【日本政策投資銀行の就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説！

日本の政策金融機関である日本政策投資銀行は、全国の企業の中でもトップクラスに入るほどの就職難易度を誇っています。

「学歴フィルターで落とされるのでは」と不安に思う学生もいますが、本当に学歴による足切りがあるのか気になりますよね。

そこで本記事では、日本政策投資銀行の就職難易度と学歴フィルターの有無、そして選考を突破するための4つのポイントを徹底解説します。

日本政策投資銀行とはどんな企業？

まずは日本政策投資銀行の具体的な事業の内容と福利厚生について解説します。

事業概要

日本政策投資銀行は1951年に戦後の日本経済を立て直すために設立された、日本開発銀行を前身とする政府系金融機関です。

経済的利益だけではなく公益性も重視した投融資により、社会課題の解決に貢献しているのが大きな特徴です。

政府100％出資の金融機関で、どの企業グループにも属していない中立的な組織

2〜3年ごとのジョブローテーションで10年目にはすべての業務を全て経験し、多角的な知識が身につくようになっています。

働き方・福利厚生

金融業界の中でも特に「働きやすい職場環境づくり」に積極的に取り組んでいます。

さらに育児短時間勤務や時間外勤務および休日勤務が制限または免除される時間外労働等の制限・免除も用意されています。

産休・育休・有休が取りやすく、子育てと両立している人も多く在籍

日本政策投資銀行の就職難易度は？

それでは、日本政策投資銀行の具多的な就職難易度をランキング形式で紹介します。

入社が難しい有名企業ランキングで8位

東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社では8位にランクインしています。

競合他社のランキングは以下の通りです。

メガバンクやほかの政府系金融機関と比べても、圧倒的な難易度の高さであることが分かります。

新卒採用倍率は約45倍〜63倍と予想

企業入社難易度ランキング2021の銀行・証券・保険部門では1位

「企業入社難易度ランキング2021」の銀行・証券・保険部門では堂々の1位にランクインしています。

政府系金融機関の安定性と仕事のやりがいから、難関大生からの人気が高いです。

日本政策投資銀行の採用大学ランキング

日本政策投資銀行の採用大学ランキングを紹介します。

採用大学ランキング

2021年度の採用大学ランキングはこちらです。

順位	大学名	採用人数
1位	慶応義塾大学	14名
2位	早稲田大学	7名
3位	東京大学	6名
4位	一橋大学	5名
5位	京都大学	4名
6位	北海道大学	2名
6位	明治大学	2名
6位	法政大学	2名
6位	青山学院大学	2名
10位	大阪大学	1名
10位	九州大学	1名

ランキングを見ると、旧帝大や難関私立大学が上位を占めていることが分かります。

採用大学

日本政策投資銀行の過去の採用大学一覧を見てみましょう。

全体で見ると、中堅大学や地方大学などからの採用もあります。

採用人数

過去3年間の採用人数を見ると、毎年70～80名の新卒を採用しています。。

年度	男性	女性	合計
2021年	38名	38名	76名
2020年	30名	41名	71名
2019年	39名	42名	81名

日本政策投資銀行の採用の男女比は役1：1で、年度によっては若干女性が多い印象です。

日本政策投資銀行の学歴フィルターはある？

日本政策投資銀行には学歴フィルターはないと考えられます。

とはいえ内定者のほとんどは高学歴の学生のため、ライバルに打ち勝つための対策は必須です。

日本政策投資銀行の選考プロセスと面接内容

日本政策投資銀行の選考プロセスはこちらです。

各プロセスで聞かれやすい質問の傾向について解説します。

ES

ESでは以下のような内容が問われました。

各設問が450文字と文章量が多くなるため、具体的かつ簡潔に書くことを心がけましょう。

価値観が問われる内容が多い＝自分の価値観が見えやすい書き方が重要

Webテスト

Webテストは言語・非言語・性格の一般的なSPIで、参考書で対応可能です。

60分と時間に余裕があるためひとつひとつ丁寧に解きましょう。

1次選考

近年の1次選考で聞かれやすい傾向にある質問はこちらです。

「ESに沿って細かいところまで質問をされた」と話す内定者もいます。

特に入社後にしたいことに関しては「なぜ日本政策投資銀行が取り組む必要があるのか？」について深掘りされるようです。

最終面接

最終面接では以下のような設問があります。

質問が多いため、自分の価値観や就活の軸とブレない一貫した回答を心がけましょう。

日本政策投資銀行の選考を突破するポイント

それでは、日本政策投資銀行の選考を突破するための4つのポイントを紹介します。

なぜ日本政策投資銀行なのかをアピール

まずは「なぜ日本政策投資銀行を志望するのか」という入社意欲や熱意をアピールしましょう。

自分の夢やキャリアプランと日本政策投資銀行の特徴・強みがマッチすることを説得力を持って話すことが重要です。

志望動機をさまざまな観点で用意し、競合他社との違いを理解した上で魅力的に感じる理由も考えましょう。

協調性を示す

面接では他者との協働経験やチームメンバーとの関係性について複数回掘り下げられます。

日々の業務では顧客の潜在的なニーズを把握してチームで協力して課題解決を行います。

ガクチカではチームで取り組んだ経験を取り上げて、どのように課題解決に向けて成果を出したのかをアピールしましょう。

日本政策投資銀行にはクライアントとの信頼関係を重要視する風土がある

困難に直面しても乗り越えられる粘り強さを示す

選考では、困難に直面しても乗り越えられる粘り強さを学生時代の経験を通じて示しましょう。

苦しいことがあっても乗り越えられるストレス耐性も見られるため、ストレスとの向き合い方についても掘り下げる必要があるでしょう。

日本政策投資銀行に関するよくある質問

最後に日本政策投資銀行の選考に関する質問についてまとめたので、参考にしてください。

激務って本当？

日本政策投資銀行は設立にあたって「人財開発銀行」を目指すと共に、薄給激務といわれる労働環境を改善すると決めています。

産休・育休・有休が取りやすいという現役社員の声もあるほど、労働環境に関しては配慮されています。

インターンシップ参加者に優遇がある？

場合によっては優遇があると考えられます。

参加者の話によると、秋のプレミアムインターンに参加ができた場合、選考は有利に働くようです。

もし参加できなくても、OB訪問や企業説明会で会社への理解を深めてES・面接対策に活かしましょう。

年収はどれくらい？

日本政策投資銀行の平均年収はおよそ1,070万円です。

金融業界の平均年収は454万円となっており、日本政策投資銀行の平均年収は金融業界全体の平均年収よりも高い水準となっています。