株式会社ケーアイ・オギワラとは?地域とともに成長する農業ビジネスの未来
株式会社ケーアイ・オギワラとは
荻原社長の才能とケーアイ・オギワラの成長
地元長野の高校を出て、学習院大学経済学部経済学科で会計を勉強していました。2003年頃にケーアイ・オギワラに新卒ながら常務として入社しました。当時はまだ10人くらいの会社でしたね。今は関連会社も含めて500人くらいの会社になりました。
事業内容と環境へ配慮した製品の魅力
ハイキャリ就活:すごい拡大ですね。それでは何をやっている会社か教えて下さい。
荻原社長:エリンギ、まいたけ、しめじ、えのき等のキノコ類の生産販売、ブドウ等の果実類の生産販売をしています。長野県に工場を幾つか持っていてトータルで5ヘクタール以上あります。
ハイキャリ就活:実際に長野の工場も見せてもらいましたがすごい規模だなとテンションが上がりました!ではケーアイ・オギワラが扱う製品の魅力を教えてください。
荻原社長:美味しい!というのはもちろんありますが、健康食としても国民の健康に寄与していることです。さらに、大豆の皮や米ぬかとかパームかす等の食品関係の副産物、要はごみになっていた部分をキノコの飼料に使うから環境にも負荷が少ないことですね。
ハイキャリ就活:他に強みはありますか?
荻原社長:通常、野菜の値段は物価によって乱高下してしまいますが、工場での生産の為、年間を通して安定した価格で決まった生産量を見込めるため、季節変動の影響を受けないんです。また地元からの応援や連携も強く、地方での農業基点となっており、雇用創出も生んでいます。地方が元気がないと日本の人口減少が起こるので、日本の社会課題にも繋がっていると思います。
ハイキャリ就活:競合他社の製品サービスと比べて、ユニークな点は何ですか?
荻原社長:ほくと、雪国まいたけ、が競合他社になりますが、一番の違いは鮮度。歯ごたえも良い、鮮度の良い採りたてを届けるようにしています。大手スーパーを相手にすると品切れしないようにストック期間を考慮せざるを得ないのですが、弊社では準大手スーパーであるライフやマルエツ等に卸しているため、高い鮮度を保てています。
企業カルチャーと社員が安心して働ける環境づくり
ハイキャリ就活:どんな企業カルチャーの組織ですか?
荻原社長:ものづくりの会社なので、毎日こつこつ一つ一つの改善を積み上げていくカルチャーですね。それを達成するためには、ちゃんとスタッフが改善工場に目を向けていられる環境でなくてはいけないと思っていますし、安定させないといけない。生活面も安定させないといけないし、福利厚生も充実しないといけないと考えています。会社の資産は工場や機械だけじゃなく一番大事なのが人。社員が良い環境下で働けるようにしないとなと思っています。
ハイキャリ就活:農業系の会社だと年齢層が高そうなイメージがあるのですが実際どうですか?
荻原社長:農業系の中では若くて、古い人を新陳代謝したこともあり、平均年齢も40歳くらいです。20代、30代も多いです。外国人の方も半分くらいいるのも特徴ですね。社内も仲良くて雰囲気も温かいですよ。
ハイキャリ就活:どんな人が活躍していますか?
荻原社長:前向きに会社の資源を使って自分たちがより新しいもの・ワクワクするものを作っていきたいという人が多いですね。海外の方でも、この会社で長くいたい、よりステップアップしたい、より豊かな生活をしたいという人が活躍しています。そういう人達が物心両面で安心して働けるようにしたいと思っていますし、会社に大事にされている感覚が重要だなと考えています。
採用情報
募集中の職種と仕事内容の概要
ハイキャリ就活:今募集している職種や仕事内容について教えてください。
荻原社長:現状、キノコ部門と農業部門の2部門があり、キノコ部門は植物工場のようなもので、ロボット化・AI化を進めています。そして農業部門に最も力を入れています。麦わら帽子かぶって草刈ってといった農家のイメージが強いと思うんですけど、もっとダイナミックで、喩えるなら「農業のディベロッパー」的な仕事です。国や行政や農協や金融機関等と提携しながら、地域全体としての開発を進めています。積極的に農業振興を弊社主導で推進していこうとしています。こういうチャレンジングな動きをうちの基盤を使って、地域に新しい農業スタイルを模索出来る人、スケール大きく仕事をしていきたい人を募集しています。職種を表す言葉はないのですが、農地を10ヘクタール開発して雇用を持ち込んで販売拠点を作るようなビジネスデベロッパーでしょうか。
ハイキャリ就活:どのような人に来てもらいたいですか?
荻原社長:ダイナミックなことを経験したい、新しいことを進んでやっていきたい人に来てほしいですね。たとえば現在農業用センサーを使ったビジネスを構想しています。日照・温度・湿度・土壌成分等を測って、半径500m以内の通信機能を持てるようにして、地域の農地に5億円くらいかけて1万台置こうと動いています。これができると農地のビックデータ化ができて、AIに読み込ませれば、各環境に合わせて適切な農業施策ができるようになります。こういったことを面白いと思ってもらえるようなやる気ある人や、データサイエンスのエンジニア等に来てもらえたら嬉しいです。
ハイキャリ就活:チャンスがたくさんありそうですね!採用プロセスはどのような流れになっていますか?
荻原社長:とてもシンプルです。社長の私と、農業部門の担当の合計2人と会って良いと思ったら採用です。
環境変化に強いマネジメントと経営のブレを防ぐ確固たるビジョンとは?
ハイキャリ就活:企業として目指しているVISION、MISSION、VALUEについて教えてください。
荻原社長:「地域そのものと利害を完璧に一致させる組織」を目指しています。そうすればサステイナブルに継続しますよね。継続して自走するシステムが大事だと日頃から思っています。会社が向かっていくミッションが地域全体のミッションと同じ方向を向いていること。環境変化があってもなくなることはないし、ちゃんとしたマネジメントがあれば、経営者が変わろうが間違った方向にブレることがないし、何よりも地域が理解してくれて応援してくれます。
ハイキャリ就活:素晴らしいですね。最後にこの記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
荻原社長:戦後農業関係にこれだけ追い風が吹くのは初めてだと思います。法改正もあったし、農業政策は前のめりになってきています。日本の農業に対して国際的な環境やニーズが高まっており、デフレ化していた農業がインフレ化してきています。非常に面白い時期。DXやAIもまだまだ行なわれていない業界だからこそ、それを最前線で作っていきたいです。チャンスがいっぱいある面白さを味わえると思うのでぜひ一緒に挑戦する方をお待ちしています!
ハイキャリ就活:荻原さん、ありがとうございました!