理系就活はいつから?|完全スケジュール4つと進め方を紹介!
理系の就活は文系と企業も異なりますし、大学院に行くことも選択肢となるといった違いもあります。
そんな中でいかにして就活を成功させるか、スケジュールや対策について解説していきます。
理系就活の特徴と文系との違い
理系学生と文系学生の就活における違いは非常に大きなものですが、特に顕著なのは進路選択・応募方法です。
それぞれどのように異なっているのかを見ていきましょう。
進路の違い
理系は文系とは違い、大学院に行くのが一般的ですから、大学4年時に大学院に行くか就職先を選ぶかの選択を迫られます。
令和元年に行われた「学校基本調査」によれば、理系・文系で大学院の進学率は以下のように大きな差が開いています。
- 理系学生で大学院に進学したのは全体の約35%程度
- 文系学生で大学院に進学したのは全体の約5%
これだけ理系から大学院進学が多いのは、「研究を続けたいから」「まだやりたい仕事が明確に決まっていないから」など様々な理由があります。
加えて、「院卒であれば初任給が高くなる」「院卒を採用要件にした職種がある」というのも一因でしょう。
応募方法
通常、就活というと行きたい企業に自由に応募するのが一般的ですが、理系学生では推薦応募をする学生も少なくありません。
提携している企業と大学の間で、学校・教授の推薦により選考に参加すること。
自由応募と比べて、選考フローが少なく、比較的内定確率が高い。
一方、内定辞退は大学や教授、後輩に迷惑がかかり、企業からの信頼を失うため、基本的にNGとなる。
自己分析や業界分析・企業分析を進めた上で、明確に行きたいという企業がある場合に推薦応募はおすすめです。
理系就活はいつから?スケジュール紹介!
続いて、一般的な理系就活のスケジュールを確認していきましょう。
就活準備
理系学生は研究が文系よりも忙しくなるため、大学3年の早いうちに就活準備を始めましょう。
遅くとも大学3年の4月までには始めておくと、サマーインターンの選考にも間に合いますよ。
志望企業へエントリー
3月1日から就活解禁となるので、志望企業へのエントリーを済ませます。
ただし、外資系企業やベンチャー企業、中小企業などは早期から採用を行っているため、大学3年の早期から気になる企業のスケジュールは理解しておきましょう。
また推薦応募をする場合は学内で選考があり、突破すれば学校側から推薦され、選考という流れになります。
選考開始
応募をしてESを突破すれば、選考が開始されます。
選考時期は授業、部活、サークル、バイトに加えて、選考を受けなければならず、授業を休んで選考を受ける学生も少なくありません。
また複数企業のスケジュールを把握しておく必要があるため、手帳を持ち歩き、優先順位をつけて選考対策を行いましょう。
10月1日に内々定
選考で内定すると10月1日に開かれる内々定式に参加して、企業から採用通知が渡され、学生側は承諾書を提出し、正式に内定となります。
一応、内定には法的拘束力がないので、入社日の2週間前までに辞退することは可能です。
しかし、それまでにインターンや研修に参加することが多いため、気持ち的に断りにくいのが現状でしょう。
理系就活がうまくいくポイント3選紹介!
続いて、理系学生が就活を成功させるために意識すべきポイントを紹介します。
就活と企業の視野を広く持つ
専門分野の研究を行う学生はついつい、その延長線にある仕事を意識し過ぎる傾向にあります。
もちろん、その職種で活躍できる可能性は高いですが、最初から選択肢を絞って他の業種を見ないのはもったいないです。
理系ならではの独自の強みが活きる仕事は文系職種でもあるため、まずは気になる業界を幅広く探しましょう。
理系企業への応募数を増やす
理系学生は文系学生より応募数が少ないため、もっと多くの企業に応募しましょう。
内閣府の調査によればESの提出に関して、以下のようなデータが出ています。
平成27年の学部4年卒の就活生のうち
- ESの提出数が「1〜9社」:理系学生は57.8%、文系学生は40.9%
- ESの提出数が「20社以上」:理系学生は26%、文系学生は43.9%
このデータからも、理系学生は文系学生に比べて極めて応募数が少ないことが分かりますね。
これは文系学生より時間が限られていることや、専門分野に絞っていることが原因として考えられます。
しかし、エントリー数が少ないと、万が一選考で失敗した時に取り返しがつきません。
理系企業インターンに応募する
理系学生向けのインターンももっと積極的に参加しましょう。
理系企業のインターンは例えば以下のものが挙げられます。
- エンジニア&SE体験
- 工場見学
- 研究体験
これらのインターンに参加することで、「あまり興味なかったけど、意外とあり」「興味あったけど、好きじゃないな」といった気づきが得られます。
また企業ごとの違いも体感できるため、より自分に合った企業が見つけやすくなるのも大きなメリットです。
理系就活の採用の現状|理系学生の採用率は高まっている
少ない時間で効率的に就活を進める必要がある理系学生。
しかし、前述したようなポイントを踏まえ、計画的に就活を行えば、きっと良い結果を出すことができるでしょう。
なぜなら近年、理系学生の採用率が高まっているからです。
理系学生は何故需要があるのか、理系学生採用の現状をご紹介します。
理系学生の需要は高まっている
近年はAIの発展・企業のDX化の流れに伴って、理系学生の需要は年々高まりつつあります。
DXとはデジタルトランスフォーメーションの略称で、組織・企業がデジタル技術を活用して、業務プロセス・ビジネスモデル、サービス提供などを変革し、新たな価値を創出すること。
例えば「カスタマーサポートを自動のチャットボットにする」「データをクラウド上に保存することで、従来の業務プロセスを効率化する」など、AIやブロックチェーン、IoT、ビッグデータなどのテクノロジーを活用する。
例えば工学部の情報学科の学生などは、これらのテクノロジーに非常に精通しているため、DX化を進めようするあらゆる業界の企業から欲しがられるでしょう。
また他の学部の学生も文系学生よりテクノロジーを理解している傾向にあるため、適応力があると判断されやすいです。
理系学生の就活事情
理系学生の需要の高さは実際の内定実績からも分かっています。
文部科学省が行っている就職内定状況調査によると、令和2年度卒業予定の4年生は2月1日時点で、文系学生が88.9%なのに対して、理系学生は92.1%と上回っています。
企業の採用担当者による理系学生への思い込み3選
採用担当者は理系学生に対し、文系学生とは違ったイメージを抱いていることが多いです。
このイメージを理解することで、どう見られているかが分かります。
数字に強いイメージ
理系学生は数字に強そうというイメージを持たれています。
そのため、IT業界やメーカーの技術職など数学的思考力や膨大なデータを処理するような仕事には非常に有利です。
また財務や人事などでも数字を扱うため、適性がありそうと判断されることが多いです。
論理的思考力が高いイメージ
理系学生は論理的思考力に強そうというイメージももたれています。
「文系の人は直感的に考える・理系の人は論理的に考える」などと比較されることがありますが、実際に理系は論理的に物事を考えられる人が多いのは事実。
なぜなら、日頃から以下のように論理的思考力を必要とされる課題をこなしているからです。
- 研究を行う際に、仮説を立て検証を行うこと
- 意見を述べる際に、客観的なデータや根拠に基づいて、理屈で考えること
- 数学を学ぶ際に、様々な解き方で一つの答えを導き出すこと
落ち着いていそうなイメージ
理系学生は落ちているイメージを持たれることも多いです。
多数の講義やレポート、研究をこなしながら、部活やバイトなどを両立してきたのだというイメージからでしょう。
またスケジュール管理やタスク管理を冷静にこなせる学生が多く、それらは案外企業から見たら魅力的に映るもの。
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