大手デベロッパーの売上・年収ランキング!内定を勝ち取る選考対策も紹介
大手デベロッパーは暮らしを豊かにする街を創り出す、私たちの生活と関わりが深くやりがいのある仕事です。
しかし人気の高い業界だけに多くの学生が就職を目指しており、競争は激しいものとなっています。
そこで本記事では、大手デベロッパーの売上・年収ランキングとデベロッパー向け就活対策7選をご紹介します。
大手デベロッパーを目指す就活生にとって必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
デベロッパーってどんな仕事?
まずはデベロッパーとはどのような仕事をするのか、その事業概要やビジネスモデルについて解説します。
事業内容
デベロッパーとは、主に不動産開発を手がける企業を意味します。
その事業内容やビジネスモデルは多岐にわたっており、不動産の企画・開発から販売管理などを通じて、地域や都市を発展させる役割を担っています。
事業内容は大きく分けて以下の2種類に分類されます。
再開発事業
特定のエリアをより住みやすい街にすべく、インフラ整備や商業施設の開発や住宅地の拡大を担う事業です。
東京ミッドタウンや六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズも、大規模な施設の開発とともに周辺エリアも同時に進めています。
また施設の建設だけでなく、その商業施設へのアクセスを向上させるための交通インフラの整備も担当します。
マンション開発事業
数百戸規模のマンションを建築・販売する事業を意味します。
周辺施設や立地条件を加味しながら、適切な間取り・広さを設計してマンションを開発するのが主な仕事です。
立地条件やターゲットの住民層に合わせて、さまざまなコンセプトのマンションが開発されます。
またマンション開発には広大な土地が必要のため、タワマンなどの高いビルを建設する際は周辺住民との交渉や区画整理も担います。
ビジネスモデル
デベロッパーのビジネスモデルは売却するのか賃貸するのかの2つに分かれ、非常にシンプルな仕組みです。
売却したら一度に大きな収益を得られ、賃貸であれば家賃収入として定期的な収益が入ることになります。
通常、商業施設やオフィスビルは企業や店舗に賃貸として貸し出すことで定期的な収益を生み出し続けます。
このようにビジネスモデルとしてはシンプルですが、その中でどのように土地の価値を最大化して収益を最適化していくのかがポイントです。
デベロッパーの種類
デベロッパーの種類は大きく分けて以下の3つです。
種類 | 特徴 |
---|---|
総合デベロッパー | ・ジャンルを問わずさまざまな不動産開発を手がける ・総合的な都市開発・街づくりに関わり、大規模なプロジェクトを通じて地域全体の発展に寄与 |
専門デベロッパー | ・特定ジャンルに特化した不動産開発を手がける ・解く知恵分野における深い知識と経験から、ニーズに対応した高品質な開発に強みがある |
公的デベロッパー | ・都市開発やインフラ整備を担うデベロッパー ・国や地方自治体の政策に基づいて活動しており、公共の利益を目指して地域社会の発展や住環境の改善に貢献 |
主な職種
それでは、デベロッパー業界に入社して就ける主な職種について解説します。
職種 | 解説 |
---|---|
用地取得 | ・開発のために適切な土地を見極め、土地所有者との交渉や確保を行う ・開発の基盤業務であり、プロジェクトの成否を左右する重要な役割 |
マーケティング | ・取得した土地のリサーチやプロジェクト方針を決定する ・的確なマーケリサーチによってニーズにあった開発と競争力の向上が見込める |
企画・開発 | ・用地取得時に立てたプランをもとに、外観や設計など具体的な計画を詰めていく ・スケジュールや収支管理、関係者との調整など全体的な管理を担当する |
施工管理 | ・建設会社による実際のプロジェクトの進行と品質管理 ・実際に建築物が形になるまでの進捗や品質を管理し、プロジェクトの監督として動く |
営業 | ・完成した物件をターゲット層に届けるための営業・広報活動を担う ・テナント企業や個人との信頼関係を築き、収益確保のための活動を展開 |
法務・総務 | ・土地の取得から売買・賃貸契約までのさまざまな手続きを迅速に処理する ・特に法務では契約書作成やリスク管理、コンプライアンスの確認などの専門知識が問われる |
管理・運用 | ・開発した物件の施設の価値を維持・向上させるための管理 ・施設がもつ潜在的な価値を最大限に引き出し、持続的な発展をサポートする |
選考の際は希望の職種になぜ就きたいのか、また配属されなかった場合どうするのかを回答できるように準備すること
デベロッパー業界の動向と将来性
続いて、デベロッパー業界の現状や今後の将来性について解説します。
動向
建築コストの高騰や新型コロナウイルスによる社会変動が、今も不動産業界に対して大きなマイナス影響を与えています。
そこで近年では契約関連の業務などはAI(人工知能)を活用するなど、不動産テックのサービスが展開されるようになりました。
デベロッパーとして競合との競争に打ち勝つには、他社がまだ手がけていない市場を見つけ出していちはやく参入することです。
市場開拓を見出すことは企業の将来性をも左右するため、持続的な競争優位を築くための重要なカギとなるでしょう。
将来性
日本は人口が減少し続けており、今後は住宅需要の減少が見込まれる厳しい状況です。
さらにテレワークの普及によってオフィス需要も減少し、先行きは厳しいという見解もあります。
しかしその一方で大手を中心に海外進出を進める動きやIT技術を導入した「スマートシティ」開発、今すでにある街の再開発を計画しています。
将来性として、大手デベロッパーが得意な複合的な再開発・街づくりのノウハウが活かす機会は今後十分にあるでしょう。
特に東南アジアは今後発展が期待できる国が多く、施設を建てる土地や物件の需要が非常に高い
大手デベロッパー6社の売上・年収ランキング!
大手デベロッパー6社を売上と年収別にランキング形式でまとめたので、ぜひ参考にしてください。
大手デベロッパー6社の売上ランキング
順位 | 企業名 | 売上高 | 営業利益 |
---|---|---|---|
1位 | 三井不動産 | 2,383,289 | 339,690 |
2位 | 三菱地所 | 1,504,687 | 278,627 |
3位 | 東急不動産 | 1,103,047 | 120,238 |
4位 | 住友不動産 | 967,692 | 254,666 |
5位 | 野村不動産 | 734,715 | 112,114 |
6位 | 森ビル | 360,485 | 78,191 |
※単位:百万円
売上高2兆円を超える三井不動産が圧倒的リードを見せる一方で、三菱地所と東急不動産も1兆円超えで後に続いています。
また売上高は4位ですが営業利益については住友不動産が2,000億円を超えでトップ3に食い込む勢いです。
売上高や営業利益の数字だけでなく、将来性や各社の特徴についても理解を深めよう
大手デベロッパー6社の年収ランキング
順位 | 企業名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 三井不動産 | 1289.2万円 |
2位 | 三菱地所 | 1273.2万円 |
3位 | 東急不動産 | 1113.2万円 |
4位 | 野村不動産 | 1090.5万円 |
5位 | 森ビル | 955.6万円 |
6位 | 住友不動産 | 730.8万円 |
売上ランキング1位の三井不動産が、年収ランキングでもトップに入る結果となりました。
2位3位も売上げランキングと同じ結果となり、大手デベロッパートップ3として強い存在感を放っています。
大手デベロッパー6社の平均は1075.4万円となり、日本国内の平均から見ても高い水準を保っているようです。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、国内平均年収は約458万円
大手デベロッパー6社の特徴
続いて、大手デベロッパー6社の特徴について解説します。
以下を参考にして各社の企業分析を進めてみましょう。
三井不動産
業界最大手として君臨する三井不動産の最大の強みは、適切なポートフォリオ経営にあります。
というのも同社では経営資源を効率よく分配し、事業の組み換えを行うポートフォリオ経営を実践しているのです。
多くの事業を展開するもそれらの営業収益の内訳は満遍なく分けられ、安定的な事業基盤があります。
三菱地所の丸の内エリアのような基盤がなかったからこそ、さまざまな事業を積極的に展開してきました。
街づくりに携わる実感が得られるのも、同社ならではの大きなメリットでしょう。
三菱地所
三菱地所の強みはなんと言っても、日本一のオフィス街「丸の内エリア」を手がけている点です。
住宅以外の不動産の開発・運営事業全般を担う組織の営業収益は約8,434億円までのぼり、収益全体の約6割を占めています。
この豊富な資金と安定的な基盤を元に、近年では海外事業にも積極的な姿勢を見せているようです。
「三菱地所は丸の内以外に強みがない」と考える学生にとっては、良い意味で期待を裏切ってくれそうですね。
近年はインドネシア・ジャカルタでの再開発プロジェクトやオフィス事業に注力
東急不動産
東急電鉄を中核にする東急グループの一社である同社は都市・管理運営・仲介の3事業と都心部のタウンマネジメントに強みがあります。
徳に東横線と田園都市線の2路線が乗り入れる渋谷圏や竹芝の開発がメイン事業となり、都内の一等地に事業基盤となる都市開発エリアを有している点が魅力です。
また同社の開発で特徴的なのは、利益よりも「顧客目線」で過ごしやすい街づくりを推進していること。
とある社員が「企画会議では常に『利用者のため』という言葉が出てくる」と語るように、顧客に寄り添う姿勢を徹底して貫いています。
住友不動産
住友不動産ではオフィスビル賃貸事業を中核とした事業戦略による営業利益率の高さが特徴的です。
現在は東京都心の再開発に注力して数多くの開発プロジェクトを進行させ、その地位をさらに確立しようとしています。
また潤沢な賃料収入と信用力という基盤をもとに、大規模な再開発やインド事業といった挑戦的な事業をできるのも大企業だからこそ。
大企業でありながら社長や役員に直接決裁をもらいに行くというベンチャーのようなスピード感があるのも、同社の魅力のひとつでしょう。
オフィスビル事業では230棟以上のビルを展開しており、都内No.1の所有数を誇る
野村不動産
競合がオフィスビル・商業ビルを収益の基盤としている中、同社は2023年度における売上高の約48.0%が住宅部門となっています。
また野村不動産は積極性が高い会社としても知られ、過去には保有する土地が少ない中でも財閥系デベロッパーに対抗すべく新規事業も推進したこともあります。
その中の新たな取り組みとして中規模高級オフィスビルブランド「PMO」や、サテライトオフィス・小規模オフィスを提供する「H1O」があります。
「PMO」は若手社員の提案によって実現した事業であり、ここからも同社の積極性がよく見て取れるでしょう。
森ビル
営業収益としてはランキング最下位ではありますが、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、アーク森ビル主要エリアのランドマーク的なビルを複数所有しているのは大きな強みでしょう。
2023年度のセグメント別の営業利益率では、オフィスビルをはじめとするビル賃貸や分譲が収益の柱となっていました。
約21.7%という高い営業利益率維持しているのも、高賃料の優良物件を多く所有していることが原因です。
また自然に触れられるような施設の整備を意識し、環境問題の解決にも積極的な点も同社ならではの魅力と言えるでしょう。
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大手デベロッパーの就職難易度は非常に高い
結論から言うと、大手デベロッパーへの就職難易度は非常に高いです。
各私立大学の就職実績を見てみると、早慶は大手デベロッパーの就職実績があるものの、MARCHでは中堅デベロッパーやグループの子会社への就職が多いことが分かります。
大学名 | 実績 |
---|---|
早稲田大学 | 野村不動産、三井不動産、三菱地所、森トラスト、オープンハウスグループなど |
慶応大学 | 住友不動産、三井不動産、三菱地所、野村不動産、イオンモール、NTT都市開発など |
明治大学 | 三井不動産リアルティ |
青山学院大学 | 野村不動産ソリューションズ、東急リバブルなど |
立教大学 | 野村不動産 |
中央大学 | 住友不動産販売、日鉄興和不動産、NTT都市開発、東京建物など |
法政大学 | 不明 |
さらに各社の新卒採用は30~50名ほどしか取らないので、内定倍率が非常に高いです。
大手デベロッパーへの就職は、早慶や旧帝大卒レベルの学歴がないと難しいでしょう。
大手デベロッパーを狙うには、早い段階からかなりの徹底した対策が必要!
大手デベロッパーに求められるスキル
学歴に自信がない学生は、今から紹介する6つのスキルを身につけておくことをおすすめします。
それぞれのスキルがあることを示し、ライバルとの差別化を図りましょう!
決断力
大規模なオフィスビルやマンションの開発を担うデペロッパーは、プロジェクトごとに大きな金額を動かすことになります。
土地や建設にかかる費用は経済状況や社会情勢で大きく変動するため、決断が遅いと絶好の買い場のチャンスを逃すことにもなりかねません。
だからこそ、デベロッパーでは迅速かつ適切な決定ができる決断力が必要なのです。
マネジメント力
デベロッパーではひとつのプロジェクトを完遂するために、業務をこまかく分担してそれらを同時並行で行わなくてはいけません。
ひとつのチームの足並みが揃わないと開発プロジェクト全体の遅れにつながってしまうこともあります。
そのため、複数のチームが予定通り仕事を進められているかどうかを管轄するマネジメント能力も欠かせません。
交渉力
デベロッパーは、ゼネコンなど社外も含めて多くの関係者と一緒にプロジェクトを進めていく仕事です。
たとえば用地取得の際に土地の所有者と話し合いがまとまらない場合は、プロジェクトの進捗に支障をきたすこともあります。
特に開発エリアの住民や土地所有者への交渉力は、この仕事に必要不可欠なスキルです。
業務を円滑に進めるために自分の意見だけを押し通さず、相手の気持ちを取り組みながら議論を進める必要があるでしょう。
語学力
日本では少子高齢化やテレワークの普及によってオフィスやマンションの空室が増えたこともあり、新たな収益源を探すため海外事業に力を入れています。
中央アジアなど各国の商談相手や取引先企業と円滑なコミュニケーションを取るために、語学力は必須スキルとなりました。
特に英語・中国語でコミュニケーションが取れると重宝されるので、あらかじめTOEICや中国語検定などで資格取得しておくとよいでしょう。
TOEICなら700点、中国語検定なら2級以上とるとアピール材料になる
リーダーシップ
デベロッパーの開発プロジェクトはグループ単位で実行されることが多いです。
先述の通り開発は大規模で行われるため、ゼネコンや土地所有者など自社以外のさまざまな人達と関わりながら業務を進めることになります。
企画や開発を担当するデベロッパーは、いわばプロジェクトリーダー的な立場。
大勢のメンバーをまとめるべく、リーダーシップを発揮してプロジェクトを円滑に遂行することが求められます。
チャレンジ精神
よりよい街づくりを推進するためにはこれまでにない新たなアイデアを実現したり、競合他社が着手していないジャンルに挑戦したりする必要があります。
何度失敗しても挑戦し続けるチャレンジ精神は、デベロッパーで働く際に大いに役立つでしょう。
さまざまな状況や業務が発生する中でも、それを自分の成長だと考えて挑戦できる気持ちが大切!
大手デベロッパーを目指す学生必見の就活対策7選
それでは、大手デベロッパーを目指すための具体的な就活対策を7つ解説します。
都市開発されたエリアを実際に見てみる
時間があれば、マンションや商業施設の建設によって都市開発が行われたエリアを実際に見てみましょう。
また就職難易度が高いデベロッパー就活においては、モチベーションの維持が何よりも大切です。
都市開発された街を実際に見ることで自分なりのキャリアビジョンややりたいことが見えてくるため、就活に活かせる経験が得られるかもしれません。
競合比較をする
それぞれの企業が手がけるプロジェクトや強み、企業文化などを比較することで、自分が最も働きたい企業を見つけられます。
また競合他社との違いを理解することで、面接で「なぜこの会社なのか」という質問に答えやすくなるでしょう。
まずは本命の企業への理解を深めた後に競合比較をして、本命ならではの魅力や強みを見つけ出すことが大切です。
入社後のギャップを少なくするためにも、同業他社との違いへの理解は深めておくべし
まちづくりをしたいと思ったきっかけを深堀りする
大手デベロッパーは内定者数が少ないため、どれだけ志望動機の高さを深掘りできるかが勝敗を分けるカギとなります。
「人口が少ないエリアに住んでいたが、再開発されて一気ににぎわいをみせて感動した」といったデベロッパーを目指すきっかけになったエピソードが効果的です。
漠然とした答えではなく、具体的なエピソードを交えて自分の想いを熱く語れるように準備しておきましょう。
求められるスキルがあることをアピールする
「チャレンジ精神」「リーダーシップ」などデベロッパーで働く際に必要な力を発揮したエピソードを話すことも大切です。
自己分析で見つけ出した強みの中から、デベロッパーに求められる力とマッチしたものを選んでみてください。
Web適性検査対策をする
Web適性検査の種類は企業によって異なるため、志望企業がどの種類の適性検査を使用しているのか把握した上で入念な対策が必要です。
デベロッパーでは、特に「SPI」と「玉手箱」、「TG-WEB」が多く実施されます。
各適性検査の特徴を以下に記載するので、ぜひ対策の参考にしてみてください。
適性検査 | 特徴 | 対策 |
---|---|---|
SPI | 性格と能力の2領域からなり、能力検査は言語(国語)と非言語(数学や算数)に別れる。 解答状況や正答率によって問題が変わる |
問題集1冊を徹底して解く、公式を暗記するなどして、時間内で的確に問題を解けるようにする |
玉手箱 | 計数(数学)、言語(国語)、英語、性格テストの4種類に分かれており、問題数に対して解答時間が非常に短い | 毎年似たような問題が出題される傾向にあるため、スピード感を重視して解く練習をする |
TG-WEB | SPIや玉手箱に比べると難易度が高いが、解法を理解しておけばスムーズに解答できるのが特徴 | 問題の傾向と解き方、そして問題集などでで効率的に解法できるパターンを覚える |
海外でも通用する語学力を身につける
大手デベロッパーでは商談や用地取得の交渉など、外国語でコミュニケーションを行うプロジェクトも多いです。
中には英語でのやりとりがないと仕事が進まないこともあります。
海外の不動産市場の動向を把握したり、海外の投資家と交渉したりする際に、語学力は非常に役立つでしょう。
TOEICなどの資格取得を目指したり語学学習アプリを活用したりして、積極的に英語力を向上させておくのがおすすめです。
英語だけではなく、アジア圏の言語が話せると非常に役立つ
選考があるインターンシップに参加する
新卒採用人数が少ないデベロッパー就活では、選考を有利に進めるために早期選考などがあるインターンへの参加をおすすめします。
インターン参加者には早期選考ルートがあったり、また採用担当者の目に留まる活躍をすれば本選考が有利になる可能性もあります。
もしインターン選考に落ちても、ES・グループディスカッション・面接を振り返って本選考に向けた対策もできるでしょう。
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大手デベロッパーを目指す就活生におすすめの資格5選
ここからは、大手デベロッパーを目指す就活生にぜひ取得してもらいたいおすすめ資格を5つ紹介します。
資格でライバルと差をつけて、優位に選考を進めましょう。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は不動産の売買や賃貸借に関する専門知識と実務能力を有することを証明する国家資格です。
不動産取引に関する法規や契約、不動産の評価など、幅広い知識が求められます。
有資格者は不動産取引に関する知識が豊富なため、顧客対応や契約交渉など、幅広い業務で活躍できるでしょう。
「日商簿記」と「全商簿記」があるが、「日商簿記」の方が難易度が高く就活で有利
簿記
企業の財務状況を記録し、分析するための知識と技能を有することを証明する資格です。
簿記3級、2級、1級など、難易度が分かれていて、2級以上を取得しておくと評価する企業が多いです。
デベロッパーは、土地購入、建物建設、販売など、大規模な資金を扱うため、簿記の知識は事業計画の策定や財務分析に不可欠です。
特に事業計画の収支計算や資金繰り計画の作成において、簿記の知識は非常に役立つでしょう。
ファイナンシャルプランナー
客観的な立場で顧客のライフプランに合わせた資産設計を行う専門家です。
不動産だけでなく保険、投資など、幅広い金融商品に関する知識が求められます。
デベロッパーは、顧客に最適な不動産を提供するために、顧客のライフプランや資産状況を理解する必要があります。
ファイナンシャルプランナーの資格は、顧客との信頼関係構築に繋がり、不動産の販売促進に貢献するでしょう。
TOEIC
英語のコミュニケーション能力を測る世界的に有名なテストで、リスニングとリーディングの能力が評価されます。
大手デベロッパーは海外事業に積極的に取り組んでおり、現地の人と英語で話して仕事をする機会も多いです。
グローバル化が進む現代において、英語力はビジネスにおいて非常に重要です。
特に海外からの投資家との交渉や、海外不動産市場への進出を検討する場合、英語力は必須と言えるでしょう。
再開発プランナー
都市再開発に関する専門知識を有することを証明する資格で、都市計画法や建築基準法など関連法規に関する深い理解が求められます。
都市計画に関する知識や行政機関との連携能力が求められるため、大規模な開発プロジェクトを成功させるために欠かせない知識が得られるでしょう。
筆記試験は20歳以上であれば誰でも受検可能ですが、実技試験は3年以上の実務経験が必要なので学生は再開発プランナーの完全取得ができません。
つまり筆記さえ取っておけば企業に熱意をアピールできるでしょう。
大手デベロッパーに関するよくある質問
それでは最後に大手デベロッパーに関するよくある質問を解説します。
ここで大手デベロッパーに関する不安や疑問に思うことを解消しておきましょう。
ゼネコンやハウスメーカーとの違いは?
ゼネコンはデベロッパーが企画した都市開発の建設を実際に請け負う企業です。
デベロッパーとゼネコンは協力しあってひとつのプロジェクトを完成させる、切っても切れない関係性です。
対してハウスメーカーは、個人のニーズに合わせた住宅の設計および施工を担う企業です。
デベロッパーとの大きな違いは、都市か個人かによる規模感と言えるでしょう。
デベロッパーを目指す際の注意点は?
デベロッパーになれたからといって、希望の職種につけるか分からないことが挙げられます。
デベロッパー業務は非常に多岐にわたり、各業務が細かく分担されているため、必ずしも希望する職種につけるとは限らないのです。
また海外に行く可能性があることも注意しなくてはなりません。
徳に海外事業にも積極的な企業は海外に赴任する場合があり、その行先が先進国や治安が整っている都市とは限らず、生活環境や文化がまったく違い苦労することがあるでしょう。
デベロッパーに向いている人の特徴は?
デベロッパー業界への就職が向いている人の特徴は、以下の通りです。
- チームワーク意識が高い
- 誰とでも円滑なコミュニケーションが取れる
- 責任感をもって行動できる
- 柔軟な思考力がある
- 人の気持ちに寄り添える
- 多様なスキルがある
これらの特徴をすべて兼ね備えている必要はありません。
どれかひとつでも当てはまる要素があれば、そこを深掘りして自分の魅力として企業にアピールしていきましょう。
就職難易度が高い大手デベロッパーは徹底した対策が必須!
大手デベロッパーは就職難易度は最難関であり、早慶以上の学歴がないと就職が難しいです。
もし大手デベロッパーを目指す場合は、今回紹介した方法をもとに徹底した選考対策が必要でしょう。
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