早期内定は辞退できる?辞退理由やメール・電話の保留の伝え方も解説!
就活中に早期内定を手に入れたときは、未来が明るく見えて嬉しく思いますよね。
しかし、後になってその会社が自分に合わないことに気付くこともあるかもしれません。
特に新卒社会人によく聞く後悔として、「内定をもらった時期が早すぎたため、他の会社の選考プロセスを経験する機会がなく、もっとちゃんと考えればよかった」と。
もちろん内定をもらうのは努力が報われて認められて嬉しいですが、自分が今後数年〜数十年と働くのに適している会社・職場なのかは別問題です!
じっくり考えて就活に取り組み、早期内定を辞退することも一つの選択肢としてもち、納得感を持って就職先を決めて社会人になってください。
本記事では以下のことを紹介していきます。
- 早期内定は保留すべし理由
- 早期内定を辞退するメリット・デメリット
- 早期内定を辞退する3つの方法と理由
- 早期内定の辞退についてよくある質問
筆者自身が2019卒で自身も早期選考を数十社受け、就職後も大手企業の採用活動に携わっている経験から早期選考の辞退についてお伝えします。
早期内定が出ても辞退せずに保留すべし
鉄則として、「早期内定が出てもすぐ辞退せずに保留にして、就活を続行すべき」です。
理由は2点あります。
- 1つ内定を持っていることで、絶対的な心の安心を手に入れられるから。
- 他の企業の内定を持っていることは、優秀であるアピールにもつながるから。
心のゆとりは、メンタルに大きく影響し、他の企業の面接にも大きく関わります。
加えて就活中に他者選考状況を聞かれることは多いですが、早期内定があることを伝えると優秀だという印象づけができるでしょう。
「今のところ興味ないな、まだ行くかわからないな」という企業でも内定をもらった場合は、最大限保留して選択肢の一つとして持っておくのが就活の常識です。
ただし内定承諾に関して企業から回答期限があったり、他社の選考状況を確認されたりします。
その際に、現在就職活動で悩んでおり、保留にしたい旨をしっかりとお伝えしましょう。
行き違いなどで後でトラブルにならないように、できるだけお電話で連絡をおすすめします。
〜電話例〜
お世話になっております。〇〇大学■年のXX XXと申します。
いただいている内々定について、ご相談したく連絡いたしました。
今お時間よろしいでしょうか。
(担当者に電話口を変更いただく)
将来について考えて現在悩んでおり、回答をもう少し待っていただけないでしょうか。
後悔ないよう、選考中の企業は最後まで受け切りたいと考えております。
(他に待ってほしい理由等をお伝えする)
もちろん御社が第一志望群であることは変わりないのですが、
全力でやり抜いて、納得感を持って社会人として活躍したいです。
大変身勝手で申し訳ありませんが、もう少々(できれば具体的に)お待ちいただけませんでしょうか。
(納得いただけそうな場合)ありがとうございます。また引き続きご連絡させてください。
(納得いただけなさそうな場合)ご検討いただけませんでしょうか。難しい場合でしたら、再度期日までご連絡いたします。
この度は急なご連絡に対応していただき、ありがとうございました。
引き続き、精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。
失礼いたします。
早期内定を辞退するメリット・デメリット
早期内定を辞退するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
簡単に整理したいと思います。
辞退するメリット
早期内定が出ると、その企業でOB・OG訪問や入社前セミナー、研修といった活動が行なわれることがあります。
これは企業側が内定者の志望度を高めたり、離脱を防いだりと囲い込みが目的で行うのですが、ここで多くの時間が取られてしまうでしょう。
そのため断るのが煩わしい人は、上記のような囲い込みが激しい企業の内定は早めに辞退してもいいかもしれません。
また自分を追い込むことで就活に専念したいタイプの方は、退路を断つために辞退してもよいでしょう。
辞退するデメリット
志望企業や業界が変わったり、持っていた他の内定が取り消されたり、家族に反対されたりなど、就活中にさまざまな事情で内定先を変更したくなることは割とあります。
そんな時に、内定を辞退した企業も就職先の選択肢にあったらと後悔するかもしれません。
予測できない不足の事態に、デメリットを感じても手遅れの場合があるので注意です。
早期内定を辞退する方法3つの方法
本性では、採用担当者から辞退する方法のおすすめ順を紹介していきます!
結論からいうと電話>>>メール>>>対面・オンラインの順で辞退の連絡を検討してみてください!
さまざまな企業があるので、一概には言えませんが参考にしてください。
電話
特に懸念点がなければ、電話が一番最初にとるべきおすすめの手段です。
多くの場合は、新卒HPやマイページに採用担当や人事部の電話番号をのせているので、まずはその番号へ連絡してみましょう。
辞退したいと旨を伝えれば、その後にとるべき方法を教えていただけることが多いです。
たとえば、名前や理由をその場で聞かれて終わる場合や、悩んでいると伝えた場合はOBOG訪問に繋いでくれたりしますよ。
〜電話例〜
お世話になっております。〇〇大学■年のXX XXと申します。
いただいている内々定について、ご相談したく連絡いたしました。
今お時間よろしいでしょうか。
(担当者に電話口を変更いただく)
将来について考えた結果、大変心苦しいのですが、内々定を辞退させていただきたいです。
(簡単に志望が変わった理由等をお伝えする)
社会人として○○社とお仕事できるように頑張りたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。
失礼いたします。
メール
最初にメールで辞退連絡をするのはあまりおすすめしません。
というのも内定先の企業がメールを確認しているか不明だからです。
ですが、企業もお祈りメールを送ってくるわけですから、何とも言えないのも事実ですね。
〜メール例〜
○○社 人事部 採用担当 〇〇様
お世話になっております。〇〇大学■年のXX XXと申します。
いただいている内々定について、ご相談したく連絡いたしました。
▲、□日に数回お電話したのですが繋がらなかったため、メールさせていただきます。お忙しいところ失礼しました。
将来について考えた結果、大変心苦しいのですが、内々定を辞退させていただきたいです。
(簡単に志望が変わった理由等をお伝えする)
社会人として○○社とお仕事できるように頑張りたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。
対面・オンライン
いきなり対面やオンラインにて連絡するのも、企業側からしてみると対応できるかわかりません。
訪問してくるセールスと一緒で、忙しい人にとっては少し迷惑ですよね。
対面・オンラインは相手が要求してこない限り、こちらからは行動しないようにしましょう。
対面での内定辞退を要求される場合は、最低限の礼儀やマナーに注意して訪問しつつ、何があるかわからないので、自分の身を守る上でも誰かに相談や必要に応じてボイレコなど準備しておきましょう。
早期内定のおすすめの辞退理由
内定を辞退する際に、相手の企業へどんな手段であれしっかりと連絡をし、その理由を伝えることはマナーです。
今後社会人になって辞退する企業と関わりがあるかもしれませんし、自分の事情を誠実に伝えることをおすすめします。
よくある理由を紹介しますので参考にしてください。
就活を進める中で志望先の企業・業界が変わった
就活を進めていく中で、さまざまな企業や人と出会って価値観が変わっていくのはごく自然なこと。
あくまで「早期内定のときは、御社が第一志望だったけれど、志望先の業界や企業がこういう理由で変わったので辞退させてください。」と連絡してください。
また「今揺らいでいるので、もう少し時間をいただけませんか」と相談してみても良いかもしれません。
他社の内定が出た
正直に「より志望度が高い他の企業から内定をいただいたため、辞退させていただきたい」と連絡しましょう。
断るのが苦手な方もいるかもしれませんが、他の就活生の人生も関わってくる大事な選択です。
不要な内定はすぐに辞退の連絡をするべきで、ギリギリになって連絡するとトラブルや大事になりかねません。
早期内定の辞退に関するよくある質問
まだまだ早期内定は知られていないこともあるので、特に多いよくある質問を2つお答えします。
まだ早期内定をもらっていない人も、すでに辞退してしまった人も念の為確認しておくことおすすめですよ。
辞退を取り消しできる?
身内の事情や、就職先の倒産などによって内々定先の辞退を取り消ししたいなんてことが、万が一あるかもしれません。
背に腹は変えられない気持ちで、ダメもとで連絡をしてみることをおすすめします。
その際は、丁寧に理由を伝えてみてください。
時期やタイミングにもよリますが、一人でも採用したいと思って企業も通年採用活動を続けていることもあります。
都合が良すぎるかもしれませんが、一度内々定をもらったということは実力が認められているので、諦めずに連絡してみてください。
辞退できない場合もある?
覚えておいてほしいのが、内々定に法的拘束力はありませんので辞退できない場合はありません。
安心してください、「例外なく」です。
内定後のオワハラや内定承諾書を迫ってくる企業もありますが、その時点でその企業の体制を怪しいと思って、念の為書類など証拠を集めておいてください。
入社の意思を伝えつつ、他の就活を続けても問題ありません。
しかし相手も人間ですし、採用活動を通して自分に時間やお金を使ってくれたのも事実ですので、誠実な対応をおすすめします。
具体的には内定式や入社式の2週間前までには、辞退の連絡をしてあげてください。
まとめ:早期内定の辞退・保留方法
本記事をまとめると以下の結論となります。
- 早期内定はできるだけ保留すべし
- 早期内定を辞退するメリット・デメリットを考えて行動
- 早期内定を辞退する時は、電話>メール>対面・オンライン
- 早期内定の辞退について困ったら、採用担当者や家族、周囲の社会人に相談すべし
これら踏まえて、早期選考の辞退をしたいときは参考にしてみてください。
今回の記事があなたの就活に役立ちますように。
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