【三菱地所の就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のコツを解説
高年収でホワイトと言われ、東京丸の内など日本や海外を大規模開発しており華やかな三菱地所への就職を目指している学生も多いのではないでしょうか。
私たちの日常の中にある都市や街の大規模開発を担うディベロッパーは、憧れる就活生も多いです。
ライバルも多そうだし、どうやって選考を通過すればいいのかわからない…
本記事では企業概要から就職難易度、採用大学ランキングや学歴フィルターの有無について解説します。
筆者自身が2019卒で自身も数十社受け、就職後も大手企業の採用活動に携わっている経験も踏まえてお伝えします。
就活生と面接官と両方の経験を通じて、自分自身が就活時に知っておきたかった採用の裏側も解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。
三菱地所とはどんな企業?
まずは三菱地所がどんな企業なのかを紹介します。
企業概要
三菱地所は三井不動産についで不動産業界で2番手の財閥系の総合ディベロッパーです。
大手町・丸の内・有楽町のオフィスビルを地盤としており、丸の内の大家とも呼ばれています。
国内外の土地開発と事業化を押し進めており、日本では丸の内のTOKYO TORCHプロジェクトや大阪のうめきた2期地区開発プロジェクトが有名です。
近年はDXにも力を入れており、既存事業をテクノロジーで拡大する、テクノロジーを活用した新規事業開発などを推進しているようです。
コロナ禍で大きな影響を受けたもののしっかりと回復しつつあり、ビジネスモデル的にも大安定しています。
働き方
三菱地所は高年収かつホワイトで、非常にコスパが良いと言われています。
もちろんフレックスタイムの他、福利厚生や育児支援や介護支援精度、副業が可能などで国内でも諸制度はかなり進んでいる企業でしょう。
社員のための様々な研修制度が充実しているようで、若手のうちからしっかりと自己研鑽ができる組織なようです。
さらに新規事業提案制度があり、実際に家事代行やリユース家具等の様々な事業も生まれています。
またディベロッパーなだけあって、新本社や独身寮・社宅などは非常に設備が整っているようです。
採用されたら実際に何をやるのか、具体的な配属職種として以下の例を参考にしてください。
・オフィスビル・商業施設等の開発企画、賃貸、運営管理、エリアマネジメント
・マンション等住宅の開発企画、賃貸、分譲
・物流施設の開発企画、賃貸
・空港ターミナルの運営
・証券化スキームを活用した不動産開発及び売買
・クライアントに対するソリューション営業
・経営企画・経理・人事等の一般管理 など
三菱地所の就職難易度は?
「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社で6位とかなり難しいと言えます。
他の大手ディベロッパーと比較しても、最も難しいとされています。
順位 | 企業 |
---|---|
6位 | 三菱地所 |
9位 | 三井不動産 |
30位 | 野村不動産 |
40位 | 東急不動産 |
87位 | 住友不動産 |
総合デベロッパー業界全体の傾向として、毎年の新卒採用人数が30〜50人程度と多くないので難易度が必然的に高まっているようです。
三菱地所の採用大学ランキング・一覧
三菱地所の採用大学ランキングを紹介します。
採用大学ランキング
三菱地所の採用大学ランキングは以下のとおりです。
順位 | 大学 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 慶應義塾大学 | 12人 |
2位 | 早稲田大学 | 8人 |
3位 | 一橋大学 | 5人 |
4位 | 東京大学 | 4人 |
5位 | 京都大学 | 3人 |
6位 | 大阪大学 | 2人 |
6位 | 東京工業大学 | 2人 |
8位 | 北海道大学 | 1人 |
8位 | 東北大学 | 1人 |
8位 | 上智大学 | 1人 |
8位 | 学習院大学 | 1人 |
難関国立・私立のみとなっており、関関同立・MARCHですらトップ10に入っていません。
他の日系大手企業よりもかなり厳しい選考になるといえるでしょう。
総合デベロッパーを第一志望とする就活生は覚悟が必要です。
令和の就活では、学歴の枠を超えた可能性が広がっています。
あなたと同じ大学出身者が、多くのトップ企業からの内定を獲得しています。
内定の秘訣を知って、自身の就活に役立てましょう!
採用人数
採用人数の男女比は以下の通りです。
年度 | 男性 | 女性 | 合計 |
---|---|---|---|
2022 | 27 | 15 | 42 |
2021 | 29 | 18 | 47 |
2020 | 28 | 17 | 45 |
技術職等もあるため男性がやや比率は高いですが、女性も3,4割いるので男女差は少ないようです。
三菱地所に学歴フィルターはある?
直近の採用大学一覧は以下の通りです。
慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京大学、京都大学、大阪大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、神戸大学、筑波大学、上智大学、明治大学、立教大学、学習院大学、名古屋大学など
MARCH以下の大学はほとんど採用されていないため一定の学歴フィルターはあると想定されます。
加えて有名大学でも年に1人か2人しか採用されないことがザラにあります。
ディベロッパーは採用人数が40人程度と毎年多くないため、かなり倍率が高くなっており、本気で目指す場合は注意してください。
100倍は余裕で超える倍率と想定されます。
三菱地所の選考プロセスと面接内容
三菱地所の選考プロセスは以下の通りです。
面接のプロセス自体は比較的オーソドックスなので、自己分析や業界研究・企業研究などを徹底すればある程度対応できるでしょう。
三菱地所は頭の回転が速く、快活に周囲を巻き込める社員が多いです。
そのため端的かつ論理的にスマートな回答や振る舞いを見せることがポイントになるでしょう。
応募者数に対して採用枠が少ないため、早め早めに選考開始できるよう準備することがポイントです!
ある程度内定者が増えていくと、1,2次面接の内容が良くても枠が埋まっていくため選考に通りません。
インターン採用や早期選考など内定者の枠がどんどん埋まっていくため、なるべく最短で選考が受けられるよう事前準備をしっかりしておきましょう。
筆者も3次面接官に「もう内定者枠埋まったみたいで…」とその場でお祈りされました。
三菱地所の選考を突破するポイント
三菱地所の選考を突破するポイントを解説します。
ディベロッパーの役割を理解する
昨年の新卒採用の要望には、求める人材として以下の通り記載されています。
総合職:主として複雑で高度な判断を要する業務に従事し、国内外全ての事業所に勤務し得ることになります。将来的には経営幹部層として、広範かつ高度なマネジメント業務・専門業務を担うことが期待されています。
引用:三菱地所 募集要項
ディベロッパーは社内だけでなく、建設業者や土地のオーナーなどあらゆる人とチームで仕事をします。
しかもその中で代表して事業推進をしていく必要があるので、様々な利害関係者をまとめる司令塔の役割を担っていかなければなりません。
具体的には、自分より目上の方や業界知識がある方、金銭面での交渉が難しい方などを巻き込んで調整していく苦労があるようです。
そういった場面で多くの人をまとめるチームワークと、自ら調整して引っ張るリーダーシップが非常に重要となります。
実際に三菱地所社内の求める人材像方針でも、
志ある人、現場力・仕事力のある人、誠実・公正である人、組織で戦える人 、変革を起こす人
を定義しているため、それに則した自己アピールをしていきましょう。
三菱地所じゃなきゃダメな理由を伝える
デベロッパーにも住宅や商業など様々な種類があります。
なぜ総合デベロッパーなのか、なぜ三菱地所なのかを明確にして、簡潔に伝えられるよう準備しておきましょう。
競合として三井、東急、野村、住友などを具体的に違いを認識して対策してください。
実際選考でも他社との違い、他社じゃなくて三菱地所を希望する理由を聞かれるので対策必須です。
各種インターンに参加する
夏、秋、冬などに実施している選考ありのインターンに参加できれば早期選考への近道を手に入れることができるでしょう。
インターンは通常選考同様にかなり倍率が高いと想定されますが、応募しておくだけでも熱意を伝えることができるためやらない理由はありません。
インターンの選考内容は、通常選考のステップと同様とされています。
本選考だと思って、ライバルがまだ準備できていないうちに早め早めに準備しておきましょう。
インターンに落ちてしまっても、企業説明会などは社員や会社の雰囲気を知ることができるのでしっかりと参加してください。
OB・OG訪問をする
三菱地所の選考での質問自体はオーソドックスなものが多いですが、特に他社との違いやカルチャーフィットを見ていると考えられます。
特に実際に働いている社員をみると、雰囲気や文化を感じることができるでしょう。
OB・OG訪問でこの点を理解した上で、三菱地所のカルチャーにマッチする人材だと面接で示せるようにしましょう。
加えて、OB・OG訪問の内容の評価や実施回数自体が企業に伝わっている場合があり、そこで入社意欲を判断している場合もあります。
頭脳明晰で熱意がありつつ、落ち着いた人が多いイメージです。
実際に三菱地所が関わったプロジェクトを見る
三菱地所が関わったプロジェクトを見に行くことで、実際に自分で足を運び、感じたことや自分だったらこうしたなどを考えて熱意をアピールできるポイントとなります。
旅行や就活の際でもなんでも良いので、東京駅や有楽町、梅田などあらゆるところに足を運んで写真を撮って感想をメモしておきましょう。
実際に多くのデベロッパーの選考で「どんな建物をこの街に作りたいか」、「どんな街を作ってどんな人を呼びたいか」などをテーマに考えることがあります。
その時に空想や知識だけでは、ありきたりな回答になってしまいますし、他の就活生に埋もれてしまいます。
公式サイトに載っているような有名なプロジェクトは最低でも足を運ぶことをおすすめします。
更に自分で調べて気になる都市開発やOB・OG訪問で社員さんがおすすめする建物や街を見に行くのも良いでしょう。
他社比較をする上で、他社の都市開発や街並みをついでに見学しておくのも忘れずに行ってください!
英語力をアピールする
勤務地として以下が募集要項で挙げられています。
国内/札幌、仙台、横浜、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
海外/ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、上海、台湾
タイ、ベトナム、インドネシア オーストラリア など
※将来的に海外現地法人での勤務の可能性もあります。
上記の通りヨーロッパやアメリカ、アジアなど海外展開も行っているため、英語力をアピールすると大きな加点になるでしょう。
TOEICやTOEFLのスコア、留学経験などをアピールできる場合は欠かさずに履歴書に書いておくことをおすすめします。
業務内容的に若手で海外に行くことは難しいかもしれませんが、今後海外でも通用する人材として採用してもらえるチャンスを増やせるはずです。
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