【Canonの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説!
Canonはカメラメーカーとして長い歴史があり、最近は事務機や半導体製造装置などの分野へ事業を展開してきた大手光学技術メーカーです。
特に理系の学生から圧倒的な人気を誇り、新卒採用の倍率は80倍以上と言われています。
学歴フィルターで足切りされそう…
そこで本記事では、Canonの就職難易度と学歴フィルターの有無、そして選考を突破するための4つのポイントを徹底解説します。
学歴に自信がない学生でも内定を勝ち取る方法も紹介するので、最後までご覧ください!
Canonとはどんな企業?
まずはCanonの主軸となる事業内容と福利厚生などの働き方について紹介します。
事業概要
Canonは1933年に創立した、カメラやプリンターなどを開発・販売する世界的な光学技術メーカーです。
大きく8つの事業領域があり、プリンターやカメラなどの主力商品は海外でも非常に人気が高いです。
最近はネットワークカメラ・メディカルシステム・商業印刷・産業機器の4つの新規事業の拡大に挑戦
独自の光学技術を活かしカメラから事務機への多角化を進めてきたため多角化事業で世界トップクラスのシェアを誇っています。
世界市場でも事業を展開しており、連結ベースで74%が海外での売上となっています。
自主性と個々の挑戦を後押する風土で、若手・ベテラン関係なく自由に意見が言える環境もあるようです。
働き方・福利厚生
Canonはワークライフバランスが魅力のホワイトメーカーとしても知られています。
『プラチナくるみん』や『健康経営優良法人2021』にも認定されています。
主な福利厚生について見てみましょう。
- 水曜と金曜はノー残業デー
- 時間外労働の禁止
- 30分単位で取得できる「時間単位休暇」
- 5日連続で取得できる「フリーバカンス休暇制度」
- 男性の育児への参加を啓蒙するための「パパ休暇」
- 育児短時間勤務制度
また社員一人ひとりのキャリアに応じた研修プログラムも実施しており、スキルアップのサポートを行っています。
Canonの就職難易度は?
続いて、Canonの就職難易度をランキング形式で紹介します。
入社が難しい有名企業ランキングで170位
東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社では、Canonは170位にランクインしていました。
競合他社のランキングは以下のようになっています。
- 富士フイルム5位
- オリンパス97位
- ニコン171位
プレエントリー数と採用予定人数から算出すると、採用倍率は83〜124倍となるようです。
このランキングから見ても、かなり就職難易度が高いことが予想されます。
就職希望企業ランキング総合編(理系)では21位
2024年卒の就活生が選ぶ「就職希望企業ランキング総合編(理系)」では21位にランクインし、根強い人気を誇っています。
技術力の高さが評価され、多くのエリート理系学生が集まることが予想されます。
またメーカーなどものづくりに興味があって、幅広い分野にチャレンジしたいと考えている学生から強い支持を得ているようです。
機械分野ではトップクラスの人気がある光学技術メーカー
Canonの採用大学ランキング
Canonの採用大学ランキングと、過去に採用実績のある大学の傾向を解説します。
採用大学ランキング
2021年度の採用大学ランキングはこちらです。
順位 | 大学名 | 採用人数 |
---|---|---|
1位 | 慶応義塾大学 | 34名 |
2位 | 東京工業大学 | 30名 |
3位 | 早稲田大学 | 28名 |
4位 | 東京理科大学 | 23名 |
5位 | 明治大学 | 22名 |
6位 | 東北大学 | 19名 |
7位 | 埼玉大学 | 15名 |
7位 | 芝浦工業大学 | 15名 |
7位 | 中央大学 | 15名 |
10位 | 立命館大学 | 11名 |
10位 | 電気通信大学 | 11名 |
ランキングを見ると、幅広く全国の大学から採用していることが分かります。
令和の就活では、学歴の枠を超えた可能性が広がっています。
あなたと同じ大学出身者が、多くのトップ企業からの内定を獲得しています。
内定の秘訣を知って、自身の就活に役立てましょう!
採用大学
過去に採用実績のある大学一覧は以下を参照してください。
【国公立大学】
東京工業大学、東京大学、大阪大学、東北大学、筑波大学、千葉大学、東京農工大学、横浜国立大学、東京都立大学、電気通信大学、金沢大学、静岡大学、名古屋大学、滋賀大学、北九州市立大学、奈良先端科学技術大学院大学、埼玉大学、京都大学、北海道大学、一橋大学、神戸大学、大阪市立大学、大阪府立大学、広島大学など
【私立大学】
早稲田大学、慶応義塾大学、東京理科大学、中央大学、明治大学、法政大学、青山学院大学、芝浦工業大学、上智大学、東京都市大学、立命館大学、近畿大学、同志社大学、関西学院大学、関西大学など
地方の大学なども積極的に採用していますね。
採用人数
過去3年間の採用人数はこちらです。
年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
2020年度 | 79名 | 33名 | 112名 |
2021年度 | 56名 | 30名 | 86名 |
2022年度 | 51名 | 26名 | 77名 |
近年は70~80名を採用しており、男性の方が若干採用人数が多い傾向にあります。
Canonの学歴フィルターはある?
Canonには学歴フィルターが存在しないと考えられます。
ランキングを見ると、超難関国立から中堅まで幅広い偏差値の大学を採用しています。
とはいえ、非常に就職難易度が高くライバルも多いためES・面接対策を徹底して周囲と差をつけなくてはいけないでしょう。
Canonの選考プロセスと面接内容
Canonの選考プロセスは以下の通りです。
ES
ESで問われる内容は以下の通りです。
- 人生において【創造性】を発揮して成し遂げた経験(300文字以内)
- あなたらしさが伝わるエピソード(200文字以内)
- 学生時代に諦めずに粘り強く取り組んだ活動(400文字以内)
- 今後の経済や社会、環境の変容を想像し、キヤノンで成し遂げたいこと(400文字以内)
CanonのESはボリュームが非常に多く、志望度が高くないと書き切れない内容となっています。
文字数も多いので、結論ファーストで書いて内容がぶれないように一貫性を持たせることを意識しましょう。
Webテスト
言語・非言語・性格診断と一般的なSPIです。
対策本を何度も解いて、問題の傾向や時間配分に慣れておくと良いでしょう。
1次選考
1次選考で聞かれやすい設問内容はこちらです。
- プレゼンテーション
- 志望動機
- 就活の状況(就活の軸、具体的な企業)
- 研究室テーマを選んだ理由と研究で難しかったこと、どのように問題を解決したか
- 気になる技術ニュース
- 携わりたい技術分野
企業研究をしっかり行い、事業内容とどれだけ一致しているかを明確に述べられるように意識しましょう。
また、なぜこの企業を志望しているのかについて自分なりの軸を決めることも大切です。
例えば「ものづくりを通して医療の現場に貢献したい」というように、結局これがあるから志望したなどの軸があると面接で話しやすくなります。
面接時間60分と非常に長いため、集中力を切らさずに論理的に説明すること
最終面接
最終面接での設問の傾向は以下のようになりました。
- 志望動機
- なぜほかの企業ではなくCanonなのか
- 入社したら具体的にどのようなことがしたいのか
- 就職活動の軸
- 志望度の確認
内定者によると、志望度・志望動機・取り組みたい事業内容についてはかなり深堀りされるようです。
なぜCanonなのか・どの製品のどのフェーズに関わりたいかなどは徹底した企業研究をしていないと答えられません。
また、将来の見通しを立たせた上でそこに対して自分ができることを一貫性を持って答えることが大切です。
1次面接と同じ質問がされているからこそ、少しエピソードを変えるなどの工夫が必要
Canonの選考を突破するポイント
就職難易度が高くライバルが多いCanonの選考を突破する4つのポイントを解説します。
「なぜCanonなのか」をアピールする
「なぜ競合他社ではなくCanonなのか」という志望度の高さをアピールすることが最も重要です。
「なぜ精密機器メーカーか」「なぜその中でもCanonか」といった質問がされて「学生の志望度が測られている」と感じた学生もいます。
志望理由を説明する場合は「ほかの精密機器メーカーにはない独自の強み」を挙げてCanonへの魅力を話すとまとまりが良いです。
やりたいことを明確にする
Canonでは技術系一括採用を行っていますが、選考で必ずどの職種に就きたいか質問されます。
面接では「どんな事業内容に興味があるのか」「Canonで何を成し遂げたいのか」について頻繁に問われる傾向にあります。
就きたい職種とそこでやりたいことをしっかりと答えられるように準備しておきましょう。
分かりやすくプレゼンテーションする
Canonの選考では、例年事前準備が必須のプレゼンテーションを準備して1次選考で発表します。
このプレゼンテーションを突破するには、研究発表をいかに分かりやすく伝えられるかが重要です。
実際、ある内定者は自分と異なる専門を持つ面接官から「難しい研究内容だが、図などを使用してくれて理解しやすかった」と高評価でした。
なるべく専門用語は使わず、画像や図などを積極的に使用して誰でも分かりやすくする
- 3ヶ月間の徹底指導&卒業までサポート受け放題
- 実績豊富なコーチ陣によるマンツーマン指導が受けられる
- ES・筆記・面接対策が受け放題、コーチへの質問もし放題
- 完全オンラインだから時間も場所も選ばない
- 内定保証制度あり
質問も対策もし放題だから、ESや面接の準備もばっちりできそう!
マンツーマン指導では「筋道を立てて考えて動く」力が身につき、一貫性を持った話し方ができるようになります。
徹底した業界・職種・企業研究と毎週のコーチングによる自己分析で、志望動機や入社後にやりたいこともブラッシュアップできるでしょう。
Canonに関するよくある質問
最後にCanonに関するよくある質問をまとめたので、エントリーを考えている学生は参考にしてください。
文系は採用される?
Canonでは主に理系の方を対象に「技術系」というカテゴリーで採用を行ない、どのような形であれ技術の創造に深く関わることになるようです。
しかし事務職での採用もあり、文理比は文系約65%:理系約35%と採用HPにも記載されています。
そのため、文系でも十分採用される可能性はあると言えるでしょう。
「Canonはやめとけ」と言われるのはなぜ?
「希望の職種に配属されなかった」「若手に仕事のしわ寄せがくる」などの理由で入社を後悔しているという声も見られます。
しかし多くの社員は入社後もやりがいを感じて働いており、2022年度の自発的離職率は2.0%と非常に低いです。
ライフワークバランスに力を入れていることもあり、長く働ける環境が整っていると言えます。
年収はどのくらい?
Canonの平均年収は807万円(平均年齢43.8歳)と言われています。
日本人の平均年収は461万円と開示されているため、Canonの平均年収は平均よりも高いです。
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