【例文7選】通過率が上がる面接の志望動機の作り方&答え方を解説!
そこで本記事では、面接官の心をグッとつかめる志望動機の書き方や伝え方のコツを徹底解説します。
志望動機がぼんやりとしていてアピールが足りないと悩んでいる学生は必見です!
実際の面接でも使える志望動機の回答例文7選も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
人事・採用担当者が面接で志望動機を聞く理由
志望動機はもちろん「どうして入社を志望するのか」を聞くための質問でもありますが、それ以外の理由もあります。
それでは、人事・採用担当者が面接で志望動機を聞く3つの理由を解説します。
志望度の高さを知るため
人事・採用担当者は、学生の志望度の高さや内定辞退の可能性があるかをチェックしています。
その学生の熱意をはかることで、内定を出した後に辞退せずに入社してくれるかどうかの判断材料にもなるのです。
社風やビジョンにマッチしているか確認するため
学生のキャリアビジョンと企業の方針にギャップがあると、早期退職する原因になってしまいます。
企業のビジョンや目標と同じ考え方を持った学生であれば、長期的にその企業に貢献する意欲が高いです。
また社風にマッチした人材であれば社員同士がスムーズにコミュニケーションを取り、チームとして効果的に働けるでしょう。
エントリー前に自分の価値観・理想のキャリアと入社志望の企業の社風・ビジョンを照らし合わせよう
仕事への意欲を知るため
仕事への意欲が高い人は自ら進んで学び、成長し、成果を上げることに積極的です。
困難な状況でも粘り強く取り組み目標達成に向けて努力するため、企業にとって貴重な戦力となります。
また仕事にどれほど情熱を持っているかを見極めることで、チーム全体のモチベーション向上にもつながるでしょう。
ライバルと差をつける!面接の志望動機の作り方
ライバルと差をつけて大手企業からの内定を獲得するためには、志望動機のブラッシュアップが欠かせません。
ここでは、選考通過率をアップさせるための志望動機の作り方を解説します。
就活の軸を明確にする
就活の軸とは企業・業界選びで重視する価値観や絶対に譲れない条件のことです。
まずは以下のポイントを参考にして、就活の軸を決めてみましょう。
- 仕事で大切にしたいこと・価値観
- どんなキャリアを築きたいか
- どんなことにやりがいや生きがいを感じるか
- どんな社風・企業理念のもとで働きたいか
- 理想の労働環境(福利厚生・評価制度など)があるか
「自分は将来どうなりたいか」、そして「社会にどのように貢献したいか」の2つの観点から就活の軸を考えてみてください。
「長期間働きたい会社」の条件について、順位をつけて考えてみよう
志望企業ならではの強み・魅力を洗い出す
就活の軸がはっきりして志望する企業が見つかったら、次はその企業ならではの強みや魅力をリサーチしましょう。
企業ならではの強み・魅力の洗い出しには以下のようなポイントを意識しましょう。
- 革新的な技術や商品、サービス
- ユニークなビジネスモデル
- 絶対的なブランド力
- 安定した財務基盤
- グローバルな事業展開
- 社会貢献や環境への配慮
なぜその企業でなければならないのかを考える
企業研究や競合比較で強み・魅力が分かったら、次は「なぜその企業でなくてはいけないのか」を深堀りします。
どの企業にも当てはまるような抽象的な志望動機だと「どこでも同じことを言っているのではないか」と判断されてしまいます。
「自分の強みである◯◯力は、△△の特性をもった貴社で活かせる」というイメージで、自分の目標・長所と企業の強み・魅力を結びつけてみましょう。
企業で働くべき理由を具体的にまとめた例も参考にしてみてください。
- 私のコミュニケーション能力とデータ分析のスキルは、御社の顧客データを活用したマーケティング戦略の強化に貢献できると考えます。
- 御社が社会貢献活動に力を入れている点に共感し、私自身も環境保護に対する強い関心を持っております。これを仕事に活かし、御社のCSR活動に積極的に関与したいと考えています。
入社後に活躍する方法を考える
最後に、どのような立ち位置でどんな仕事をするのか入社後の活躍をイメージしましょう。
自分の経験やスキルで入社後1~2年以内に達成したい短期目標と、5~10年先のキャリアビジョンである長期目標の2つの目標を考えるのがおすすめです。
- 短期目標:「新製品のマーケティングキャンペーンを成功させる」「チームリーダーとしてプロジェクトを完遂する」
- 長期目標:「海外市場の開拓に貢献する」「部門のマネージャーとしてチームを率いる」
「毎月1冊の業界関連書籍を読む」「定期的に社内外のセミナーに参加する」といった目標達成のための手段も記載するとGOOD
面接の志望動機をスラスラ伝えるための3STEP
そんな悩みを持つ方に、暗記なしでも志望動機をスラスラ話せる簡単3STEPをご紹介します。
STEP1.志望する理由を最初に話す
面接では結論ファーストにして伝えることで、話す内容の全体像がつかみやすくなります。
企業の魅力や自分とのマッチ度を強調すると、より面接官の印象に残りやすくなります。
「御社の革新的な技術に惹かれました」「自分のスキルは御社の事業に貢献できると確信しています」など断定的にハッキリ伝えるべし
STEP2.根拠となるエピソードを加える
なぜその企業を魅力に感じたのか、そのきっかけとなるエピソードを加えます。
「〇〇という経験を通じて、△△の重要性を学びました。このスキルは御社の□□に活かせると考えています」と、自分の成長や学びを強調するのがおすすめです。
ここは面接でも深堀りされやすい部分なので、何を聞かれても回答できるよう念入りに対策しましょう。
STEP3.入社後のビジョンで締める
入社後のビジョンを伝えると、面接官は「こういう理想のキャリアがあるから志望しているのかな」とその学生の考えや価値観をイメージしやすいです。
たとえば業界の課題や企業の現状を分析して「その課題に対して〇〇を提案し、△△という手法で解決に貢献したい」という具体的な意欲を示すと良いでしょう。
また自分が何年後にどのような活躍ができるのか、先述の短期目標と長期目標をアピールするのも有効です。
面接官の心に響く!熱意が伝わる志望動機の話し方
暗記したかのように淡々と話しても、残念ながら面接官の心には響きません。
ここからは、熱意たっぷりで志望動機を伝える3つの話し方を解説します。
1~2分にまとめる
志望動機は長くなりすぎず、簡潔にまとめることが大切です。
面接官の関心を引き続けるために、話す時間は1~2分を目安にしましょう。
家族や友人に練習に付き合ってもらったり模擬面接に参加したりすることで、自分がどのくらいの時間をかけて話しているかが分かります。
3分以上かかるのはNG!どこか削れる部分がないか探してみよう
表情や身振りなどで表現する
言葉だけでなく、表情や身振りを使って自分の熱意を伝えることも重要です。
面接中はアイコンタクトを取り、笑顔を忘れずに親しみやすさと自信をアピールしましょう。
手の動きや姿勢を工夫して話の内容に合わせた身振りを加えることで、話に説得力が増します。
はっきりと大きな声で話す
自分の声がしっかりと面接官に届くよう、はっきりとした大きな声で話すことが大切です。
緊張して小声にならないように気をつけて自信を持って話すことで、相手に安心感を与えます。
適度なスピードで、明瞭に発音することを心がけましょう。
自分の言葉に自信を持ってその場での対応力を見せることで、面接官に強い印象を残せます。
面接の志望動機の回答例文7選
面接の志望動機の回答例文を7つの動機別に解説するので、ぜひ参考にしてください。
企業理念・社風を志望動機にする
企業の理念や価値観に共感し、それが自分の価値観と合致することを具体的に述べることが重要です。
その理念や社風が自分の成長や働きやすさにどう影響するかを示すとさらに説得力が増します。
「御社の企業理念である『お客様第一主義』に強く共感しています。
大学でマーケティングを学び、顧客満足度の重要性を深く理解するようになりました。特に御社が社員一人ひとりの意見を尊重し、風通しの良い社風を持っている点に魅力を感じています。このような環境で、自分のコミュニケーション能力を活かし、顧客との信頼関係を築くことで御社の理念を体現し、貢献したいと考えています。大学のゼミで培った協調性とリーダーシップを活かし、御社の成長に寄与できると確信しています。
仕事内容を志望動機にする
具体的な業務やプロジェクトに興味を持ち、自分のスキルや経験を活かせることを強調しましょう。
その仕事を通じて自分が成長できるポイントや、どのようにその職務に貢献したいのかも述べると良いです。
御社が提供するマーケティングアシスタントの仕事内容に大変興味を持っています。
大学ではマーケティングを専攻し、広告キャンペーンの企画や消費者行動の分析を学びました。特にデータ分析を通じて市場のトレンドを読み解く作業に興味があり、御社でそのスキルを実践的に活かしたいと考えています。インターンシップで得た経験を基に、御社のマーケティング戦略を支え、顧客ニーズに応えるキャンペーンを展開することで、成果を上げたいと思います。
事業内容を志望動機にする
仕事内容よりもスケールが大きいため、個人の業務ではなく企業全体の方針のどこに惹かれたのかを説明する必要があります。
自分の興味や専門知識が事業内容とどう結びつくかを具体的に説明すると効果的です。
御社の事業内容に強く興味を持ちました。
特に、環境保護に貢献する再生可能エネルギー事業に感銘を受けました。大学では環境科学を専攻し、持続可能なエネルギーの研究を行ってきました。御社の取り組みが持つ社会的意義に共感し、私もその一員として貢献したいと考えています。研究で得た知識を活かし、御社のプロジェクトに参加することで、環境保護と持続可能な社会の実現に向けて、具体的な成果を出したいと考えています。
ビジネスモデルを志望動機にする
ビジネスモデルの独自性や成功要因を具体的に挙げ、自分の学びや経験とどのようにリンクするかを説明します。
また、そのビジネスモデルに対する自身の関心や将来的にどのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
御社のサブスクリプション型ビジネスモデルに強く引かれています。
大学では経営学を学び、持続可能なビジネスモデルの研究を行いました。特にサブスクリプションサービスが持つ顧客との長期的な関係性に魅力を感じており、その分野でキャリアを築きたいと考えています。インターンシップでの経験を活かし、御社のビジネスモデルをさらに強化し、顧客満足度とリテンション率の向上に貢献できるよう、努力したいです。
商品・サービスを志望動機にする
特定の商品やサービスに対する自分の興味や感銘を具体的に述べ、自身の学びや経験がその製品・サービスの価値向上にどのように貢献できるかを説明します。
またその商品・サービスが持つ独自の強みや市場での評価を強調し、自分の志望理由を明確にすることが重要です。
御社の製品であるスマートホームデバイスに強い興味を持っています。
大学では情報工学を専攻し、IoT技術について学びました。特に、御社の製品が提供する便利さと安全性に感銘を受け、自分の知識を活かして開発に携わりたいと考えています。学業で培った技術力を活かし、御社のスマートホームデバイスをさらに革新し、ユーザーフレンドリーな製品を生み出すことで、多くの家庭に安全と快適さを提供したいと思います。
就業環境を志望動機にする
企業の柔軟な働き方やワークライフバランスの取り組みを具体的に挙げ、その環境が自分の働き方や価値観とどのように合致しているかを説明します。
そしてその環境で自分が最大限に能力を発揮し、どのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
御社の提供する柔軟な就業環境に大変魅力を感じています。
大学で学業とアルバイトを両立させた経験から、ワークライフバランスの重要性を痛感しました。御社のリモートワーク推進やフレックスタイム制度は、自分の理想的な働き方と一致しており、生産性を高めながら働くことができると感じています。このような環境で、自分の能力を最大限に発揮し、チームの一員として貢献したいと考えています。
社員の雰囲気を志望動機にする
企業のチームワークやコミュニケーション文化の魅力を具体的に述べ、その環境が自分の性格や価値観にどのように合っているかを説明します。
同時にその雰囲気の中で自分がどのように貢献し、成長できるかを明確に伝えることが重要です。
御社の社員の雰囲気に強く惹かれました。
説明会やインターンシップで感じた、チームワークの良さやオープンなコミュニケーション文化は、私が理想とする職場環境です。大学のサークル活動を通じて、チームで目標を達成する楽しさと重要性を学びました。御社のような風通しの良い環境であれば、自分の強みを存分に発揮し、チームに貢献できると確信しています。共に成長し、高い目標を達成する一員になりたいです。
要注意!マイナス評価につながる志望動機の例文
続いて「これを言ってしまうとマイナス評価になる!」というNG志望動機の例を3つ紹介します。
どの部分がなぜNGなのか、一緒に考えながら読んでみてください。
「学びたい」と受け身な姿勢
御社に応募した理由は、ここで多くのことを学びたいと思ったからです。
私はまだ経験が浅いため、御社のような大企業で学ぶ機会を得ることができれば、自分のスキルや知識を大きく伸ばせると考えています。特に、研修制度が充実している点に魅力を感じており、ここで様々な研修を通じて、自分の成長を図りたいと思います。また、先輩社員からのフィードバックを受けながら、実務を通じて成長していきたいと考えています。
この回答は、企業に対する自分の貢献意識が欠けているように見えるためNGです。
企業は即戦力としての意欲や、自発的に貢献する姿勢を持った候補者を求めているため、自分がどのように会社に貢献できるかを示しましょう。
具体性がなく他の企業にも当てはまる
御社を志望する理由は、グローバルな視野を持っており、成長している企業だからです。
御社のような企業で働くことができれば、きっと自分のキャリアにとって大きなプラスになると考えています。また、御社の社風が自分に合っていると感じ、ここで働くことができれば、とても良い環境で仕事ができると思っています。どの部署でも自分のスキルを活かせると考えており、御社で働くことがとても魅力的です。
この回答は企業に対する理解や関心が薄く、志望度が低いと見なされるためNGです。
企業は自社に対して特別な興味や熱意を持ち、自分の強みを具体的に活かせる候補者を求めているため、具体的な理由を述べることが重要です。
福利厚生など条件重視
御社を志望する理由は、福利厚生が充実している点に惹かれたからです。
特に、住宅手当や健康保険の充実度が他社と比べても非常に高く、安心して働くことができると感じました。また、残業が少なく、有給休暇も取りやすい環境が整っているため、ワークライフバランスを保ちながら働ける点が魅力的です。長期的に安定して働ける職場を探していたので、御社の条件は自分にとって非常に魅力的でした。
この回答は条件重視の志望動機は企業への関心が低く、自分の成長や貢献意欲が感じられないためNGです。
企業は自社のミッションや価値観に共感して積極的に貢献できる学生を選びたいため、条件よりも仕事の内容や企業の理念にフォーカスした動機を述べましょう。
面接の志望動機に関するよくある質問
最後に面接の志望動機に関するよくある質問に回答しているので、ここで悩みや疑問を解消しておきましょう。
ESの志望動機と同じ内容でもいい?
面接とESの志望動機は、同じような内容でも問題ありません。
ただし面接で志望動機を伝える際は、ESに記載されていない部分を深掘りして回答するのがおすすめです。
志望動機が短いと面接に落ちる?
伝えたいポイントをきちんとアピールできていれば、文章自体が短くてもOK。
10秒で話が終わってしまうなど極端に短い回答の場合はアピールポイントを盛り込めていない可能性が高いので要注意です。
面接ごとに志望動機を変えた方がいい?
面接官や選考のフェーズに応じて回答内容を変える必要はありません。
むしろ1次面接と最終面接で内容を変えていまうと「一貫性がない」と判断されて落とされる可能性が高くなってしまいます。
内容をプラスアルファで盛り込むのは問題ありませんが、全く異なる理由にするのはやめましょう。
嘘でも第一志望と答えるべき?
基本的には、どの企業にも第一志望と言った方が良いでしょう。
もし第一志望でない旨を伝える場合は迷っているポイントと企業または業界の魅力をセットで伝えるのもひとつの手段です。
伝え方の例は以下の文章を参考にしてみてください。
正直に申し上げると業界選びに迷いがあり、貴社も含めて第一志望群に考えています。
海外留学経験を通じて日本製品の多さに触れ、日本のプレゼンス向上に貢献したいと思い、海運業界、総合商社、メーカーに応募しています。特に海運業界と総合商社のどちらが自分の思いを実現するのに適しているか悩んでいます。
面接の志望動機で入社意欲を存分に伝えるべし
最後に面接の志望動機の作り方のポイントをおさらいしましょう。
- 就活の軸を決めて選んだ企業の魅力を探す
- 競合比較などでその企業でなくてはいけない理由を考える
- 入社後にどのような働きぶりができるかアピールする
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