【26卒のコンサル就活の選考スケジュール】ケース面接の対策も紹介

新卒からの人気ランキングで常に上位にランクインするコンサル業界。

近年は、さらに新卒からの人気が高まり、一筋縄では内定を得られなくなっています。

そこでこの記事では、なんとしてもコンサル業界で内定を得たい新卒の学生に向けて、コンサル業界の選考スケジュールや面接対策について解説します。

各項目について、より詳しい解説をしている記事も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

・コンサルの内定には、地頭も必要だが徹底した対策や準備が重要
・コンサルの選考スケジュールは早いため、早めの準備が必要
・自己分析や業界研究をした上で、各選考プロセスの対策に取り掛かろう
目次

【結論】コンサル内定への近道は徹底した対策や準備

 

コンサル業界で内定を得るために必要なことはなんでしょうか。

学歴や学力、コミュニケーション能力。さまざまな要素が考えられます。

これらの要素も、もちろんコンサル業界で内定を得るために重要な要素です。

しかし、何よりも重要なのは、コンサル業界の選考に向けた徹底した対策と準備です。

コンサル業界の選考は、一般的な就活本で取り上げられる日系企業とは異なる部分が多くあります。

選考の内容が異なるため、コンサル業界を見据えた対策をとっておかないと、他の就活生に差をつけられてしまうでしょう。

また、コンサル業界の選考は、日系企業よりも前倒しのスケジュールで行われています。

このため、事前の準備を早い時期から、効率的に始めないと、内定をとることは難しくなるでしょう。

コンサル業界の就活スケジュールをおさえつつ、コンサル特有の選考の対策をとることが、地味ながらも最も確実な内定への近道になるのです。

コンサル業界の就活スケジュール

まず、コンサル業界の就活スケジュールを押さえましょう。

コンサル業界の就活は、日系企業よりも早いスケジュールで動きます。特徴は、3年生の夏と冬に大きな選考を行う企業が多いことです。

具体的に言えば、大学3年生の7〜8月、3年生の11〜12月頃に面接が行われます。

近年はさらなる人材確保のため、4年の4月頃にも面接を行うコンサル企業も増えてきました。

日系企業の選考が4年生に入った後、ピークを迎えることを思えば、コンサル企業の選考に参加する場合、1年近く就活のスケジュールを前倒しにすべきだとわかるでしょう。

ESの提出は、3年の4月頃が目安です。

このため、ESを書くのに必要な自己分析や業界研究は、2年生の冬頃にはある程度終わらせておきたいところです。

コンサル業界の選考内容

続いて、コンサル業界の選考内容について、確認していきましょう。

コンサル業界の選考は、主に次のようなフローに沿って行われます。

  1. エントリーシート(ES)
  2. Webテスト/筆記テスト
  3. グループディスカッション(GD)
  4. 面接

それぞれの選考の対策を解説する前に、基本的な知識を身につけておきましょう。

 

1.エントリーシート(ES)

選考の入り口とも言えるエントリーシート(ES)は、ほとんどの企業が選考に取り入れています。

コンサル企業の選考において、「ESはそれほど重要ではない」と言われることもあります。

しかし、この言葉を鵜呑みにして、ES対策を怠ることだけは避けましょう。

「ESが重要ではない」と言われる理由の一つに、コンサル企業の「学歴フィルター」があります。

とくに外資系コンサルでは、学歴がかなり重視されていると言われます。

内定実績のある大学がいわゆる「高学歴」であることが多い一方、採用人数を増やしているコンサルでは、以前よりも学歴を重視しなくなっているところがあるのも事実です。

また、ESで合否を振り分けられている時点ではほとんど採用担当者に読まれていないとしても、選考が進むにつれ、ESは重要な資料になってきます。

たとえば、面接をする際、面接官は就活生のESを読んだ上で面接に臨みます。

このことを考えれば、いくら「ESは重要ではない」と言われているとしても、手を抜くのは自ら内定から遠ざかっているのと変わりません。

面接を見据えて、ES対策を怠らないように意識しましょう。

 

2.Webテスト/筆記テスト

多くのコンサル企業では、Webテストや筆記テストを実施します。

SPI、玉手箱、GABなど、多くの企業で使われているWebテストを活用する企業もあれば、オリジナルのWebテストを出題する企業もあるため、事前に調べるようにしましょう。

Webテストの種類によって、出題範囲や問題の傾向は多少異なります。

しかし、言語や数学に関わる基礎知識が求められることはいずれのWebテストでも共通しています。

自分の受ける企業がどのWebテストを出題しているかを事前に調べられれば、対策の役に立つのは間違いありません。

OB・OG訪問や説明会などで積極的に情報を集めるようにしましょう。

 

3.グループディスカッション(GD)

面接と前後して、グループディスカッションを実施する企業も多いです。

グループディスカッションとは、複数人の学生がチームに分かれ、一つのテーマについて賛成・反対を議論したり、一つの提案を作り上げたりする選考です。

「グループワーク」という呼び方をする企業もあります。

グループディスカッションでは、個人のスキルの他に、チーム内でどのような働きをするかが見られます。

チームのメンバーの状況に応じて、自分がどのような役割を果たせば良いのかを判断できるようにしましょう。

 

4.面接

全社が実施していると言っても過言ではないのが、面接です。

一般的には、複数の面接官がESやGDの結果を資料とし、学生に質問をしていきます。

面接官の数や、面接を受ける学生の数は企業や選考の進み具合によって異なります。

内定を得られるかどうかは、面接の結果によって大きく左右されると意識しておきましょう。

コンサル業界には、業界で好まれる面接の形式があります。ケース面接です。

ケース面接とは、実際に測定したり計測したりすることが難しいデータを推測し、その推測を用いて与えられた課題について回答していく面接形式です。

実際の業務に近い思考が求められるため、多くのコンサル企業でケース面接が行われています。

コンサル企業からの内定を得るためには、一般的な面接対策に加え、ケース面接の対策も欠かさないようにしましょう。

 

【番外編】インターンシップ

インターンシップへの参加の有無が選考に影響を与える企業もあります。

企業によっては、学生が長期休暇に入る夏や冬といったタイミングで、数日から数週間程度のインターンを実施しています。

インターンの内容は企業によってさまざまです。

実際に社員の横で働くような企業もあれば、社員の講義を聞いたり、実戦を模したグループディスカッションを実施する企業もあります。

インターンへの参加は内定に絶対必要なものとまでは言えないものの、内定者の大半をインターンシップへの参加者が占める企業があるのも事実です。

志望度の高い企業が、インターンを実施しているかどうか、インターンへの参加がどれほど選考に影響を与えていそうかを事前に調べておきましょう。

また、インターンシップへの参加にもESや面接で選考を行う企業もあります。

この場合、さらに前倒しで就活の準備をしておくことが必要になることを意識しておきましょう。

コンサル内定のための必須対策

内定のための必須対策続いて、コンサル内定のための必須対策を紹介します。
ESから面接までの選考フローについて、どのような対策が必要かを見ていきましょう。

 

1.エントリーシート(ES)

ESは、早ければ3年生の4月頃に提出が始まります。夏のインターンシップへの参加を考えている場合も、同時期に提出を求められる場合があります。

このため、2年生の3月頃には実際にESの執筆を始め、添削や推敲を始めたいところです。

ESでとくに対策に力を入れたいのは、志望動機と自己PRです。

企業側から見れば、志望動機は「内定を出した場合、本当に入社してくれるか」という志望度や熱意を図る基準になります。

志望動機を同業他社でも使えるような内容にしてしまえば、志望度が低いと見なされかねません。当然、良い評価にはつながりにくいでしょう。

採用担当者に響く志望動機を書くためには、徹底した業界研究と企業分析が必要です。

コンサル業界とはどのような業界なのか、自分が受けている企業は同業他社とどのような違いをもった企業なのかを突き詰めて考えることで、より一企業に特化した志望動機を書けるようになります。

文字数に余裕があれば、入社後にどのような仕事をしたいのかまで書き込めるとベターです。

コンサル業界向けの志望動機の書き方については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

ぜひ、今回の記事と合わせてお読みください。

【新卒向け】コンサル業界の志望動機を書くポイント

自己PRも、他の就活生との差別化には欠かせないポイントです。

コンサルの内定に好まれる自己PRのポイントは、次の2つです。

  1. コンサルが求める人物像を考える
  2. 人物像に適した人材とPRできる経験を考える

どの企業も、どのような人材を採用したいのか、明確な指針をもって採用活動をしています。

どれほど優れた学生でも、企業が求める人物像にあっていなければ、内定が出ないのが就活です。

もし、コンサルからの内定を得たいなら、コンサルがどのような人物像を採用したがっているのかを考えることが重要です。

コンサルが求める人物像を把握したうえで、自分がその人物像と合致していることを示せる過去の経験や実績をPRできれば、採用担当者に強い訴求力をもてるでしょう。

自己PRのさらなる深め方については、以下の記事で詳しく解説しています。

【内定者のES公開】新卒でコンサル業界に好まれる自己PRとは

 

2.Webテスト/筆記テスト

Webテストや筆記テストにどれくらい対策の時間を割くべきかは、人によって大きく異なります。

一度、SPIや企業オリジナルテストの過去問などを解いてみて、自分がどれほどWebテストで得点できるかを見てみましょう。

コンサル企業の選考に参加している学生の多くは、「高学歴」と言われる学生たちです。

学力や地頭の良い学生も多いため、テストの基準点は高いとされています。

一度テストを解いて、満足のいく結果が出せるようなら、そこまで力を入れて対策する必要はないかもしれません。

しかし、明らかな苦手分野があったり、得点が目安に届かなかったりする場合は、参考書や過去問研究で対策する必要があるでしょう。

Webテストや筆記テストの参考書は、専用コーナーを設けている書店もあります。

自分が使いやすいと感じた構成やデザインの参考書を使って対策を進めましょう。

 

3.グループディスカッション(GD)

グループディスカッションを採用している企業を受けるならば、GDの対策も必要です。

ただ、複数人で課題解決や議論に臨むというGDの内容上、一人で対策ができない選考プロセスでもあります。

日頃、大学のゼミや講義で議論に慣れていないならば、就活塾に参加して対策したり、就活情報サイトが主催するセミナーなどに参加したりするべきでしょう。

 

4.面接

もっとも力を入れて対策すべきなのが、面接です。コンサルの場合、一般的な面接の対策に加え、ケース面接の対策もしなければなりません。

企業は、ESやWebテストの結果はもちろんのこと、それ以上に実際に話した印象で学生の人物像やスキル、経験値を見極めようとしています。

どれほど過去に素晴らしい経験や実績をもっていても、面接で十分にアピールできなければ、内定を得ることは難しいでしょう。

面接の力を身につけるには、実践的な練習あるのみです。

模擬面接をし、そのフィードバックを受け、次の模擬面にフィードバックされた点を改善して臨む。

この繰り返しが、面接での立ち居振る舞いを確実に磨いていきます。

面接の練習には、社会人としての経験やマナーに基づくフィードバックのできる面接官役が欠かせません。

理想は、就活塾のように経験豊富な講師に面接官役を務めてもらい、繰り返し面接練習をすることです。

就活塾に関して解説した記事も用意しています。興味をもった方は、ぜひお読みください。

就活塾とは?内容やメリット・デメリットを解説!

ケース面接の対策も同様です。

ケース面接でよく聞かれるテーマや、それに関する基礎知識を身につけたうえで、面接練習を繰り返して限られた時間、プレッシャーのかかる状況の中で回答を導いていくスキルを磨かなければなりません。

ケース面接でよく聞かれるパターンや対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

新卒向け!コンサルの面接対策を徹底解説!質問例付き

 

【まとめ】事前準備がコンサルの内定の勝敗を決める

コンサルの内定を得るために、ある程度の学歴や地頭の良さが必要なのは間違いありません。

しかし、それはあくまでも一つの要素に過ぎません。

内定を得られるかどうかを左右するもっとも大きな要素は、選考に向けてどれほど事前に準備をしたかどうかです。

就活では、ES、Webテスト、面接など、多くの選考プロセスに対応する対策をしていかなければなりません。

これらの対策をすべて一人でこなせる学生は、ほんの一握りです。多くの学生は、周りのサポートがなければ十分な準備ができないでしょう。

もし、周りに頼るべき人がいないなら、就活塾の利用を検討してみましょう。

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就活塾を上手に活用して、周りの就活生に大きな差をつけましょう!

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ayaka

この記事の監修者

ayaka

新卒で航空会社に就職。入社1年目より異例の配属で育成部門に配属。約10年、日本人、中国人、タイ人、シンガポール人の育成・採用に携わる。最短で昇格後は、新人から入社30年と幅広い層のメンバーのマネジメントを行う。
様々なバックグラウンドを持つ人材と携わる中、「ひとりひとりが個性と強みを活かして、笑顔で仕事ができる組織を作りたい」という想いを持ち、2021年に国家資格キャリアコンサルタント取得。
現在は中国に在住し、大学生の就職活動支援、駐在員の家族のキャリア支援を行っている。

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