サマーインターンは何社すべき?平均数や正しい考え方も解説
新卒採用が前倒しになっている昨今、サマーインターンもすっかり定着しつつありますよね。
今回は就活生が気になるサマーインターンに関して、徹底解説を行います!
実はもうすでに早期内定への道は始まっているので、この記事に辿り着いたみなさんは、乗り遅れないでください!
知らない業界を覗いてみたり、気になる企業を詳しく研究したりと、しっかりと戦略や目的を持ってサマーインターンに臨んでみると良いでしょう。
本記事では以下のことを紹介していきます。
- サマーインターンの平均は何社か
- 何社参加すべきか
- 複数参加するメリット
- 応募時の注意点
筆者自身が2019卒で自身も早期選考を数十社受け、就職後も大手企業の採用活動に携わっている経験からサマーインターンにどう臨むべきかついてお伝えします。
就活生はサマーインターンに平均何社参加しているか?
周囲の学生がサマーインターンに何社くらい参加しているのか気になりますよね。
まずはエントリー数と参加数の平均を見ていきましょう。
エントリー数の平均は〇〇社
就職未来研究所の調査によると、サマーインターンの平均エントリー数は上記の通りです。
会社やインターンの種類にもよるので、あくまで参考程度で構いません。
22卒:8.12社
23卒;9.03社
24卒;9.32社
周りの就活生もある程度動いているんだな、自分も頑張ろうと励みにしましょう。
参加数の平均は〇〇社
つづいて、サマーインターンの平均参加者数は以下のようです。
エントリーしても新卒選考と同じように、ESや面接がある企業が多く、参加できない場合も多いようです。
22卒:4.03社
23卒;5.30社
24卒;5.61社
選考に落ちてしまっても、参加しやすい1dayインターンや選考なしインターンなどもあるので、落ち込まずに確認や参加してみてください。
企業によって募集スケジュールが異なるので、夏以降でも多くの会社がずっと募集していますよ。
サマーインターンは何社参加すべき?
就活に対する進捗や意識にもよりますが、結論1社でも多くの企業のサマーインターンに参加することをお勧めします。
大きく2つのパターンに分けて解説していきますね。
どうしても行きたい業界・企業が絞れている場合
業界が絞れている、本命企業がすでにある場合はしっかりとサマーインターンに準備して臨みましょう。
その時の注意点としては、企業にこだわりすぎず、業界単位で参加してみることをおすすめします。
例えば広告業界を志望していた場合、電通や博報堂など気になるところだけエントリーするのではなく、上位10社やベンチャー企業など視野を広く持って応募しましょう。
理由としては、3点あります。
- 大手は激戦なので絞って落ちてしまったら何も参加できないから
- 業界内では見られているポイントや求める能力が似ており、今後の対策ができるから
- 業界内のインターンに参加できれば、特性や雰囲気がわかり、本命企業の選考に活かせるから
また就活では絞りすぎるとどうしても手札が少なく苦しい場面も出てくるので、少なくとも2つの業界は見ておくことを推奨しますよ。
まだなんとなくしか業界や企業が絞れていない場合
多くの就活生はサマーインターンの時点だと、こちらに当てはまるでしょう。
この場合は少しでも気になる業界や企業のインターンに積極的に参加して、今後も選択肢に残すかどうかを見極める作業が何よりも重要です。
今は想像できないかもしれませんが就活も佳境になっていくと、これができている人とそうでない人で圧倒的に差がつきます。
理由としては、こちらも3点あります。
- 自分が知らない業界や企業が世の中には腐るほどあるから
- 興味があって調べていても、具体的には何をしているのかわからないことが多いから
- 選考やインターン経験することで、あらゆる比較ができ、自己分析が進んで、業界を絞れるから
正直、学生の視野だと世の中をそこまで深く見れていない可能性が高いです。
B to Cの企業ならまだしも、B to Bの企業を知れる機会はほとんどないですよね。
でも参加してみたら「意外に面白そうな業界や企業だった」「あまり向いてなさそうだった」など行ってみることでこそわかることがたくさんあるのです。
筆者の体験談
筆者もミーハー精神で知っている企業に片っ端から応募・参加していましたが、向き不向きなど新たな発見が多くて業界分析や自己分析にもつながりました。
少しでも興味があるところは、1社でも多く参加してみて、自分なりにアリなのかナシなのかをこの夏の時点で判断できることは、今後の就活で大いに役立ちます。
まだ志望先が決まっていないからこそいろいろと参加してみようとすると、エントリー数や参加数の平均が増えていくのは、自然なことかもしれませんね。
複数企業のサマーインターンに参加するメリット
つづいて、複数企業のサマーインターンに参加するメリットを紹介します。
比較的まだ時間があるサマーインターンにおいては、少しでも興味があるものは参加してみることをおすすめします。
参加してみて興味が出れば選択肢も広がるし、合わないとなったら今後の選択肢として減るので、どちらにせよ効果的ですよ!
自分に合う企業が見つけやすい
さまざまな業界や企業と出会うことで、自分の志望先や合う業界、企業を見定めることができるようになってきます。
なんとなく興味や就活の軸も頭で考えるだけでなく、サマーインターンにエントリーや参加することで、ブラッシュアップされるでしょう。
もし自己分析が不十分で興味のある会社がないという方は入社する時に、この観点で分析してみましょう。
- 自分が携わるサービスやモノを
- 自分がどのように関わるのか
例えば一般的な文系経済学部の学生だったら、金融業界を見た時に、①金融商品を②富裕層向けに営業するといった感じです。
その視点で見た時に、具体的な金融商品は何がいいのか、営業がしたいのか、企画やマーケティングがしたいのか、などこだわりが出てくると思います。
どんな業界が好きなのか、そしてその中でどんな職種として働きたいのかの視点で自分に合う企業を見つけてください。
業界・企業理解が深まる
サマーインターンでは参加しないと得られない、業務や社内、働く中の人の雰囲気を体感できます。
例えばコンサルや金融・広告業界など実際にどんなビジネスモデルで稼いでいるのか、お客様は誰なのかなど構造を理解すると業界理解が深まります。
また今後の採用面接では、業界内の他社ではなく、「なぜうちなのか」という質問は必ずされます。
インターンでリアルの情報からそのヒントを掴むことを意識すると、周りの就活生と差がつきますよ。
どうしても志望理由がうまく作れない場合、インターンに参加していれば企業の「風土や人」をアピールできます。
「企業の〇〇な雰囲気やXXな性格の社員の皆様に憧れて〜」などといった志望理由は、インターンに参加していると厚みが出るので、おすすめです!
早期内定につながる
インターンは学生にとって重要なものだけではなく、企業にとっても同様です。
そしてその理由は、学生への接点や魅力づけに加えて、優秀な学生を見極めて学生を囲い込みたいからです。
インターンは新卒採用と似たような選考フローを取り入れている企業が多く、それを乗り越えることは優秀であると認識されています。
そのまま通常の新卒採用とは異なり、早期内定ルートの選考につながることが非常に多いです。
経団連の企業たちも解禁前に採用活動しており、内々定を出していないだけで、面談やマッチングなどの言葉で採用活動をしているのが事実なのです。
それゆえサマーインターンに通った後の本番も、社員に見られていると思って気合を入れて臨みましょう。
選考の雰囲気が掴める
サマーインターンも本選考も大きな違いはなく、どちらもエッセンスは同じで、その企業の特徴が出てくることがほとんどです。
となれば今のうちから準備をして臨むことで、本選考の準備も兼ねているということになりますよね。
もし落ちてしまっても、どの選考過程で落ちてしまったのか自分の振り返りにもつながります。
本選考で落ちないためにも、志望度が高い業界や企業こそ、選考の雰囲気は体験しておくことを強くおすすめさせてください!
サマーインターン応募時の注意点
サマーインターンが就活の第一歩という方も多くいらっしゃると思うので、陥りがちな点を紹介しておきます。
ぜひ肝に銘じて、ご自身の就活に活かしてください。
スケジュール管理を徹底すべし
サマーインターンの解禁日は、大体例年と同様です。
また企業側の募集スケジュールも同様なので、今から昨年度のものを調べてみてください。
大体締切のスケジュール・ESのテーマなどは似ています。
学業にバイト・サークルなど忙しいと思うので、直前に行きたい企業の準備を慌ててするのではなく、できる準備は今やっておくのが鉄則です!
ほぼ全ての企業で聞かれるガクチカですが、企業毎に0から作成するのではたくさん受けれません。
200・300・400字で作成しておいてコピペできるようにするをおすすめします!
企業毎に少しアレンジする程度で作業効率がグンと上がり、複数企業にエントリーできます。
※応用編として、志望動機も業界内である程度型を作ってしまっても良いでしょう。
大手は倍率が高い
所々で記載していますが、大手は本当に倍率が高く、枠によっては新卒採用よりも倍率が高くなりがちです。
なので落ちてもしょうがなく通常選考の準備をできたと思っておきましょう。
逆に参加できる場合は、自信を持ってインターンでも活躍できるよう頑張ってください。
ダメでもともとの気持ちで焦りすぎず、どこでどのように落ちたかを分析して反省をしていきましょう。
選考過程によって見られているポイントが違うので、落ちる理由や対策も異なってきますよ!
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