秋からの就活は遅い?準備や成功のコツを解説
周りは内々定出た人もいるけど焦るべき?
就活も秋になってくると、内々定を持っている人も出始めています。
そのため大学3年の秋から就活を始めるのは、人と比べると正直遅いかもしれません。
とは言っても本選考までは半年あるのでまだまだ間に合います!
行ける会社は1つだけですし、行きたい会社の内定を1ついただければそれでOKなのです。
焦りをうまく活用してなんとか就活を間に合わせるため、この記事で最短効率で内定を目指せる方法をしっかり学んでください。
大学3年秋から就活を始めるのは遅いです
そもそも大学3年の秋から就活を始めるのは周囲と比べて、どういう状況なのかを解説します。
3年生の秋の就活状況
マイナビキャリアリサーチLabの2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月)によると、25卒の就活生は6月時点で全体の5〜6割ほどが自己分析や業界研究、インターンへの申し込みをしています。
これまでは就活を秋から始めてもある程度は間に合っていたのですが、25卒はより早期化した影響から必ずしも間に合うかはわかりません。
つまり問題は秋冬インターンに参加できるかどうかで、内定が取れるかどうかが決まってくるということ。
その準備に間に合うギリギリのタイミングであることを理解して、早急に対策を始めましょう。
3年生の秋の内定状況
就職みらい研究所の就職プロセス調査(2024年卒)「2023年2月1日時点 内定状況」によると、24卒は2月1日時点で内定率が19.9%でした。
大学3年時点での内定保有者は少ないですが、だからといって油断していいわけではありません。
冬時点での内定率は約2割と少ないですが、25卒以降はもっと内定率が高まってくるでしょう。
大学3年秋からの就活スケジュール
大学3年秋から就活を始めても間に合うスケジュールを逆算していきましょう。
夏から始めている就活生と比べて遅いですが、本選考へ間に合わないわけではありません。
3年秋・冬から就活を始める人が知っておくべき就活・インターンのスケジュールはマイナビの就活スケジュールを参考に解説していきます。
3年秋・冬からのスケジュールとして、やるべきことは次の通りです。
- 自己分析・業界分析
- Webテスト・ES・面接対策
- 秋冬インターンに参加
- OB/OG訪問
大学3年秋からの就活でやること
大学3年秋から就活を始める方向けにこれからやるべきことを解説します。
自己分析
3年秋・冬から就活を始める人は、一番時間がかかる自己分析から取り掛かりましょう。
就活を遅くから始めても、ここをしっかり対策できれば間に合うし、逆にここを乗り越えなければ遅れを取り返せません。
自己分析をする目的は以下の2点があります。
- 自分がまず何を大切にしているか、どう生きていきたいか
→価値観の洗い出し
- 自分の強みや個性を理解し、発揮しているエピソードの整理
→就活用へ武器を作る
本音として、自分の価値観を見つめ直して「人生」や「働くことの軸」を考えることで、どんな企業や会社が合うかを探していけます。
また「アピールポイント」と「そのエピソード」を就活用に整理して面接の武器を準備します。
どんな会社で働きたいか、どんな強みを発揮できるかを考えながら自己分析に取り組んでいきましょう。
業界分析
就活を遅くから始めるあなたは、効率よく自己分析→業界分析の順に進めましょう。
自分の強みやアピールポイントを整理した上で、求められる人物像を確認し、寄せていくのが自然で効果的だからです。
強みやアピールポイントが本人とずれていると、いくら優秀であってもその業界や会社からは内定はもらえません。
学力テストのような優秀さに加えて、個人の人柄や強みと会社の「相性が良い」ことが重視されるので注意です。
業界・会社分析の方法ですが、どの記事でもお伝えしている重要ポイントは以下の2点です。
- 就活サイトで最新情報を定量的に整理する
- OBOG訪問で、定性的な情報を入手する
おすすめはとにかく社会人に会ってみて、話をしてみてください。
正直実際に働かないと、社会人はあまり何をしているのかよくわからないと思います。
実際に働いている人から時間の過ごし方や働いている内容を教えてもらうことで、ようやく少しずつ社会人の具体像を掴めるでしょう。
Webテスト
正直、ここに時間をかけている余裕はありませんので隙間時間にこなすイメージでいましょう。
こちらは有名なテキストを一周してみて、苦手なところは潰しましょう。
ある程度の対策ができれば、数回本命ではない企業のWebテストを受験してみてください。
何回か受験し、ESが通るかどうかでテスト対策ができているか確認できます。
ES
0から練っている時間がない場合は、ネットで落ちている自分と似たような経験のESを真似してみましょう。
もちろんそのまま真似しても面接でバレるので注意ですが、通ったESの構成を真似てみることが大事です。
そこからブラッシュアップして自分の言葉へ変換していってください。
そうして作成したESを本命ではない企業へ出してみて、ESで通過するレベルなのか複数企業で検証するとなお良いです。
面接対策
秋冬から始めて時間がない方、すぐに面接がある方は以下を準備してください。
- よくある質問集の解答を準備する
- よくある質問集を友達と出し合う
- よくある質問集を家族や身近な社会人と出し合う
この3ステップで、面接で社会人と対話することに慣れていきましょう。
面接対策こそ、希望しない企業で何度も練習をして慣れてから本命を受験できるようにスケジュールを組んでださい。
秋冬インターンは気軽に受けられるので、練習用に複数提出して必ず面接経験を積みましょう。
秋冬インターンに参加
就活を3年の秋から始めても、本選考前のインターンに参加できます!
企業のインターンが盛んになっているため、本選考の直前までインターンをたくさん受けましょう。
3年秋冬のインターンに絶対に参加するべき理由は以下のとおりです。
- インターンで就活の経験を積める
- インターンに落ちても、本選考へ向けた反省や対策ができる
- インターンへ参加できれば、早期選考や本選考へ繋げられるようアピールする
インターンの選考は本選考と似ているパターンが多いため、この経験値を本選考で活かせます。
またインターンの方が倍率が高いことも多いので、落ちても問題ありません。
たとえ落ちたとしても、本選考時にインターンを受験していれば前から志望していたと、熱意を伝えられるケースもあります。
逆にインターンに参加できれば、自分をアピールしたり、参加できたからこその社員の方の雰囲気やエピソードなど情報を得られます!
OB・OG訪問
個人的にも時間がない中で非常に効率的でおすすめなのが、OB・OG訪問です。
上記でも少し触れましたが、OB・OG訪問のメリットは非常にたくさんあります。
社員の生の声を聞ける
志望企業での具体的な業務やリアルな働き方、業界での立ち位置などについて質問できるため、説明会などで知り得ない情報も掴めます。
実施回数や社員の評価が選考に影響することも
OB・OG訪問は募集に応募する選考とは異なり、基本的に学生が自分からアポを取って実施します。
だからこそ、OB・OG訪問を行うことで「わざわざ来てくれた」と志望度や熱意のアピールができます。
また、仮に特別選考に乗らずとも、OB・OG訪問したという記録は残るため、志望度の高さを後々の選考でアピールすることが可能です。
面接やESでの内容に厚みが増す
説明会や採用サイトの内容は、どの学生も志望動機や自己PRなどに盛り込みます。
一方、OB・OG訪問では実際に働く社員から具体的な業務、事業についての情報を得られるため、具体性が高く、場他の学生が知らない情報もあります。
ESの添削を行ってもらえる場合もあり、志望動機や自己PRのブラッシュアップにつながります。
OB・OG訪問が直接採用に繋がる企業も少なくありません。
OB・OG訪問の記録は人事に報告されており、訪問回数が多い学生や質問の質が高い学生は会社側から直接連絡が来るかもしれません。
面接の練習になる
OB・OG訪問では、自分が話す内容が志望企業でどのように受け取られ、評価されそうであるかを聞けます。
またキャリアセンターなどのイベントと違い、相手は学生や大学職員ではなく志望企業の社員ですので、緊張感のある疑似面接を経験できます。
3年秋からの就活を成功させるポイント
大手企業の内定を勝ち取る学生の多くは3年の春には就活を始めており、志望企業のサマーインターンにも参加しています。
そのため秋から就活を始めても彼らに逆転できるとは限りません。
それにも関わらず大手の選考しか受けないとなると、全落ちも考えられます。
そのためリスクヘッジとして大手企業以外のベンチャー企業や中小企業も選択肢に入れましょう。
給料や福利厚生は大手に劣りますが、ベンチャーの方が裁量権があることでいち早く成長したり、安定した中小ホワイト企業であればプライベートも楽しく過ごせます。
「大手企業に全落ちして、どこでもいいから内定を取ろうとして気づけばブラック企業に入社していた」というケースにならないよう、大手に行けなかった場合に行きたい企業を事前に探しましょう。
採用のきっかけになることもある