【ユニリーバの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説！

世界190ヶ国以上で34億人以上が製品を使用し、400以上のブランドを展開しているユニリーバは世界最大級の消費財メーカーとしても有名です。

就職難易度も非常に高く、内定率は1%を切る超難関企業とも言われています。

本記事では、ユニリーバの就職難易度や学歴フィルターの有無、選考を突破するための4つのポイントについて徹底解説します。

ユニリーバとはどんな企業？

まずはユニリーバの企業概要と福利厚生などの働き方を解説します。

事業概要

ユニリーバは1929年に創業し、イギリスのロンドンに拠点を置く世界第2位の消費財メーカーです。

食品・清潔用品・個人用品・化粧品など多岐にわたる商品を提供しています。

ユニリーバは通常の消費者リサーチだけでなく、心に響くパッケージデザインや世界初の度肝を抜くキャンペーンなど顧客の感性を大切にしています。

バイオテクロノジー分野のスタートアップと連携してバイオテック原料や代替品について研究を始めるなど、サステナブルな取り組みにも意欲的です。

今後は物流従事者や地球環境への負担が少ない物流のデジタル化を図り、よりサステナブルな物流と生産性向上を目指す

働き方

ユニリーバでは全社員を対象にWAA （Work from Anywhere and Anytime）と呼ばれる新しい働き方を導入しています。

働く場所・時間を社員自身が選べて、上司に申請すれば理由を問わず会社以外の場所（自宅、カフェ、図書館など）でも勤務可能です。

さらに平日の5時～22時の間で自由に勤務時間や休憩時間を決められ、期間や日数の制限もありません。

ユニリーバの就職難易度は？

ユニリーバの就職難易度について、ランキング形式で紹介します。

入社が難しい有名企業ランキングには入っていない

ユニリーバは入社が難しい有名企業ランキングには入っていません。

しかしユニリーバはプレエントリーが数万人、実際のES提出が数千人に対して新卒採用人数は毎年約10名前後と言われています。

内定率は1%を切る超難関企業とされ、ランク外ではありますが就職難易度は相当高いでしょう。

23・24卒外資系メーカー人気ランキングでは3位にランクイン

外資就活が発表している「23・24卒外資系メーカー人気ランキング」では、ユニリーバは第3位にランクインしていました。

外資系メーカーとしては根強い人気を誇っていることが分かります。

ユニリーバの採用大学ランキング・採用人数

ユニリーバの直近の採用大学の傾向や採用人数を紹介します。

採用大学

ユニリーバの採用大学実績は以下の通りです。

早慶やMARCHなど難関大学の名前も見られますが、学歴フィルターのある企業では見かけない中堅大学の名前も見られます。

採用人数

ユニリーバでは2014年は10名、2015年は6名が入社しています。

ユニリーバの新卒採用枠は非常に少なく、かなりの狭き門であることが分かります。

ユニリーバの学歴フィルターはある？

ユニリーバには学歴フィルターはないと考えられます。

採用大学には高学歴が目立つものの、学歴フィルターのある企業では見かけない中堅大学からの内定者が出ています。

人事担当者のインタビューでは「ユニリーバは学歴や大学の成績をもとに合否の判断はしません」と明言している

とはいえ難関大学には優秀な学生が集まることや採用枠が少ないことから、学歴に自信がない人は徹底した対策が必要です。

ユニリーバの選考プロセスと面接内容

ユニリーバの選考プロセスは以下の通りです。

ES

近年のESで問われる内容は以下の通りです。

上記について400字以内でまとめる必要があります。

そのため、企業理念やその部署の業務内容を徹底的に研究して簡潔に伝えるのを意識しましょう。

Webテスト（ゲーム選考）

ゲーム選考では応募者のIQ・EQ・学習敏捷性などの特性の傾向や要素を測定するよう設計されたテストが出題されます。

「数字に弱くないか」「適切な時間配分ができるかどうか」を通して判断されていると考えられます。

完全オリジナルのため対策は困難ですが、難易度はそこまで高くないので焦らず回答しましょう。

1次面接（録画面接）

1次面接は3つの短い質問とひとつのビジネスケースで構成されています。

1次面接では頭の回転の早さや落ち着いて整理する能力が問われます。

「普段自分が何を考えて行動しているか」をわかりやすく話せるように準備しましょう。

ディスカバリーセンター

ディスカバリーセンターの概要は以下の通りです。

グループ内で埋もれず「どのように活躍できるか」「どんな役割が果たせるか」について考え、建設的な意見ができると良いでしょう。

必ずしもリーダーになる必要はなく、グループの中での自分の「役割」を見つけることが大切

最終面接

近年の最終面接で問われる内容はこちらです。

設問はベーシックですが、志望動機や自身のことについてかなり深掘りがされて変な角度からも質問が飛んでくることがあります。

特にパーソナリティの原体験を問うような質問は対策が必要です。

ユニリーバの選考を突破するポイント

採用倍率の高いユニリーバの選考を突破するための4つのポイントを紹介します。

英語力を磨く

ユニリーバは外資系企業ということもあり、就活生には一定の英語能力が求められます。

社内外でも外国人社員とのやりとりが多く、メールでのやりとりや実際のコミュニケーションで英語を使う機会が多いでしょう。

英語力があることをアピールするために、早い段階から勉強してTOEICなどの資格を取得しておきましょう。

自分らしさを言語化する

ユニリーバでは「PURPOSE（人生の目的）を持つ人々は成長する」という思いを大切にする社風があります。

実際に以下のようなブランドでPURPOSEが大事にされています。

選考通過にあたって、自分らしさとは何かを見つけて言語化することが必須でしょう。

自己分析を通じて自分が熱中してきたこと、夢中になってきたこと、また大きな課題感を感じた出来事などの深掘りをすること

周囲への思いやりと協調性があることをアピール

ユニリーバは協調性をもった社員が多く、 業務の中でも社員同士の関わりが多いと言われています。

「優秀であっても人間性に問題のある人は採らない」という同社社員の発言もあることから、性格面がかなり重視されると言えるでしょう。

ジョブ選考では「他のメンバーと作業をする中での協調性を見られていたように思う」と語る内定者もいる

面接では協調性に関連したエピソードを話し、ジョブ選考では自分の発言ばかりでなく周囲の発言を促すなど周囲を配慮した行動を心がけましょう

ユニリーバに関するよくある質問

最後にユニリーバの選考に関するよくある質問をまとめてあるので、ぜひ参考にしてください。

激務って本当？

以下はユニリーバの現役社員によるコメントです。

部署によっては激務なところもありますが、WAAのような新たな働き方も導入されて今後はさらに労働環境が改善されるでしょう。

TOEICは何点くらい必要？

ユニリーバの新卒採用応募資格には「基礎的な英語力のある方（TOEIC換算730点以上）」とあります。

入社までに730点換算以上の取得が必須で、入社前にはTOEIC730点換算以上の証明書を提出しなくてはいけません。