外資系コンサルの面接のポイントは?基礎知識から対策を徹底解説!

年々、就活生からの人気が高まりつつある外資系コンサル。

優秀な学生が数多く選考に参加するため、面接を突破するのも簡単ではありません。

外資系コンサルの面接のハードルが高いのは、その特徴にも理由があります。

この記事では、外資系コンサルの選考における面接の特徴や実例、対策について解説していきます。

ぜひ、最後までお読みください。

・フェルミ推定とケース面接の対策が最重要ポイント
・対策は反復練習がもっとも効果的
・面接で見られている要素を理解し、積極的にアピールしよう
目次

外資系コンサルの面接の特徴

外資系コンサルの面接では、日系や他業界の企業では見られない特徴があります。

それが、フェルミ推定とケース面接です。

それぞれ、外資系コンサルの内定を狙うなら対策は必須です。

まず、その特徴がどのようなものなのかご紹介していきます。

フェルミ推定・ケース面接とは

フェルミ推定とは、思考方法の一種です。

実際にはデータがなかったり、測定が現実的でなかったりする事柄について、経験や理論、他の事例を参考に推論を立てるのがフェルミ推定です。

たとえば、以下のような問題を考えるのがフェルミ推定にあたります。

「渋谷駅前にカフェを出店した場合、1日あたりの売上はどの程度になるか」

このような問いに対して、渋谷駅の一日あたりの利用者数、カフェの客単価などの情報を組み合わせて、数字を推測していくのがフェルミ推定です。

ケース面接とはこのフェルミ推定を利用する面接形式のことです。

面接で与えられた課題について、フェルミ推定を駆使して解決策を探り、提案していくことが求められます。

このような思考は、コンサルの実務でも行われているものです。

新卒選考の時点で、どれだけコンサルとしての能力や素質があるのかを見られていると意識しておきましょう。

その分、フェルミ推定の完成度やケース面接のスキルは、企業からシビアに見られていることも忘れてはいけません。

ケース面接は経験が重要

ケース面接のスキルを身につけるには、とにかく経験を積むことが重要といえます。

課題についてフェルミ推定を使って情報を整理し、解決策を考えるという方法や手順を身につける必要があるためです。

ケース面接では、課題が与えられ、制限時間内に一定の解決策を提案することが求められます。

選考によって課題は異なりますが、フェルミ推定を使って回答を考えていくというプロセスは共通です。

面接というプレッシャーのかかるなかでも、しっかりと課題について考えられるよう繰り返しケース面接の練習をし、慣れておく必要があるでしょう。

また、フェルミ推定で用いる統計やデータについても、汎用性があるものは押さえておくのがベターです。

ケース面接の対策をするなかで、有用な統計やデータはインプットしておくようにしましょう。

【例題】外資系コンサルのケース面接ではこんなことが問われる

外資系コンサルに特有のケース面接について、いくつか例題を見ていきましょう。

  • 個人経営のカフェの売上を推定し、売上をあげる施策を考えなさい
  • 品川駅前に飲食店を出店したい。どのような店舗にすべきか?
  • 経営状況の良くない海の家の経営を続けるべきかどうか

それぞれ、押さえるべきポイントも合わせて紹介します。
一つずつ見ていきましょう。

個人経営のカフェの売上を推定し、売上をあげる施策を考えなさい

「個人経営のカフェの売上を推定し、売上をあげる施策を考えなさい」

経営に必要な情報や現状を整理し、改善のための思考が問われる質問です。

「個人経営のカフェ」という漠然としたテーマが出ている場合、まずは情報が必要です。

都心部の駅周辺なのか、郊外の静かな住宅街なのかなどの情報を整理し、考え始めましょう。

そのうえで、カフェの売上について考えます。

売上を考える際の基本は、以下の計算式を押さえておきましょう。

売上=客数×客単価×回転率

さまざまな要素はありますが、売上を上げるためには客数・客単価・回転率のどれかを上げるのがもっともシンプルな答えになります。

カフェの前提条件から、どのような施策をうてるかを考え、論理立てて説明してみましょう。

品川駅前に飲食店を出店したい。どのような店舗にすべきか?

「品川駅前に飲食店を出店したい。どのような店舗にすべきか?」

前提条件のなかで、最良の選択肢を考える必要がある設問です。

前提条件がしっかりしているなら、解決策を考える際にどのようなアプローチをとるべきか意識してみましょう。

たとえば、どのような店舗が良いかを考える際には次のようなアプローチが考えられます。

  • 誰を対象にするのか
  • 営業時間はいつなのか
  • 何を目的とした飲食なのか

このように、店のターゲットや方向性について、品川駅周辺という特性を踏まえたうえで、どのような店舗が適しているかを考えるようにしましょう。

経営状況の良くない海の家の経営を続けるべきかどうか

「経営状況の良くない海の家の経営を続けるべきかどうか」

経営コンサルの実務に近い質問が出されることもあります。

海水浴シーズンにのみ開かれる海の家に関する質問です。

「経営状況がよくない」だけではどう経営が傾いているのかがわからないため、前提条件をはっきりさせましょう。

そのうえで、海の家が抱えている問題点を整理します。

たとえば、以下のような問題点が考えられます。

  • オープンできるのが海水浴シーズンに限られている
  • 客足が天候で左右されるため、売上が安定しにくい
  • 営業時間が短い

現実問題として、海の家は行政から営業許可を得る必要がある場合が多いため、制約を取り払うことが難しいのが現状です。

しかし、海の家が抱える問題点を整理し、前提条件と照らし合わせることで今後、経営を続けるべきかどうかのヒントを得ることは可能でしょう。

外資系コンサルの面接で見られる3つのポイント

ケース面接などを通じて、外資系コンサルでは就活生の次のようなポイントを見ています。

  1. 論理的思考力
  2. 協調性
  3. キャリア観

一つずつ、詳しく説明していきます。

論理的思考力

論理的思考力は、外資系コンサルの面接のなかでもっとも重点的に見られているポイントの一つです。

論理的思考力とは、物事を筋道立てて理解したり、説明したりする力のことです。

コンサルの実務では、背景や原因が複雑な課題を取り扱うことになります。

コンサルタントには、そのような複雑な事柄を分かりやすく整理し、原因を分析し、解決策を考えていくことが求められます。

このときに必要なのが、論理的思考力です。

クライアントに解決策を提案したり、プレゼンしたりするときにも、説得力をもたせるために論理性は重要です。

面接を通じて、自分に論理的思考力があることを伝えられるよう意識しておきましょう。

協調性

協調性も忘れてはいけないポイントです。

コンサルの現場ではチーム単位で一つのプロジェクトを動かすことも多く、チームの一員としての働きを求められるためです。

チームのなかには、さまざまな役割があります。

メンバーを引っ張るリーダー。

リーダーがもつ思考や方向性を具体化する人。

情報の処理や分析が得意な人。

就活ではリーダーシップが注目されがちですが、チーム単位で結果を出すにもさまざまな働き方があります。

自分の適性やスキルに応じて、チームの一員としてどのような貢献ができるかをしっかりとアピールしましょう。

キャリア観

外資系コンサルでとくに意識しておきたいのが、入社後のキャリア観です。

日系企業や他業界と比較すると、外資系コンサルは人の入れ替わりの多い企業です。

入社後すぐに結果を出すことを求められることもあり、自分でスキルや能力を磨いていくことは欠かせません。

そのような環境で重要なのが、キャリア観です。

自分が将来どのような働き方をしたいのか。

なにを学び、なにを成し遂げたいのか。

明確な目標をもっている人ほど、その実現に向けた努力をしやすくなります。

入社後の伸びしろや可能性、意欲を示すためにも、キャリア観を身につけておくことは重要なのです。

【重要】外資系コンサル内定の鍵は面接の反復練習

外資系コンサルの内定を勝ち取る鍵は、面接の反復練習です。

前述した通り、外資系コンサルの面接ではケース面接が非常に重視されています。

外資系コンサルに特徴的な面接形式で、かつ特殊な質問がなされるため、事前の準備なしで内定レベルの回答をすることはほとんどの就活生にとって不可能でしょう。

多くの就活生がしなければならないのは、フェルミ推定やケース面接についての理解を深め、事前に繰り返し練習することです。

繰り返すなかでフェルミ推定のコツや、有用なデータ、解決策を導くビジネスセンスが磨かれていきます。

面接というプレッシャーのかかるなかで力を発揮するためにも、場慣れしておく必要もあります。

外資系コンサルを受ける就活生同士で面接対策をしたり、企業が主催する面接練習会に参加したりして、事前準備を怠らないようにしましょう。

絶対に外資系コンサルに入社したい人にオススメの対策

絶対に外資系コンサルに入社したいと思っている人にオススメの対策があります。

それは、就活塾の利用です。

ここからは外資系コンサルを目指す人にとってなぜ就活塾が良いのか、そもそも就活塾とはなにかなど、就活塾についてご紹介していきます。

就活塾とは

就活塾とは、就活生の志望先への内定をサポートするサービスの一つです。

受験の予備校や学習塾とイメージが近く、事業者によって集団講義型や個別指導型、その組み合わせ型などさまざまな形式があります。

近年の就活は、企業によって選考が特徴的になるなど、多様化・複雑化が進んでいます。

就活生にとってはさまざまな方法で自分をアピールできるようになった反面、就活対策に求められる労力も大きくなってきました。

このような背景もあり、徐々に就活塾の人気が高まっているのです。

就活塾の基本知識は、以下の記事でも紹介しています。

ぜひ、本記事と合わせてお読みください。

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なぜ就活塾がオススメなのか

数ある就活サービスのなかで、なぜ就活塾がオススメなのでしょうか。

それは、他の就活サービスと比べて就活塾がもっとも就活生に寄り添ったサービスであるためです。

就活生とよく比較されるのは、就活エージェントです。

就活生が無料で使え、自動的に企業の求人を紹介してくれるということもあり、就活塾と同様、人気を集めています。

しかし、就活エージェントを無料で利用できるのは、求人を出している企業が就活エージェントにお金を支払っているためです。

就活エージェントにとっては企業がお客さんで、より収益を上げるためには企業の希望を叶えるのが第一になります。

このため、就活エージェントでは就活生がまったく希望していない求人を紹介されることが多々あります。

一方、就活塾の場合、サービスを支えるのは就活生の利用料です。

就活生の内定実績は就活塾の実績や評判にもつながるため、就活塾は就活生にとってよりよいサービスを追求しています。

このため、就活エージェントよりも就活塾のほうがよりきめ細やかに就活生の志望やニーズに応えようとするのです。

就活サービスを利用するなら、就活エージェントよりも就活塾を選ぶようにしましょう。

就活エージェントとの違いについては、以下の記事により詳しくまとめています。

ぜひ、合わせてお読みください。

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イチオシの就活塾

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【まとめ】外資系コンサルの面接突破の鍵は反復練習

外資系コンサルの面接は非常に突破率が低く、難関です。

しかし、内定のためには数多くのライバルに負けないように実力を磨き、面接に臨まなければいけません。

その鍵になるのは、反復練習です。

フェルミ推定やケース面接といった外資系コンサル特有の選考に慣れ、本番で力を発揮するためにも事前の対策が重要です。

就活生同士の面接練習会や企業主催の面接イベントでも良いですが、真剣に外資系コンサルを受ける人は一度、就活塾の利用も考えてみましょう。

就活では、他の就活生との差別化もポイントです。

他の就活生がやっていないような対策をし、自分の力を伸ばすことが内定に近づくための一番の手段です。

当サイトでは就活塾に関する記事を多数公開していますので、ぜひさまざまな記事を読んでいってください。

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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