自己分析を行う意味はない?自己分析の本当の目的や正しいやり方を徹底解説
「自己分析は意味がない」と言われますが、本当に意味がないのでしょうか?
そこで本記事では、自己分析は本当に意味がないのかについて解説します。
また、自己分析の具体的な目的や正しい方法についても紹介します。
これを読めば、就活における自己分析で悩む機会もなくなるでしょう。
ぜひ最後まで読んでみてください。
・自己分析のメリットは会社のミスマッチ削減や自己PRの作成である
・自己分析の正しいやり方は過去の出来事を「なぜ?」と自問していく
自己分析は意味がないと言われる理由
自己分析は意味がないと言われる理由は大きく以下の2つです。
- 自己分析の目的が明確になっていない
- 自己分析ができてもいきたい会社に選ばれるとは限らない
意味がないと言われる理由は、自己分析に対する誤解が生まれているからです。
それぞれ詳しく説明していきます。
自己分析の目的が明確になっていない
自己分析の目的が明確でなければ、無駄な時間を過ごすことになります。
目的がなければ、自己分析の進め方も就活への活かし方も分からないからです。
たとえば、受験勉強であっても目的を持っていなければ、自分に必要な勉強内容も分からないまま合格もできません。
自己分析も同じで、目的を最初に決める必要があります。
周りに合わせて、なんとなく自分も自己分析するのは非常に危険です。
自己分析ができても行きたい会社に選ばれるとは限らない
自己分析さえできれば、行きたい会社に就職できる訳ではありません。
就活では、それ以外の対策も重要だからです。
たとえば、自分は弁護士に向いていると自己分析しても、努力しなければ弁護士にはなれません。
就活における自己分析も同じです。自己分析の他に面接対策やOB訪問など、やるべきことは沢山あります。
自己分析だけでなく、総合的に対策していかなければなりません。
自己分析の本当の目的
多くの就活生が間違える自己分析の本当の目的を解説します。
大きく以下の3つです。
- 得意なことを活かして働くため
- 仕事への価値観を明確にするため
- ESや面接時に企業へアピールするため
冒頭でも書いたように、自己分析の目的を明確にしておく必要があります。
それぞれ見ていきましょう。
得意なことを活かして働くため
就活生の中には、自分の得意なことを仕事にしたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
自己分析では、自分の特性や性格を理解して、得意なことを分析できます。
得意なことが仕事になれば、成果や自信に繋がるでしょう。
さらに、自分の得意な分野でスキルや知識を磨ければ、市場価値の高い人材になれます。
スポーツでも人それぞれ得意なポジションが違うように、仕事も職種や業界によって活躍できる人材は異なるのです。
自分の可能性を潰さないためにも、得意な仕事に就くことが重要です。
そのためには必ず自己分析が必要なのです。
仕事への価値観を明確にするため
これから社会人になる皆さんは、仕事への価値観について考えたことはありますか?
仕事への価値観とは「働く目的」や「ビジョン」とも言い換えられます。
人生100年時代と言われ、働く期間も増えてきた現代人にとって、仕事への価値観は特に大切です。
嫌な仕事を続けたり、共感できないビジョンを掲げる会社で長く働き続けたりするのは、精神的にも良くありません。
また、会社のビジョンに共感する同じ価値観を持った人が集まりやすいため、働く人とも合わない可能性が大きいでしょう。
実際にこのような就活の失敗事例は多く存在します。たとえば、有名企業に価値を感じて就職先を決めてしまう人や、先輩や家族など身近な存在から勧められて就職先を決めてしまう人です。
その結果、転職を繰り返してしまいます。
就職先で後悔しないためにも、自己分析を通して自分の仕事への価値観を明確にしておくと良いでしょう。
ESや面接時に企業へアピールするため
就職活動では自分の志望動機を伝えるだけではなく、企業にとって自分が必要な人材であることをアピールしなければなりません。
そのために、自己分析を通して自分の強みや特徴を分析し、理解しておく必要があるでしょう。
たとえば、学生時代の部活の経験から「自分はリーダーシップや積極性がない」と思っていた人でも、自己分析の中で、リーダーの相談役だったことや、客観的な視点でチームをサポートしてきたことに気付けます。
結果として、チームを陰で支える参謀的な存在として自分をアピールできるのです。
就活ではアピールする場面が多いからこそ、自己分析を通してアピールすべき点を見つけておくと良いでしょう。
自己分析を行うメリット
自己分析を行うメリットは大きく以下の2つです。
- 会社とのミスマッチがなくなる
- 志望動機や自己PRで詰まることがなくなる
メリットを知ることで自己分析すべき理由を再確認できます。
それぞれ見ていきましょう。
会社とのミスマッチがなくなる
自己分析を通して、就きたい職種や仕事への価値観、自分の強みなどを理解していれば、会社とのミスマッチは起きづらくなるでしょう。
会社の人事は、志望者の仕事への価値観や性格特性などを元に、会社への適性を判断します。
その会社に気に入られるために、ESや面接の場で自分を偽ると、本来の自分との適性基準がズレてしまうため、ミスマッチが起きてしまうでしょう。
自分を偽ってしまう最大の原因は、自己分析を行っていないことです。
したがって、自己分析を行うとミスマッチが起きづらくなります。
志望動機や自己PRで詰まることがなくなる
自己分析すれば、志望動機や自己PR時に詰まることがなくなり、説得力も増します。
志望動機や自己PRで自信を持って話せる内容が決まっている人は少ないのではないでしょうか。
その理由は、自分のアピールできるポイントを理解していないからです。
自己分析によって「対人関係構築力」が自分の強みだと理解できていれば、営業の現場でクライアントから信頼を得られることをアピールできるでしょう。
アピールポイントを把握していなければ、スラスラ話せず、自信なさそうな印象を与えてしまいます。
また、自己分析をしていなければ、志望動機や自分の強みの論理的な説明ができません。
その結果、人事は説得力がないと感じてしまうでしょう。
就活で重要な志望動機や自己PRを作るには、自己分析を徹底的に行い、準備していく必要があります。
自己分析の正しいやり方
自己分析は、以下の3つのステップで行うと良いでしょう。
- やり切ったこと・夢中になったこと・大変だったことなどテーマを決める
- 具体的な「1」の出来事をリストアップする
- 「2」の出来事に対して「なぜ?」と自問を繰り返す
自己分析は目的と正しい方法が大切です。
ステップごとにやり方を詳しく見ていきましょう。
やり切ったこと・夢中になったこと・大変だったことなどテーマを決める
まずは、これまでの人生の中で「やり切ったこと」「夢中になったこと」「大変だったこと」など、自己分析の対象とするテーマを決めましょう。
このような過去は自分の価値観や特性、強みを分析するきっかけとなります。
上記で挙げたテーマの出来事を具体的にリストアップする
次に、対象とするテーマの具体的な内容を思いつく限りリストアップします。
出来事はどんなことでも構いません。
たとえば「やり切ったこと」を例とする場合、以下のような出来事が考えられます。
- 大学時代に部活で野球をやり切った
- 志望大学合格のために受験勉強をやり切った
- 塾講師のバイトをやり切った
- 地域でのボランティア活動をやり切った
- 経済についての卒業論文をやり切った
テーマを決めたら、このように思いつく限りリストアップしてください。
具体的に挙げた出来事に対して「なぜ?」と自問を繰り返す
最後に、リストアップした具体的な出来事に対して「なぜ?」と繰り返し自問します。
今回は例として、「大学時代に部活で野球をやり切った」を深掘りしていきます。
「大学時代に部活で野球をやり切った」
なぜやり切れた?
「大学で日本一になる目標を入学当初から決めていたから」
なぜ日本一になりたかった?
「成功体験を得たときの嬉しさを体感したかったから」
なぜ成功体験の嬉しさを体感したかった?
「目標達成したときが一番楽しい瞬間だから」
なぜ目標達成したときが一番楽しい?
「達成感を味わった際にもっとも幸せを感じるから」
なぜ、達成感からもっとも幸せを感じるのだろう?
「1つの目標に向かって、努力し成長することが好きだから」
上記のように深掘りしていくと、これまで気づいてなかった自分の強みや特徴、価値観などを言語化できます。
やり切ったことを深掘りすれば、「目標を決めて実行するのが好き」「結果の有無がモチベーションになる」など自分の価値観が見えてくるでしょう。
こうした分析から、自分に合った仕事内容や会社も少しずつ分かってきます。
自己分析では浅い自問をしないように気をつけなければなりません。
そのため、5回ほど「なぜ?」を繰り返し自問してください。
「なぜ?」と深掘りやすい出来事もあれば、簡単ではない出来事もあるでしょう。
深堀りやすい出来事は自己分析しやすい題材なので、より説得力のある内容で企業側にアピールできます。
そのため、深掘りやすい出来事を面接や自己PRのテーマとして選んでみると良いでしょう。
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