短所一覧50選!面接で好印象な伝え方と言い換え例文付きで解説

就活生Bさん
面接で短所を聞かれたら、正直に答えすぎて評価を下げてしまわないか不安…
悩みくん
自分の短所がうまく言葉にできないし、どう伝えれば良いか分からない

就職・転職活動の面接で必ずと言っていいほど聞かれる「あなたの短所は何ですか?」という質問。多くの人が、どう答えれば良いか頭を悩ませるのではないでしょうか。

しかし、安心してください。面接官がこの質問をする意図を正しく理解し、適切な準備をすれば、短所はあなたという人間的な魅力を伝え、自己PRにつなげる絶好のチャンスになります。

この記事では、面接官が短所を質問する本当の理由から、自分に合った短所の見つけ方、そして面接で好印象を与えるための具体的な伝え方まで、網羅的に解説します。言い換えに使える短所一覧50選や、そのまま使える例文を5つ用意しました。

この記事を最後まで読めば、自信を持って面接官の質問に答えられるようになり、内定へと一歩近づけるはずです。

目次

面接で短所を聞かれる3つの理由

そもそも、なぜ面接官はあなたの「短所」を知りたがるのでしょうか。それは、単に欠点を探しているわけではありません。この質問には、応募者の内面を多角的に評価するための3つの明確な目的が隠されています。

  1. 自己分析の深さを測るため
  2. 課題解決能力と成長性を見るため
  3. 企業文化との相性を見極めるため

これらの意図を理解することが、的確な回答への第一歩です。

①自己分析の深さを測るため

一つ目の理由は、あなたが自分自身をどれだけ客観的に理解しているか、つまり「自己分析の深さ」を測るためです。

自分の弱みや苦手なことを正確に把握している人は、「自分を客観視できる冷静さ」を持っていると評価されます。なぜなら、自分を客観視できる人材は、入社後も自身の能力を冷静に判断し、壁にぶつかった際に何が原因かを分析し、着実に成長していけるポテンシャルを秘めているからです。逆に、短所を曖昧に答えたり、見当違いな回答をしたりすると、「自己分析が浅い」「準備不足」という印象を与えかねません。

②課題解決能力と成長性を見るため

二つ目の理由は、あなたの「課題解決能力と成長性」を見るためです。面接官は、あなたが自分の短所にどう向き合い、どう乗り越えようとしているのかを知りたいと考えています。

短所をただ認めるだけでなく、「その弱みを改善するために、具体的にどのような努力や工夫をしていますか?」という姿勢こそが重要です。短所を課題として捉え、改善に向けて行動できる人材は、入社後も困難な業務に対して主体的に取り組み、解決へと導いてくれる「成長意欲の高い人材」として高く評価されます。自分の弱さから逃げずに向き合う誠実な姿勢が、あなたの将来性をアピールします。

③企業文化との相性を見極めるため

三つ目の理由は、あなたの人柄や価値観が「企業文化(社風)と合っているか」を見極めるためです。

例えば、「自分のペースでじっくり物事に取り組みたい」という短所を持つ人が、スピード感と変化を重視する企業に入社した場合、双方にとって不幸な結果(ミスマッチ)を招く可能性があります。面接官は、あなたの短所から垣間見える性格や仕事へのスタンスが、自社の文化や求める人物像と大きくかけ離れていないかを確認しています。正直に伝えることは大切ですが、企業の価値観を事前にリサーチし、致命的なミスマッチを避ける視点も必要です。

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【一覧表】短所を長所に変える言い換え50選

自分の短所が分かっていても、それをどう表現すれば良いか分からない方も多いでしょう。ここでは、あなたの短所をポジティブな長所に変える言い換えのヒントを「性格」「行動」「対人関係」の3つのカテゴリに分けて、50個の例を一覧表でご紹介します。自分に当てはまるものを見つけてみましょう。

性格に関する短所の言い換え

No.短所長所への言い換え例
1心配性準備を徹底できる、危機管理能力が高い、慎重に行動できる
2頑固信念がある、意志が強い、一貫性がある
3緊張しやすい責任感が強い、真面目である、誠実に取り組む
4負けず嫌い向上心がある、目標達成意欲が高い、粘り強い
5神経質感受性が豊か、細かな点によく気がつく、丁寧な仕事ができる
6おおざっぱ全体像を捉えるのが得意、小さなことにこだわらない、行動が早い
7せっかち行動力がある、決断が早い、効率を重視する
8マイペース周りに流されない、自分のペースで着実に進められる、落ち着いている
9楽観的ポジティブ思考、切り替えが早い、ストレス耐性がある
10悲観的リスクを想定できる、最悪の事態に備えられる、慎重である
11理屈っぽい論理的思考力がある、物事を筋道立てて考えられる、説得力がある
12面倒くさがり効率化を考えるのが得意、無駄な作業をなくそうと工夫する
13八方美人誰とでも円滑な関係を築ける、協調性がある、場の空気を読める
14おせっかい面倒見が良い、困っている人を放っておけない、親身になれる
15人見知り相手の気持ちを深く考えられる、聞き上手、信頼関係を築くのが得意
16感情的情熱的、人間味がある、自分の意見を素直に表現できる
17冷たい冷静で客観的な判断ができる、感情に流されない、効率的

行動に関する短所の言い換え

No.短所長所への言い換え例
18優柔不断思慮深い、多角的に物事を検討できる、慎重に判断できる
19完璧主義責任感が強い、質の高さを追求する、妥協しない
20慎重すぎる丁寧でミスが少ない、リスク管理能力が高い、着実に物事を進める
21行動が遅い丁寧な仕事をする、計画性がある、慎重である
22計画性がない臨機応変に対応できる、柔軟性が高い、すぐに行動に移せる
23効率が悪い粘り強い、一つのことに集中して取り組める、丁寧である
24飽きっぽい好奇心旺盛、新しいことへの挑戦意欲が高い、切り替えが早い
25流されやすい協調性がある、素直である、柔軟に意見を取り入れられる
26影響されやすい吸収力が高い、環境への適応力が高い、素直である
27諦めが悪い粘り強い、最後までやり遂げる力がある、忍耐力がある
28仕切りたがりリーダーシップがある、周りを巻き込む力がある、主体性がある
29考えすぎる慎重である、深く思考できる、分析力が高い
30独断的決断力がある、リーダーシップがある、自分の意見をしっかり持っている
31継続力がない好奇心旺盛、フットワークが軽い、様々なことに興味を持てる
32見切り発車しがち行動力がある、チャレンジ精神が旺盛、スピード感がある
33抱え込みがち責任感が強い、最後まで自分でやり遂げたいという気持ちが強い

対人関係に関する短所の言い換え

No.短所長所への言い換え例
34人に頼るのが苦手責任感が強い、自立している、主体的に行動できる
35断るのが苦手相手の気持ちを尊重できる、思いやりがある、貢献意欲が高い
36遠慮しがち協調性がある、相手を立てることができる、思慮深い
37人に厳しい高い基準で物事を考えられる、妥協しない、向上心がある
38自分に甘いポジティブ、ストレスを溜めない、自分を客観視できる
39空気が読めない周囲に流されず自分の意見を言える、正直である、物事の本質を突く
40口下手傾聴力がある、誠実な印象を与える、言葉を慎重に選ぶ
41馴れ馴れしいコミュニケーション能力が高い、誰とでもすぐに打ち解けられる
42反骨精神が強い向上心がある、負けず嫌い、自分の信念を貫ける
43自己主張が強い自分の意見をしっかり持っている、リーダーシップがある、主体性がある
44協調性がない自分の意見をしっかり持っている、信念がある、専門性を追求できる
45話が長い説明が丁寧である、物事を多角的に伝えられる、相手への配慮がある
46一人で抱え込む責任感が強い、粘り強い、やり遂げる力がある
47すぐに顔に出る素直で分かりやすい、感情表現が豊か、嘘がつけない
48でしゃばり積極性がある、主体的に行動できる、リーダーシップがある
49言い訳が多い原因分析が得意、状況を客観的に説明できる
50干渉しすぎる面倒見が良い、サポート精神が旺盛、仲間意識が強い

あなたの短所を見つける3つの方法

「一覧表を見ても、しっくりくる短所が見つからない…」という方もいるかもしれません。そんな時は、以下の3つの方法で自分自身を客観的に見つめ直してみましょう。

①過去の失敗体験から振り返る

最も効果的な方法の一つが、過去の失敗体験を分析することです。アルバイトや学業、サークル活動などで「うまくいかなかったこと」や「反省していること」を思い出してみてください。その経験を「状況・行動・結果」のフレームワークに当てはめて整理すると、自分の思考や行動のクセ、つまり短所が見えてきます。

  • 状況 (Situation): どのような状況でしたか?
  • 行動 (Action): その状況で、あなたは具体的にどう行動しましたか?
  • 結果 (Result): その行動は、どのような結果につながりましたか?

例えば、「グループワークで意見が対立し、議論が進まなかった」という失敗体験。その時の自分の行動が「自分の意見の正しさを主張しすぎた」のであれば、「頑固」や「協調性のなさ」が短所かもしれません。このように、具体的な事実に基づいて短所を特定することで、面接でも説得力のあるエピソードを語れるようになります。

②信頼できる他者にフィードバックを求める

自分では気づけない短所を教えてくれるのが、第三者の客観的な視点です。これを「他己分析」と呼びます。あなたのことをよく知る友人や家族、あるいは大学のキャリアセンターの職員やゼミの教授など、信頼できる人に「私の短所って、どんなところだと思う?」と率直に聞いてみましょう。

思ってもみなかった点を指摘されて驚くかもしれませんが、それは自分をより深く知るための貴重なヒントです。複数の人から同じ点を指摘された場合は、それがあなたの特徴的な短所である可能性が高いでしょう。フィードバックをもらう際は、理由も合わせて聞くことで、より深く自己理解を深めることができます。

③長所の裏返しで考える

長所と短所は、実は表裏一体の関係にあります。例えば、「責任感が強い」という長所は、見方を変えれば「一人で抱え込みがち」「完璧主義」といった短所にもなり得ます。自分の長所だと思っていることを、あえてネガティブな側面から捉え直してみましょう。

  • 「周りの意見をよく聞く」 → 「流されやすい」「優柔不断」
  • 「計画的に物事を進める」 → 「想定外の事態に弱い」「行動が遅い」
  • 「好奇心旺盛」 → 「飽きっぽい」「一つのことが長続きしない」

このように、長所を裏返すことで、自分でも納得感のある短所を見つけることができます。また、この方法は長所と短所に一貫性を持たせることができるため、面接官にも「自己分析がしっかりできている」という印象を与えやすくなります。

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【例文5選】面接で好印象な短所の伝え方

ここでは、代表的な短所を題材に、面接で好印象を与える伝え方の例文を5つご紹介します。いずれの例文も「①短所の提示 → ②具体的なエピソード → ③改善努力と貢献意欲」という構成になっています。ぜひ参考にしてみてください。

  • ①「心配性」→「準備を徹底できる」
  • ②「頑固」→「信念がある」
  • ③「優柔不断」→「多角的に検討できる」
  • ④「完璧主義」→「質の高さを追求する」
  • ⑤「慎重すぎる」→「丁寧でミスが少ない」

①「心配性」→「準備を徹底できる」

私の短所は、心配性な一面があるところです。この性格は、裏を返せば「準備を徹底できる」という長所でもあると考えています。

学生時代、ゼミで初めてのグループ発表を担当した際、失敗を恐れるあまり、あらゆる質問を想定して膨大な量の補足資料を作成しました。結果的に、準備した資料のほとんどは使いませんでしたが、質疑応答でイレギュラーな質問が出た際に、準備していた資料のおかげで的確に回答でき、教授から「危機管理能力が高い」と評価をいただきました。

この経験から、事前準備の重要性を学びつつも、時には心配しすぎて非効率になることもあると自覚しています。そのため、現在では準備を始める前に「何が最も重要なリスクか」を考え、優先順位をつけて取り組むよう心掛けています。貴社に入社後も、この準備力とリスク管理能力を活かし、丁寧かつ着実な仕事で貢献したいと考えております。

②「頑固」→「信念がある」

私の短所は、一度決めたことをなかなか曲げない頑固なところです。しかし、これは「目標達成に向けて、強い信念を持って取り組める」という強みでもあると捉えています。

飲食店でのアルバイトで、売上向上のための新メニュー開発を任されたことがありました。私はSNS映えする斬新な商品を提案しましたが、店長からは「奇抜すぎる」と反対されました。しかし、私はターゲット層へのアピールには不可欠だと考え、市場調査のデータや他店の成功事例を基に粘り強く説得を続けました。最終的には私の意見が採用され、その商品は店の看板メニューになるほどのヒットを記録しました。

この経験を通じて、自分の意見を押し通すだけでなく、客観的なデータを用いて相手を説得すること、そして周囲の意見にも耳を傾け、より良い案へと昇華させる柔軟性の重要性を学びました。貴社でも、自分の信念は大切にしつつ、チームの一員として多様な意見を尊重し、議論を活性化させることで成果に貢献していきたいです。

③「優柔不断」→「多角的に検討できる」

私の短所は、決断までに時間がかかってしまう優柔不断な点です。これは、物事を「多角的に検討できる慎重さ」の表れであると認識しています。

大学のサークルで合宿の企画責任者を務めた際、宿泊先の候補が複数あり、それぞれのメリット・デメリットを考えすぎてしまい、なかなか一つに絞り切れずにいました。仲間からは「早く決めてほしい」という声も上がりました。

このままではいけないと思い、私は各宿泊先のメリット・デメリット、費用、アクセスなどを一覧表にまとめ、判断基準を明確にしてメンバーに提示しました。そして、「最終的な判断は私が責任を持つが、みんなの意見も聞かせてほしい」と伝え、投票形式で意思決定を行いました。結果、全員が納得できる合宿先を選ぶことができ、企画も成功に終わりました。

この経験から、慎重な検討は重要ですが、時には判断の軸を定め、周囲の意見を参考にしながらスピーディーに決断することの必要性を痛感しました。現在は、重要な決断をする際には「何を優先するのか」を最初に明確にし、時間的な制約も意識するよう努めております。

④「完璧主義」→「質の高さを追求する」

私の短所は、完璧主義なところです。何事も質の高さを追求するあまり、一つの作業に時間をかけすぎてしまうことがあります。

学部時代の卒業研究で、私は論文の些細な表現やデータの見せ方にこだわりすぎ、全体の進捗が遅れてしまった経験があります。指導教官から「細部も大事だが、まずは論文全体の骨格を完成させなさい」と助言をいただき、完璧を目指すことと、締め切りを守ることのバランスの重要性に気づかされました。

それ以降は、まず全体の6〜7割の完成度で一度全体像を掴み、そこから優先順位をつけて細部の質を高めていくという進め方を意識しています。また、定期的に進捗状況を報告し、周囲からの客観的なフィードバックをもらうことで、独りよがりな完璧主義に陥らないよう心掛けています。貴社においても、私の強みである「質の高さを追求する姿勢」は大切にしながら、常に全体のスケジュールを意識し、効率的に業務を進めていきたいです。

⑤「慎重すぎる」→「丁寧でミスが少ない」

私の短所は、石橋を叩いて渡るような慎重すぎるところです。この性格のおかげで「仕事が丁寧でミスが少ない」と評価される一方、行動に移すまでに時間がかかってしまうことがあります。

例えば、大学のレポート課題では、提出前に何度も誤字脱字や事実関係の確認を繰り返すため、常に締め切りギリギリになってしまうことがありました。

このままではスピードが求められる業務に対応できないと考え、2つの改善策を実践しています。一つは、タスクを細分化し、それぞれに小さな締め切りを設けることで、計画的に作業を進めることです。もう一つは、自分の中で「確認は3回まで」といったルールを設け、必要以上に時間をかけないよう意識することです。この工夫により、丁寧さを維持しつつ、以前よりもスピーディーに課題を終えられるようになりました。貴社に入社後は、私の強みである正確性と着実性を活かしながら、常にスピードを意識して業務に取り組み、チームに貢献したいと考えています。

面接官に響く!短所を伝える3ステップ

例文からも分かるように、短所を効果的に伝えるためには、決まった「型」があります。この3つのステップを意識するだけで、あなたの話は格段に分かりやすく、説得力のあるものになります。これはプレゼンテーションでよく用いられるPREP法(Point, Reason, Example, Point)の考え方にも通じます。

ステップ① 結論(短所)を正直に伝える

まず最初に、「私の短所は〇〇です」と結論から簡潔に述べます。ここで大切なのは、見栄を張ったり嘘をついたりせず、正直に自分の短所を認めることです。

ただし、そのまま伝えるとネガティブな印象だけが残ってしまうため、「〇〇なところですが、これは△△という長所でもあると考えています」のように、ポジティブな側面への言い換えを意識した表現を選ぶのがポイントです。これにより、面接官はあなたが自己分析をしっかり行い、自分の弱みを前向きに捉えているという印象を受けます。

ステップ② 具体的なエピソードを添える

次に、その短所が表れた具体的な体験談を話します。なぜなら、エピソードを交えることで、あなたの話にリアリティと説得力が生まれるからです。

このエピソードを構成する際は、STARメソッド(Situation: 状況, Task: 課題, Action: 行動, Result: 結果)を参考にすると、話が整理しやすくなります。

  • S (Situation): どのような状況で
  • T (Task): どのような課題・目標があり
  • A (Action): 短所が原因で、どのように行動し
  • R (Result): その結果、どうなったのか(多くは失敗談や反省点)

このエピソードを通じて、あなたが自身の短所を「自分事」としてきちんと認識していることを示しましょう。

ステップ③ 改善努力と貢献意欲で締めくくる

最後に、その短所を克服するために現在行っている具体的な努力や工夫を伝え、入社後にどう貢献したいかという意欲で締めくくります。

「短所を自覚し、改善しようと努力している」という前向きな姿勢を示すことで、面接官はあなたに「成長性」や「伸びしろ」を感じます。そして、「この短所があるからこそ、貴社でこのように貢献できます」と、仕事への意欲につなげることで、単なる弱みの告白ではなく、効果的な自己PRとして話を終えることができます。ポジティブな印象で締めくくることが、面接官の心に響く重要なポイントです。

これはNG!面接で避けるべき短所の伝え方

伝え方次第でチャンスにもなる短所の質問ですが、一歩間違えると評価を大きく下げてしまう危険性もあります。ここでは、絶対に避けるべき3つのNGな伝え方をご紹介します。

①業務に致命的な支障が出る短所

最も避けるべきなのは、社会人としての基本的な適性を疑われるような短所です。

  • 「時間を守れません」 (→ 自己管理能力の欠如)
  • 「責任感がありません」 (→ 仕事を任せられない)
  • 「コミュニケーションが苦手で、人と話せません」 (→ チームで働けない)
  • 「嘘をつくことがあります」 (→ 人として信頼できない)

これらは改善の意欲を示したとしても、「なぜ自社でなければならないのか」という次元の問題ではなく、働く上での前提が欠けていると判断されてしまいます。わざわざ自分から評価を下げるような短所を伝える必要はありません。

②改善の意欲が見られない伝え方

「私の短所は〇〇です」と、短所を言いっぱなしにしてしまうのもNGです。これでは、まるで開き直っているかのような印象を与え、面接官に「この人は自分の弱みを改善する気がないんだな」「成長意欲が低いな」と思われてしまいます。

面接官が知りたいのは、短所そのものよりも「短所への向き合い方」です。必ず、「その短所を改善するために、現在このような努力をしています」という具体的な行動をセットで伝えるようにしましょう。改善努力を語ることで、あなたの誠実さや向上心をアピールできます。

③「短所はありません」と答えること

自信の表れのつもりかもしれませんが、「短所はありません」という回答は最も避けるべき答えの一つです。

この回答は、面接官に「自己分析が全くできていない」「自分を客観視できない傲慢な人」というネガティブな印象を与えてしまいます。完璧な人間など存在しないことを、面接官はよく理解しています。この質問の意図は、あなたの人柄や成長性を知ることにあります。その意図を汲み取らずに「ない」と答えてしまうと、コミュニケーション能力が低いと判断される可能性すらあるのです。必ず、何かしらの短所を準備して面接に臨みましょう。

まとめ

この記事では、面接で短所を効果的に伝えるための方法を、言い換え一覧や具体的な例文を交えながら解説してきました。

面接官が短所を聞くのは、あなたを深く理解し、入社後に活躍できる人材かを見極めるためです。重要なのは、以下の3つのポイントを意識することです。

  1. 面接官の質問意図(自己分析力・成長性・相性)を理解する。
  2. 自己分析を通じて、自分の言葉で語れる短所を見つける。
  3. 「結論→エピソード→改善努力」の3ステップで、ポジティブに伝える。

短所の質問は、あなたの人柄や誠実さ、将来性をアピールできる絶好の機会です。この記事を参考にしっかりと準備を進め、自信を持って面接に臨んでください。あなたの就職・転職活動が成功裏に終わることを心から応援しています。

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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