【自己分析のやり方5選】大学生必見!就活に向けた基礎作りのコツ
自己分析は、大学生にとって就活のファーストステップです。
ところであなたは、正しく自己分析出来ていますか。
闇雲に自己分析しても、十分な効果につながりません。
誤った方法で自己分析を続けると、精神的につらくなり、就活に差支えることもあります。
本記事では、就職活動を控えた大学生に知ってほしい、正しく効果的な自己分析のやり方を具体的に紹介します。
効果的な自己分析で、就活のスタートダッシュを切りたい大学生は、ぜひ参考にしてください。
自己分析の効果的なやり方5選
自己分析の方法はいくつもあります。
その中から、自己分析する人の立場や目的に合わせて、適切なやり方を選ぶことが大切です。
ここでは、就職活動を控えた大学生におすすめの自己分析に絞って、合計5つのやり方を紹介します。
いずれも紙とペンがあればすぐにはじめられるので、気になるものからぜひ試してください。
- 白い紙に今の自分の思いを書き出す
- マインドマップを書く
- モチベーショングラフを作る
- 「なぜ?」「つまり?」を3回ずつ問いかける
- ジョハリの窓のフレームワークで考える
白い紙に今の自分の思いを書き出す|現状分析が就活のスタート
大学生が自己分析する際、まず取り組みたいのが現状分析です。
今の自分がどのような価値観を持ち、どのような未来を理想とするのかを認識します。
用意するのは、白い紙と書きやすいペンだけ。紙は大きい方が理想的ですが、ノートの余ったページでも構いません。
今の自分の考え方や価値観について、思いつくままに書き出しましょう。
書き方に決まりはありません。
またこの紙は誰にみせるものではないので、他人の評価は気にせず、自由に書いてください。
そんなときは次の項目について、自分の素直な気持ちを書き出してみましょう。
- 時間を忘れて取り組めることは?
- 最近のニュースで気になっていることは?
- 苦手なこと・モノ・人・場所は?
- これだけはどうしても許せない、受け入れられない、と感じることは?
- どんな会社員生活を送りたい?
- どんな会社員生活は避けたい?
この時、好きなことや楽しいと感じられることはもちろん、嫌なことや苦手なことも積極的に書き出しましょう。
就職活動のための自己分析というと、自分の強みをみつけてアピールするために必要、と思われがちです。
もちろんそういった側面はあります。しかし弱点のない人はいません。
むしろ自分の苦手や嫌いといったネガティブに思えるポイントを把握することが、強みを活かしながら就職活動における失敗を回避するために欠かせません。
まずは今の自分の素直な気持ちを言葉にして、書き出しましょう。
マインドマップを書く|自分の価値観を深堀り
参考:【図解あり】「マインドマップ」を活用した自己分析のやり方とは?
マインドマップ(mindmap)は、自分の価値観を深堀りしたいときに便利な方法です。
なおマインドマップでは、あるキーワードを設定し、関連する言葉やイメージをつないで放射状の図を描きます。
イギリスの教育者であるトニー・ブザン氏が提唱した思考の表現方法です。
マインドマップを書くときは、大きな紙とペンを用意します。
用紙の左側にメインのキーワードを書き、そこから連想される言葉を右に書き出す流れです。
たとえば、「充実していたとき」というキーワードを設定したら、そこから連想するキーワードを書き出します。
「アルバイト」が思い浮かぶなら、アルバイトのどんなシーンや出来事に「充実」を感じたのか、短い文章で書き出してください。
マインドマップは、ゴールや結論を目指して書く必要はありません。
現状分析でわかった自分の価値観を、さらに深堀りする際に活用するとよいでしょう。
モチベーショングラフを作る|自分の好みやこだわりを把握
出典:自己分析に役立つモチベーショングラフの書き方【テンプレート付き】
モチベーショングラフは、自分が大切にしている価値観やこだわり、物事と向き合うときのスタンスといった、自分自身の思考や価値観の傾向を把握するのに便利な手法です。
なおモチベーショングラフでは、これまでの経験をもとにそのときの感情をグラフに表します。
横軸は時系列にした自分の体験、縦軸はモチベーションの高低です。
就職活動を進める中では、いくつかの選択肢の中からひとつを選ばなければならないシーンは多々あります。
たとえば複数の内定先の中から、「より自分に適した企業はどこか」選ぶとき、何を基準にするかによって結論は変わるでしょう。
あらかじめモチベーショングラフによって自分の価値観における優先順位を把握できていれば、選定がスムーズに進みます。
そんなときは、まず自分史を作成しましょう。
これまでの出来事を時系列に書き出すことで、自分では意識していなかったが就職活動に役立つ経験や培った能力に、気づくきっかけになります。
「なぜ?」「つまり?」と3回ずつ問いかける|行動や思考の傾向を発見
マインドマップやモチベーショングラフがスムーズにかけないときは、「なぜ?」と3回問いかけましょう。
たとえば、就職活動で必ず聞かれる「ガクチカ」つまり学生時代に力を入れたこと、について「なぜ?」で深堀りすると、次のように展開する可能性があります。
- 家庭教師のアルバイトを頑張った ←なぜ頑張れたの?
- やりがいを感じたから ←なぜやりがいを感じられたの?
- 生徒の成績が上がったから ←なぜ生徒の成績が上がったの?
- 生徒の性格や生活習慣に合わせた指導ができたから
「なぜ?」を3回問いかけた段階で、生徒の成績向上という家庭教師に期待される実績を出せたこと、さらに生徒にスポットライトを当てて指導できるリーダーや指導者としての資質があることもわかりました。
深堀りした要素が拡大しすぎて集約できないときは、「つまり?」と3回問いかけましょう。
志望動機としてそのまま使える自己アピールの文章を作成する、ヒントを得られます。
ジョハリの窓のフレームワークで考える|客観的な視点で自己分析
ジョハリの窓のフレームワークとは、他人は知っているが、自分は気づいていない自己の側面を発見する心理学の方法です。
アメリカの心理学者であるジョセフ・ルフトとハリー・インガムが考案しました。
出典:ジョハリの窓とは?【わかりやすく解説】具体例、ワーク、4つの窓
ジョハリの窓では、自分の特性や理解を4つの領域に分類し、それぞれを「窓」にたとえて考察します。
- 開放の窓:自分も他人もわかっている特性
- 盲点の窓:他人はわかっているが、自分はわかっていない特性
- 秘密の窓:自分はわかっているが、他人はわかっていない特性
- 未知の窓:自分も他人もわかっていない特性
ジョハリの窓は、ほかの人と一緒におこなう自己分析のやり方です。
自分が評価されるように他人からも評価されます。
ポジティブな言葉を使って、人間関係に亀裂を入れないよう、お互いを発展させられるような配慮が大切です。
近しい人から自分の内面を評価されることに抵抗を感じる場合は、就活カウンセラーを頼るのもよいでしょう。
就活カウンセラーなら、プロの視点から就活に有利になる自分の特性を示し、さらに強みに変えるアドバイスを受けられます。
自己分析の目的は就活の基礎作り
自己分析は、就職活動に挑む大学生にとって欠かせません。
目的がわからずに取り組んでも、自己分析は十分に機能を果たせないでしょう。
では、自己分析の目的はなんでしょうか。
自己分析の主な目的は、内定獲得に向けた、就活対策の基礎作りです。
主に次の2つの点で、はじめての就活に挑む大学生をサポートします。
- 就活の軸を決める
- 志望業界・企業を決める
自己分析によって自分の適性や強み、弱点を把握できれば、自分に適した業界や企業の絞り込みがスムーズに進みます。
また多くの大学生のなかから選ばれるには、企業が求める人材である自分自身をアピールしなければなりません。
企業分析や業界分析を経て、企業が求めている要素を把握した上で、それに応える自分自身の強みやアピールできる経験、考え方を組み合わせたガクチカや自己PRを作成しましょう。
訴求力が、グンと高まります。
自己分析は手段であって、目的ではありません。
あくまでも希望する企業の内定獲得のための手法であることを念頭に、自己分析を進めてください。
自己分析をスムーズに進める4つのポイント
自己分析を進めていると、壁にぶつかって前に進めなくなることも多々あります。
しかし自己分析は就活における一過程に過ぎません。
ここで立ち止まっては、スピード勝負の就職活動のシーンに後れをとる可能性もあります。
自己分析をスムーズに終えて、次のステップである企業・業界分析にいち早くたどり着くために、心がけたいポイントを4つ紹介します。
弱点を正直に書き出す
自分の弱点を目の当たりにすることは、誰にとってもつらいものです。
しかし就職活動の過程でつまずくのを回避するために、長所以上に弱点を正しく把握することが大切であることは知っておきましょう。
たとえば、協調性を大切にするあまり、自分の意見を述べるのが苦手な性格が弱点だとしましょう。
この場合、自分の弱点を把握し対策を講じなければ、集団面接で他の応募者に埋もれてしまい、自分の魅力をアピールできずに終わるかもしれません。
しかし自己分析の段階で自分の弱点を把握できれば、それを補うための対策を講じることができます。
なお強みや弱みは、あくまでも思考や行動の癖にすぎません。
人格とは無関係ですから、切り分けて考えてください。
今自分が弱点だと認識することにも、恐れず向き合いましょう。
結果と過程を切り離して考える
自己分析がスムーズに進まない理由のひとつに、華やかな実績がないから自分の長所が見つからない、と思ってしまうことがあります。
もちろん部活動やサークル活動で頑張って成績を残した、大学生には難易度の高い資格を取得した、といった実績は自己肯定感を高めるのみならず、就活にも有利に働くでしょう。
ただ、華々しい実績をもっている大学生は、そう多くありません。
またほとんどの企業が求めているのは、立派な経歴の大学生ではなく、自社の一員として長く貢献できる人材です。
就職活動で内定を獲得するには、こういった企業のニーズに応えることが欠かせません。
自己分析においては、これまでの過程で自分が努力してきたことや工夫してきたことに、焦点を当てましょう。
そして分析結果を分かりやすくアピールできるように、準備することが大切です。
自己分析は時間を決めて取り組む
自己分析は就職活動における重要なステップです。
しかし自己分析に長い時間を投じても、就職活動は進みません。
自分の強みと弱点を把握できたら、就職活動における次のステップである企業・業界分析に進みましょう。
就職活動では、やらなければならないことがたくさんあります。
自己分析の結果に一喜一憂する時間も、長い時間をかけて自己分析を繰り返す余裕もありません。
自己分析の結果にフィードバックをもらう
自己分析できたら、その結果について客観的な視点からフィードバックをもらいましょう。
フィードバックを依頼するのは、家族や友人、教師といった身近な方で構いません。
ただ、身近な人に自己分析をみせることに抵抗を感じる場合もあるでしょう。
また身近な人は就職活動のプロではありません。
個人の視点で自己分析の結果を判断したフィードバックならできるでしょう。
しかし、就職活動に生かせる的確なアドバイスを受けられるとは限りません。
ただ就活における自己分析は、就活を優位に進めるためにおこなうものです。
就活における自分の方向性を整えるなら、就活のプロである就活カウンセラーにフィードバックを依頼するのがよいでしょう。
さらに自分の性質を活かせる企業の提案を受けられるので、内定獲得に向けて大きく前進できるでしょう。
大学生の自己分析のやり方でよくある質問
大学生の場合、就職活動に際して初めて自己分析する人がほとんどでしょう。
ここでは自己分析のやり方について、よくある5つの質問をピックアップしてお答えします。
そもそも自分のことがわからないので自己分析できません。
大人になっても、自分のことはわからないもの。
大学生なら、戸惑って当然でしょう。
そんなときは、就活のプロである就活カウンセラーに相談するのも一つの方法です。
身近な人に、自分がどう見えているか聞いても、当たり障りのない回答しか得られない可能性は十分にあります。
人間関係を良好に保ちたいと思えば、なおさらです。
一方、就活を控えた大学生を専門にカウンセリングしている専門家なら、客観的な視点で分析からのサポートが可能です。
また自分に適した就職先を見つけ、その企業の内定を獲得する、という就活の最終目的を達成するために、把握すべき自分の側面を教えてくれます。
自己分析しても自分のいいところが見つからず、モチベーションが下がるのでつらいです。
まず覚えておきたいのは、自己分析でわかった性格にも特徴にも、絶対的な正解はないということです。
また自分ではネガティブに捉えている性格や特徴が、第三者からはそれほど気にならないことも多々あります。
自分に厳しくまじめな性格の人の場合、自己分析の結果ポジティブな要素が少なく、落ち込むことも多々あります。
ただそういう自分の性格を踏まえて、つらくならずに仕事できる環境を探すためにおこなうのが、自己分析です。
大学生のうちにしっかり自己分析し、自分の姿を正しく理解できている方が、就活でのミスマッチを回避しやすくなります。
たとえば、1つ1つの物事にじっくり取り組みたい性格であるにもかかわらず、スピード勝負の会社に就職したらどうでしょう。
入社してから、自分と違いすぎてこの会社にはいられないと感じ、早期退職、といった事態になりかねません。
自己分析して自分を適切に把握することは、充実し安定した会社員生活を送るための第一歩です。
自己分析はいつまでにやればいい?
自己分析は、就活の最初の段階で取り組みましょう。
理想は大学1、2年生ですが、遅くとも大学3年生に進級したらすぐに、自己分析をおこなってください。
インターンシップ制度の改正に伴い、3年生の夏のインターンシップで提出する情報は、選考に活用されることがあります。
インターンシップに応募するまでの段階で、自己分析や業界・企業研究、さらにOB・OGの訪問や、夏季インターンシップへの準備を進めなければなりません。
就活が本格化するタイミングをあらかじめ決まっています。
自己分析のような就活の準備を前倒しするほど、業界・企業研究の時間を十分に割け、余裕をもって選考に進めるでしょう。
自己分析は時間をかけて何度もやった方がいい?
自己分析は、合計3回おこないます。
タイミングは、次のとおりです。
- 就活を始めるとき
- 就活中
- 内定獲得のタイミング
また自己分析は丁寧さや慎重さが大切ですが、長い時間をかける必要はありません。
むしろ自己分析ばかり繰り返すと、メンタルヘルスの観点で好ましくない影響が懸念されます。
自分の軸はそう変わるものではないため、何度も実施する必要はありません。
自己分析でわかった自分の性格や特徴は、どうやって志望動機にまとめればいい?
自分の特徴や価値観の中から、志望する企業のニーズに合うものをピックアップして志望動機にまとめます。
具体的な手順は、次のとおりです。
- 業務内容や業界の傾向から、大学生に求められるであろう要素をピックアップ
- 企業のニーズ対して、自分の性質や経歴がどう合致するのかをわかりやすく説明
たとえば、完璧主義であらゆるものごとに対して慎重に取り組む性格であるとしましょう。
この場合は、緻密な作業が多くミスが許されない業務が多い職場を選ぶのがポイントです。
そして、丁寧な作業に集中して取り組むのが得意な点をアピールしましょう。
短所がない人はいません。
むしろ自分の弱点を把握していることや改善に向けて取り組んでいるかを説明できることは、ポジティブな印象につながります。
しかしネガティブな要素をそのまま伝えると、マイナスの印象につながりかねません。
もし、完璧主義で努力家だが打たれ弱く、ミスしたり指摘されたりすると落ち込んでしまう場合は、どう表現すれば良いでしょうか。
まず、上司や先輩からの指摘で落ち込むのは、真面目さの現れです。
そして、真剣にフィードバックを受け止めている証でもあります。
一例としては「物事を深く考えすぎてしまう部分がありますが、上司や先輩の指導を素直に受け止め、改善に向けて全力で努力するよう心がけています。」といった伝え方があるでしょう。
すぐ落ち込む=真面目・思慮深い、と変換し、努力家であるがゆえに、改善の方向に切り替えて取り組めることをアピールした表現です。
長所も短所も、すべてを公開する必要はありません。
入社を希望する企業にとってポジティブな影響につながる部分をピックアップして、表現を工夫しながらアピールしましょう。
自己分析は大学生の就活のスタートライン!迷ったらプロに相談
自己分析は、自分の適正にあった企業を見つけ、さらに自分の魅力をポジティブにアピールするために有力な手法です。
ただ鏡に映る自分は実際の自分と左右逆なように、自分を客観的に把握するのは容易なことではありません。
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