【NTTデータの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説

NTTデータはIT業界を代表するグローバル企業のひとつで、多くの学生が注目を集めています。

しかしその反面、就職を希望する学生が多いため採用難易度が高いのが実情です。

そこで、今回はNTTデータの採用難易度や選考プロセス、応募者に求められるスキル・人物像などを解説していきます。

選考を突破するためのポイントもあわせて紹介するので、NTTデータへの就職を目指す就活生はぜひ参考にしてください。

NTTデータとはどんな会社？

NTTデータは幅広い業界に向けたITソリューションを提供している、日本の大手ITサービス企業のひとつです。

従業員数は約12万人を超え、世界各地の拠点に多様な人材が集まって活躍を見せています。

主な事業内容はクラウドサービス・ビッグデータ分析・IoTなど最新の技術を活用したシステム構築やコンサルティングといったITサービスの提供です。

最近では新たなテクノロジーの研究開発やデータ分析、人工知能（AI）の活用などの最新技術に関するサービス提供にも力を入れているようです。

幅広い分野でシステム構築やコンサルティングなどのITサービスを提供しており、SIer業界でもリーディングカンパニーとして位置づけられています。

NTTデータの企業概要はこちらをご覧ください。

社名	株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
本拠所在地	東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
設立	1988年（昭和63年）5月23日
代表取締役	本間 洋
事業内容	・システムインテグレーション事業 ・ネットワークシステムサービス事業 ・その他これらに関する一切の事業
資本金	1,425億2千万円
従業員数	139,700名

最新技術の導入やM&Aを活用した事業拡大など積極的な投資を行っているため、今後も成長が期待される企業のひとつです。

NTTデータの就職難易度はIT業界トップクラス

続いてNTTデータの就職難易度に関する特徴をまとめたので解説していきます。

入社が難しい有名企業ランキングで60位

東洋経済オンラインの「入社が難しい有名企業」ランキングでは、NTTデータは60位にランクインしていました。

NRI27位、アクセンチュア44位、日本IBM71位、日立103位、富士通142位など、競合と比較してもNTTデータの就職難易度が高いことが分かります。

順位	企業名
31	野村総合研究所(NRI)
53位	アクセンチュア
60位	NTTデータ
83位	日本IBM
95位	日立製作所
138位	富士通
158位	NEC
189位	TIS

安定性や知名度の高さ、魅力的な福利厚生やキャリアアップの機会があり応募総数が多いことが原因のようです。

NTTデータの就職難易度はIT業界トップクラス

早慶生の注目企業で第3位

NTTデータは早慶生が選ぶ就職注目企業ランキングで第3位にランクインしています。

この注目度が高い理由として「20代のうちから裁量権が与えられる」「早期にリーダー職になれる可能性が高い」ことが挙げられます。

NTTデータの採用大学ランキング・一覧

NTTデータの採用大学ランキング一覧は以下の通りです。

順位	採用大学	採用人数
1位	早稲田大学	76名
2位	慶応義塾大学	47名
3位	東京大学	23名
4位	明治大学	19名
5位	東京理科大学	16名
6位	上智大学	15名
6位	同志社大学	15名
8位	大阪大学	14名
8位	東京都立大学	14名
10位	青山学院大学	13名
11位	東京工業大学	12名
11位	立教大学	12名

有名な国公立大学・私立大学出身者の採用が多いものの、偏差値50程度の中堅大学からも採用実績があるようです。

NTTデータに学歴フィルターはない

実際の内定実績を見ると、中堅大学も一定数いるため学歴フィルターはないと思われます。

過去の採用実績を見る限り、偏差値50程度の中堅大学であれば学歴フィルターにかけられることはないでしょう。

NTTデータは学歴だけでなく人物や能力、志向性などを総合的に判断される可能性が高いです。

NTTデータに興味がある学生は、学歴フィルターを恐れずに積極的にエントリーしてみてください。

学歴に自信がない人はガクチカのアピールがおすすめ

NTTデータの選考プロセスと面接内容

NTTデータでは総合職のみの募集となっていますが、その中でさらに6つの職種別採用を実施しています。

職種別によって、選考フローが大きく変化することはないようです。

ESでは例年200~300字の設問が4つ出題され、ESに通過した人はSPIとTALの2種類のWebテストを受験します。

グループディスカッションの後には志望動機などを問われる簡単なグループ面接が行われ、選考通過すると個人面接に入るようです。

NTTデータは学生の性格やコミュニケーション能力を重視する傾向があり、学力やスキル以外にもチームワーク力や人間性を問われるケースも多いです。

NTTデータの選考を突破するポイント

NTTデータの選考を突破する4つのポイントは以下の通りです。

NTTデータの求める人物像にマッチするアピール

NTTデータの選考に突破するためには、自分がNTTデータの求める人物像にマッチすることをアピールしましょう。

NTTデータが求める人物像は以下の通りです。

-社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力」-
-最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力」-
-多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力」-

そして、それらを突き動かす強い意志と情熱。

（引用：NTTデータ「求める人財像」）

NTTデータでは、自発的に行動できる人材や変化を恐れずに興味を持って楽しめる人材が求められるようです。

また、仕事はチームで行うことが多いので仲間と協力して物事を進められるチームワーク力も重視されています。

行動力や探究心が分かるエピソードをアピールすると、面接官から高い評価が受けられるでしょう。

競合他社との違いを理解する

アクセンチュア・NRI・IBM・富士通などのSIer競合と比較して、どのような違いがあるのか企業研究しておきましょう。

数ある競合他社の中でなぜNTTデータへ就職したいのか、サービス内容や企業理念を踏まえて言語化できると良いでしょう。

OB・OG訪問をする

もし先輩や知り合いにNTTデータの社員がいる場合は、OB・OG訪問をするのがおすすめです。

OB・OG訪問をすれば、コーポレートサイトやパンフレットでは分からないリアルな企業の実情が分かります。

マンツーマンで質問ができて志望動機や自己PRもアドバイスをもらえるので、内定率アップにもつながりやすいです。

オンラインでOB・OG訪問ができたり日本の優良企業の先輩と話せるビズリーチ・キャンパスを活用してみましょう。

NTT社員とのインタビュー記事ではOB・OG訪問の必要性やメリットについて解説してあるので、参考にしてみてください。

インターンに参加

インターンに参加して、ワークを通じて実際の企業の雰囲気や業務内容への理解を深めることも大切です。

インターンシップ名	内容
リアルプロジェクトアイデアソン	・システム提案の疑似体験ができる ・文理混合のグループワーク ・社員からアドバイス・フィードバックがもらえる ・ ITを知らなくてもOK
プロジェクト型	・実際の職場に出勤 ・営業、SE、R&Dなどさまざまな業務からプロジェクトが選べる ・SI業界の現場を知ることができる

採用担当者へのアピールできるので、その場で成果を出せば早期選考に招待されます。

他の学生より先に選考に進むためにも、インターンへの参加は必須と言えるでしょう。